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かえるのつなひき の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2023/01/04

母が版画、創作絵本で儀間比呂志先生に師事していました。力強い版画と沖縄の風景が素晴らしい。戦争画絵本も皆さんに読んでほしい。 楽しい昔話もたくさん有ります。 沖縄名護駅に先生の絵が飾られています。

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2022/07/12

虫送りの行事の一端を、生態系の一部であるカエルが担っているという構造にめちゃくちゃ感動して納得した。そして綱引きは世界各地で行われている行事で、ここでは豊年満作を願うお祭りとして描かれている。

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2019/06/30

稲作とカエル。虫の大量発生で稲が燃やされ食料難になり、自分たちカエルが食料にされてしまうのは困ると、カエルが虫を追い出す作戦をする。

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2017/05/20

所々に沖縄の方言が使われているのも味があってよろしい。ある村の稲に害虫がついて、島中の田んぼに広がるのを怖れた王さまは、村中の稲を焼き払えと命令します。困ったのは人間だけではありません。人間は食い物がなくなったらおれたちをとって食うにちがいない。 かえるたちは長老に相談にいきます...

所々に沖縄の方言が使われているのも味があってよろしい。ある村の稲に害虫がついて、島中の田んぼに広がるのを怖れた王さまは、村中の稲を焼き払えと命令します。困ったのは人間だけではありません。人間は食い物がなくなったらおれたちをとって食うにちがいない。 かえるたちは長老に相談にいきます。長老のだした答えは… ユーモラスで、いきいきしたかえるの絵が魅力です。 小学校低学年くらいから。 6分。

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2012/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の沖縄。 ある村の田んぼの稲に悪い虫がつき、島中の田んぼに広がりかねなかった。心配した王様は村中の田んぼを焼き払うように命じる。 それを聞いていたその村のかえるたちは、人間達は米がなくなればかえるを食うだろうと恐れて、年寄りの物知りかえるに相談した。 物知りかえるは、「あぜ道でお祭り騒ぎをして虫を驚かせ水に落ちさせれば死ぬだろう。それには綱引きがいちばん」と言った。 かえるたちはさっそくお祭りの準備を始めた。 縄をなうもの、太鼓の革を張るもの、行列の旗を作るものと大騒ぎ。 次は行列の稽古。まずは二本足で立つ練習。そして太鼓の練習。 次の日、村人達がしぶしぶ田んぼを焼こうとやってきたところ、かえるがこれからお祭りをして虫を追い払うので見に来てくださいと誘った。 そろったかえるの数はなんとせんびき、いや数えられないほど! ホラ貝が鳴り、太鼓が鳴り、綱引きが始まった。そのおもしろさに村人達は大声ではやし立てた。そのにぎやかさに虫は驚き、水に落ち始めた。太陽が傾き初めてもかえる綱引きの勝負はつかない。 その様子を天から見ていた雷が喜んで太鼓を叩いたからぴかっぐわらーん!雨が降り始めた。村人達は大喜び。かえるもつなを放り投げ「虫はしんじゃった」と言いながら田んぼへ飛び込んだ。 この大雨で虫は流されて死に、稲は命を散り戻し、この年島は豊年満作だったと。

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2011/10/09

沖縄の昔話。田んぼに虫がわき、人々は焼き払うことに決めたが、食べ物がなくなることで自分たちが食べられるのではと危惧したかえるたちのお話。「ちゃすがやー」(どうしよう)など、ところどころに琉球語がのっている。ふちどり色濃く、沖縄らしい絵。

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2011/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沖縄の昔話。 かーまかーま昔、田んぼの稲に悪いむしがついたので、王様は村全体の稲を焼き払うように命じた。それを聞いたカエルたち。あぜ道でおまつり騒ぎをして、悪いむしをおどろかせて、水におちて死ぬようにさせようと相談しあった。それには綱引きが一番じゃ!とばかりに、カエルは盛大な綱引きをおこなった。悪いむしは水に落ちて死に、カミナリ様までやってきて雨を降らせ、この年の島は、豊作となったとさ。 沖縄弁で書かれているので、読み聞かせするにはイントネーションが分からないところもあるけれど、イラストも明るく、話しも楽しい。

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