あめのひ の商品レビュー
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〝雨が降りだした 「ほら、聞こえる」 窓にピシャピシャ、屋根にバラバラ、街中すっぽり、雨、雨...野山に降る雨、丘にも降る...雨水は流れ、山を下って川から川へ、海にあつまって、うねり、泡立ち、果てしないわだつみへと...〟自然のいとなみの中で生きている地上の生きもの、街なかで雨と遊ぶ一人の少女を描いた、ユリ・シュルヴィッツの『ゆき』に先立つ絵本。☂
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雨だれが窓を濡らす 煙る街並み 雨 雨 雨 傘をさし 人はどこに急ぐのか 雨どいを どぶを流れて 街も 野山も 雨の中 丘も草木も濡れている かえるは池に飛び込んだ 水は山を下って 川から海へ 波はうねって渦をまく 雨 雨 ・・ 雲の切れ間に虹がさす...
雨だれが窓を濡らす 煙る街並み 雨 雨 雨 傘をさし 人はどこに急ぐのか 雨どいを どぶを流れて 街も 野山も 雨の中 丘も草木も濡れている かえるは池に飛び込んだ 水は山を下って 川から海へ 波はうねって渦をまく 雨 雨 ・・ 雲の切れ間に虹がさす ことりが水場に降りてきた 子どもが裸足でかけてくる みずたまりは そらのかけら ぴょんと とびこそう あめ まちじゅう あめ うえきばちの はなも せのびしかけてる ごらん 思わず絵に見入ってしまいました。 水の循環を教えてくれます。 世界がまるいことも! 雨に濡れた岩の表面や、光さす水たまりの描き方がとても素敵です。
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雨が降り出した。 窓にあたる音。屋根にかかる音。 やがて、ざあざあと。 山を下って海へ流れていく。 ごうごうと音を立てて。 うねり あわだち てんまて とどけ 雨のようすを女の子がみている。 けっしてゆううつでもたいくつでもない気がした。 うえきばちの花 せのびしかけてる。
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雨の日の景色をつづった絵本。 少女の部屋の窓から、町、山、池、川、海まで行って、雨が止んだら、子供たちのそばに戻ってくる。 ページをめくる度に移動する世界が美しい。流れるような気分。 アメリカの昔の絵本なので、町の風景とかは異国な感じで、それもまた趣きがある。
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長女一歳7か月で図書館から借りて読む。 多分に詩的で美しい絵本、親の私は嬉々として見入っていたが、娘には難しかったようで、ほとんどこの本を手に取ることはなかった。
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街に降る雨、野山に降る雨、流れを作り、やがて海へ注ぎ、そしてまた私の足元で水たまりとなる。 いろんな所へ私を運んで、いろんな雨音を聞かせてくれた。
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◆原題:RAIN RAIN RIVERS (1969) 訳:矢川澄子(1972) ◆絵本だけど、五感にうったえてくる。雨の音。湿った匂い。長靴に入り込む雨。しっとりと濡れてくる髪。子供部屋の中から山の上、海の沖まで。この静かな雨の日の空気、とても好き。◆そして、「みずたまりは そらの かけら」とは、なんて素敵な感性! ◆なんとなく、読み語りで読むのもったいない。黙って静かにこの絵本を楽しみたい。
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烏兎の庭 第一部 絵本 3.4.03 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/ehon/tanpyo.html#030304
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☆日本図書館協会選定図書 雨を楽しむ少女。「水たまりは空のかけら」という表現が良い。しっとりと読める絵本です。
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