恋する信長 -信長物語- の商品レビュー
信長の苛烈な性格は、今までまったく好きではありませんでしたが、この話はほのぼのとしていて、自由奔放ながらも純粋な信長像がとても新鮮です。 祖父江豪(お豪)という初恋の相手がいたことは知りませんでした。 好みの男性を信長に聞かれ、スサノオノミコトと答えるところが笑えます。 お互い...
信長の苛烈な性格は、今までまったく好きではありませんでしたが、この話はほのぼのとしていて、自由奔放ながらも純粋な信長像がとても新鮮です。 祖父江豪(お豪)という初恋の相手がいたことは知りませんでした。 好みの男性を信長に聞かれ、スサノオノミコトと答えるところが笑えます。 お互い好き同士で結婚したのに、信長と濃姫との政略結婚が持ち上がり、自分達の婚姻を無かったことにされたとは、あまりにもかわいそうなお豪。 信長と濃姫とは、キツネと狸の化かし合いのような、ある意味似たもの夫婦となりますが、濃姫も決して悪役ではなく、利発できちんと物事を考えられる理想的な女性。 2人の女性に失礼のないよう、気配りをする信長がとても意外で、この作者はとても彼のことが好きなんだなあと思いました。 史実からはあまり見えてこない、ナイーブな信長像。 三角関係ではりますが、三人ともそれぞれのことをで思いやっている、美しい間柄が成立していました。 どこまで本当のことなのかはよくわかりませんが、この本で、私の信長嫌いが少し薄まりました。
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幼なじみのお豪への不器用だがまっすぐな恋心を貫く織田信長と、女遊びを勧める周囲の叔父や父。 変わった格好をして周囲から見放されるが、側近や一部の重臣には好かれるユニークで繊細な信長像を描く。 (2009/12/1 読了)
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吉乃=吉法師のもの、がいいなぁ。 ...しかしだ、吉乃さんて生駒さんちのお嬢さんじゃなかったっけ?そこんとこどーなの?
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