バケルくん(藤子・F・不二雄大全集) の商品レビュー
おもしろかったー! 連載当時なぜあまり人気がなかったのかは、たぶんはじめから順に読まないと「どういうこと?」ってなるからかも。はじめから読んでいくとめっちゃ面白い! 1話目のパパの外見がコマによって違うのも面白い。
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なぜか、幼い頃に好きだったバケルくん。 単行本、も、持ってた気がするんだけど、何度かの引っ越しのどさくさに、なくなったのかなあ。 宇宙人が持っていた人形を手に入れて、バケルくんやその家族、果てはペットに変身する、日常系SFギャグマンガ。 F先生らしい優しい楽しいマンガ。 ...
なぜか、幼い頃に好きだったバケルくん。 単行本、も、持ってた気がするんだけど、何度かの引っ越しのどさくさに、なくなったのかなあ。 宇宙人が持っていた人形を手に入れて、バケルくんやその家族、果てはペットに変身する、日常系SFギャグマンガ。 F先生らしい優しい楽しいマンガ。 ずっと長いこと、全話収録のこの一巻本を手に入れたくてしょうがなかったんだけど、甥っ子へのクリスマスプレゼントとして購入して、ついでに先に読ませていただきました。(失礼) 厳密には、ドラえもんと共演した『ぼく、桃太郎のなんなのさ』だけ、『ドラえもん全集』の方に収録されているため、全話収録と言いながら、全話ではないですが、それはドラえもんを手に入れれば済むことですので。 いろいろな人形を使って、そのそれぞれのキャラクターになりきる、と言う、ある意味では演劇的・お芝居的な面白さが、幼い頃のぼくの心を捉えて放さなかったのか、どうか、その辺はちっともはっきりしませんが。 相変わらず、面白い作品でした。 好きだわこれ。 バケルのお父さんの財布は、いくらでもお金が出てくる不思議な財布。 あの財布、欲しいなあ……。 人形よりも、あの財布。 欲しいなあ……。 追記: 『まいっちんぐマチコ先生』のえびはら武司先生のあとがきも、面白かったですよ。 F先生「子どもはお金が好きなんだよ」 大人も好きですよ、先生。
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宇宙人からもらった不思議な人形で人形に変身できるようになったカワルくんが主人公。ドラえもんと同時期連載もしていて、コラボ作品も描かれている作品です。
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「バケルくん」は、子どもの頃、ものすごく好きだった記憶があるんですよ。 でも、バケルくん自体がけっこうマイナーで、その後、読み返す機会ってなかったのです。 で、今回、読み返していて、けっこう、お金で解決することが多くて、ちょっと、ビックリしました。 でも、そういえば、 「ド...
「バケルくん」は、子どもの頃、ものすごく好きだった記憶があるんですよ。 でも、バケルくん自体がけっこうマイナーで、その後、読み返す機会ってなかったのです。 で、今回、読み返していて、けっこう、お金で解決することが多くて、ちょっと、ビックリしました。 でも、そういえば、 「ドラえもんのポケットより、バケルくんのパパの財布が欲しい……」 ってなことを言っていたような記憶があるような、ないような。なんちゅう、子どもだ(笑) まあでも、お金があれば、あんなことも、こんなこともできるのにというのは、子ども時代は、けっこう考えていたんだと思います。そのあたり、子ども心をものすごくくすぐるマンガなんだったんでしょう。 ……今も、そういう想像は、しないわけではないですけどね。 バケルくんは、その能力の不自由さが、なんともおもしろいです。 これも、発表順の編集の方がよかったです。 というか、「ドラえもん」以外は、この編集、しなくていいのでは??
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未収録分に加えて新たに『別冊コロコロコミック』に掲載された新しいシリーズも加えられてすべてが一冊にまとまった。面白い設定(宇宙人からもらった大量の人形、鼻を押すと心が人形に移動して大きくなり動けるようになる。一方で自分の体は人形になってしまう。)なのでもっとたくさんのエピソードを...
未収録分に加えて新たに『別冊コロコロコミック』に掲載された新しいシリーズも加えられてすべてが一冊にまとまった。面白い設定(宇宙人からもらった大量の人形、鼻を押すと心が人形に移動して大きくなり動けるようになる。一方で自分の体は人形になってしまう。)なのでもっとたくさんのエピソードを読みたいのだがこれがすべてである。 基本的にはバケルくん、ユメ代(姉)、父、母、犬のバケ田一家の人形を利用する。賢く俊敏なバケル、美人で頭のいいユメ代、財布からいくらでも現金をとり出すことができる父(現金の謎はエピソードで語られるが、この設定はいささか問題あり)、掃除と料理は母(特筆すべき能力はないという問題)、昼寝するときと臭いを追跡するときは犬(普通の犬である)という具合である。その他にもホームズやターザン、透明人間、フランケン、魔法使い、サンタ、宇宙人、円盤、パンダ、熊、恐竜、クジラ、鳥などさまざまな人形に変身することができて楽しい。 『パーマン』でもそうだったように、読み切りだが新しい技などを習得するパターンも面白い。バケ田一家以外の人形を大量に発見したり、最初は一対一であった変身も人形を五体並べて同時に押すことで同時に行動できることを覚えたりする。複数の人形に変死にした場合は同じ動きになってしまうのだが、訓練によって別々の行動をできるようになる様が描かれるなど、読み手も同時に体験しているような感覚を覚える。 いまいち人気が出なかったのは主人公のカワルのつまらなさが問題なのではないか。のび太ほど駄目でもないし、キテレツのように熱心でもなく、行き当たりばったりで生活するいたって凡庸な少年。自分が変身するバケルに嫉妬する駄目さは最後のエピソードで爆発する。 追加された『別コロ』版は総じて面白くない。最初のシリーズが面白過ぎるだけに残念である。 重複になっても構わないので『ドラえもん』とのコラボ作品「ぼく桃太郎のなんなのさ」も加えて欲しかった。
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「ドラえもん」作中ではのび太が日常を超越して楽をするには ドラのお小言があったり、最終的には道具の使い方を間違えて因果応報 で終わる一種の教訓めいた構成が多いが 「バケルくん」のカワルにはそういうストッパー要素が皆無なのが地味に恐ろしい。 カワルものび太のようにミスをするが最終的...
「ドラえもん」作中ではのび太が日常を超越して楽をするには ドラのお小言があったり、最終的には道具の使い方を間違えて因果応報 で終わる一種の教訓めいた構成が多いが 「バケルくん」のカワルにはそういうストッパー要素が皆無なのが地味に恐ろしい。 カワルものび太のようにミスをするが最終的には辻褄をあわせてしまう。 F短編ならオッサンになったころ突然人形が使えなくなったりして「楽し続けた負債」が最後に一気にくるんだろうなぁ。
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