ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング の商品レビュー
【きっかけ】 アツシさんとの「読んだ本の情報交換」がきっかけ。 【アマゾンの紹介文】 忙しいビジネスライフから導き出した「量」より「質」の読書法を現役商社マンが伝授。 本を読む時間の確保術から本の選び方、読み方、読後のフォローアップの方法まで、 今日から実践できるア...
【きっかけ】 アツシさんとの「読んだ本の情報交換」がきっかけ。 【アマゾンの紹介文】 忙しいビジネスライフから導き出した「量」より「質」の読書法を現役商社マンが伝授。 本を読む時間の確保術から本の選び方、読み方、読後のフォローアップの方法まで、 今日から実践できるアナログ的ノウハウを大公開。 速読や多読で月に50冊や100冊もの本を読む行為は、学者や評論家ならまだしも一般の ビジネスマンにとっては現実的な数字とは言えない。 「せっかく時間をかけて読んだ内容を忘れてしまう」「もっと本から得た知識を活用したい」 というビジネスマン、読書人のための正攻法読書術。 【目次】 第1章 クオリティ・リーディングという考え方 第2章 クオリティ・リーディングのための時間確保術 第3章 クオリティ・リーディングのための本の選び方 第4章 クオリティ・リーディングのための本の読み方 第5章 クオリティ・リーディングのためのフォローアップ 【ポイント】 12/読書の目的は、読書をすることで知的刺激をうけ、その刺激をもとにして 「自分で考える」こと 14/この本の中核をなすのが、「批判的読書」 書き手の言い分を鵜呑みにしない読書のすすめ。 15/「知識受容型」から「知識創造型」に変わるためには、考えるための批判的な読み方が必要 30/本を読みっぱなしにせず、読後に何ラ家のフォローアップを行うことで、読書は初めて完結する。 47/読書時間確保術:毎朝1時間と土日の最低3時間の確保のすすめ 60/「スキマ時間」と「まとまった時間」の性格の違いを考慮して「適時適書」を心がける。 82/リアル書店でのセレンディピティを大切にする。 100/新聞朝刊第一面最下段の「三八ツ」広告には、広告元の中小出版社が自社の運命をかけるような自身作が多い。 105/最近は、本の中で、本に関する情報が提供されるようになった。 本との出会いは一期一会。本が腰を低くして挨拶して来たのだから、その機会を逃すな。 108/◆読んだ本の情報交換を積極的にしていただきたい。 116/第1章の出だし部分は著者が一番ちからを入れて書いているところ 122/「適時適書」のすすめ:◆「時間に応じて、読む本の種類を変える」 126/「スキマ時間」の適書とは、「読むことをどこで中断してもよい本」 130/「適法適書」のすすめ:本の種類に応じて、読み方を変えていく。 132/岩波新書、中公新書、講談社現代新書の「三大新書」が支配的だった 時代の新書と現在の百家争鳴の新書では質が大きく違う。 信頼と重厚さが感じられない。 134/一般文庫本は、書き込みもせずどんどん詠み進める。 学術文庫はペンとノートを準備 学術文庫はスキマ時間に読む本ではない。 136/一度読みかけた専門書は一冊読み終わるまで投げ出さない。 専門書を読む目的には、知的忍耐力を鍛える側面がある。 145/たまには、私達も多少背伸びをして、少し頭をつかわなければ理解でき ないような本にも手を伸ばして読む必要がある。 146/自分にとっての究極の1冊というべき「ザ・ブック」を持つ 151/「羊の読書」←→「狼の読書」 常に批判的精神を持って、著者の言うことに常に疑問を持ち、簡単に 納得しない 「著者はなぜこんな主張をするのか」 「その裏にはどんな目的があるのか」 「著者の主張を覆すような反論ができないか」 174/「重要なホイントを押さえ、本を読んだ後で「その内容をどう生かす か」の方が大事。 (本田直之゜リバレッジ・リーディング) 203/「クオリティ・リーディング」を実行するためには、 先ず本を読むための時間を作り出し、 得た貴重な時間を使って読むに値する本を探しだし、 その上で、読書から最大限の効果をあげるためにはどのように 読んだらよいかを考える そして、最後に読んだ内容を最大限に活用できるように 「読後のフォローアップ」として、ノートへの書き写しをする。
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読書量を増やして「量」をこなすことの重要性を説く読書本が多いなか、厳選した本を精読することが一般的なビジネスマンにとって有益だとする一冊。 個人的に今までの読書本では最も印象に残った「ロジカル・シンキング・リーディング」とは一見対極的な本と言える。 しかし、両者は読書の目的・...
読書量を増やして「量」をこなすことの重要性を説く読書本が多いなか、厳選した本を精読することが一般的なビジネスマンにとって有益だとする一冊。 個人的に今までの読書本では最も印象に残った「ロジカル・シンキング・リーディング」とは一見対極的な本と言える。 しかし、両者は読書の目的・求めるものが異なる。 「ロジカル・・・」は、本の内容を文字通り「情報」と捕らえ、自分が直面する課題を解決するための材料とする手法を論じている。 対して本書は、より長期的に論理的な思考力を養い、自分の視野を広げることを主眼に置いている。 どちらが正解というわけではない。 自分が読書によって何を得ようとするかによって変わるものだろう。 読書の幅を広げるという意味で、この2冊に出会えたことは今年の大きな収穫の一つといえる。 ---------------------------------------------------------------------------------- ・もし単なる知識獲得や娯楽目的ではなく、読書から知的刺激を受けて、それについて考えたり、自ら考えをまとめていくという「創造的読書」を目的とするのであれば、「少なく読んで多く考える」という読書の「質」をより重視した「クオリティ・リーディング」を目指していく必要があるのです。 ・自分の論理的思考力の強化やアイディアの厳選になるような「筋肉質の知識や情報」を、いかにして、できるだけ多く身につけるようにするかということです。 ・本を読みっ放しにせず、読後に何らかのフォローアップを行うことによって、読書は初めて完結するのです。
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