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バブルの興亡 の商品レビュー

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2012/03/18

現在は平成の時代ですが、今でも徳川家の方は活躍されているのですね。この本は徳川将軍家直系19代目の徳川家広氏によって書かれた本です。 徳川氏の書かれたバブルの発生原因(p40)によれば、アメリカのサブプライムローン問題が解決するまで、日本が低金利を取り続けるのであれば、バブル...

現在は平成の時代ですが、今でも徳川家の方は活躍されているのですね。この本は徳川将軍家直系19代目の徳川家広氏によって書かれた本です。 徳川氏の書かれたバブルの発生原因(p40)によれば、アメリカのサブプライムローン問題が解決するまで、日本が低金利を取り続けるのであれば、バブルの再来もあり得るのかと思いました、果たしてまたバブルが起きるのでしょうか。 そのタイミングは2011~12年あたりで、2013年に本格化(p229)次のバブル崩壊で一番の被害をうけるのは、現在の特権層(p266)だそうです、価値観が変わることは覚悟しておく必要があると思いました。 バブルが起きる前に対応すべきことは、実物資産(徳川氏によればゴールド)を購入すべきというメッセージを受け取りました。買うタイミングも解説されていますが、私にはその見極めが難しそうなので、毎月積立ていくのが良いのかなと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・日本が学んだ本当のバブル崩壊の教訓は、スピードの遅い速いに関係なく、バブル崩壊後の経済危機に対しては金融緩和は効果がないということ(p10) ・バブルの定義とは、ある社会において資産の価値が著しく過大評価されている状態である(p26)・資産価値とは、その資産から一定期間で得られる収入(期待収益)と、同じ期間に預金から得られる金利との比較から決定される(p28、32) ・バブルは、金利を司る当局(中央銀行)が、何らかの理由で利上げを行えない場合に発生する(p40) ・中央銀行が大幅な利上げを実行、市場の参加者を幻滅させるような事件が起きる、はいずれもバブル崩壊の原因だが、どちらが先に起きるという順番はない。(p58) ・第一次世界大戦においてイギリス、フランスがドイツからの賠償金取り立てに固執したのは、アメリカが戦時中の融資の返済条件の緩和に応じなかったから(p83) ・アメリカでのITバブルにおいて消え去った資産額は、7兆ドルでありGDP比較で見ると1930年代の大不況、日本の不動産バブルさえも上回るものであった(p93) ・1994年にロシア政府は多額の資金を高利で借金をしていた、外貨建で1400億ドル、ルーブル建で600億ドル、GDP(4400億ドル@1997)の半分程度、1998年8月にIMF再度救済支援を断られて、ルーブル切り下げを表明した(p101) ・住専に出資している農協系の金融機関などが、総額で6兆円を上回る債権を放棄することで、不足分の6850憶円を公的資金で補填することになった(p153) ・村山社会党は、「そもそも国家には非常事態が存在しない」という前提に立って非武装中立論を展開していたので、村山は地震にもテロにもなすすべが無かった(p154) ・長期信用銀行の仕組みはアメリカへのキャッチアップ段階では機能したが、1990年代には存在価値を失った、アメリカの経済攻撃で滅んだのではない(p179) ・2007年時点で、アメリカの対外債務はGDPの18%近くの2.37兆ドルに積み上がった、これはイタリアのGDPに相当する(p193) ・日本経済が回復しようとも、サブプライムの傷跡から回復できないアメリカを支えるために、日銀はゼロ金利を続けざるを得ない、これはバブルの原因(p40)となる(p198) ・2007年9月から金融商品取引法(証券取引法及び金融先物取引法を総合した法律)は、銀行業と証券業を事実上撤廃する効果を持つ(p202) ・過去を振り返ると、バブルが発生するのは、危機の2年後である、今度くるバブルは史上空前の巨大規模になると予想される(p205、208) ・バブル期には金の価値は下がることになるので、「バブルからインフレ」の局面ですべきことは、金の購入である(p249) ・金の価値が上がるのは、通貨に対する不安が続いているときのみ、インフレ退治が行われば金の価値は下がることに注意(p255) ・危機が起きれば土地と株を買い、バブルが熟したら金に買い替え、ハイパーインフレに対する批判が強まり出したら、現金化してタンス預金が良い(p262) ・次のバブル崩壊(廃墟経済)で精算される特権層とは、大企業の中で溜まっている中高年の正社員層、高級住宅街で過ごす老夫婦、仕事のわりに高給と生活を保障される特殊法人である、能力のわりに報酬が良い「美味しい仕事」がなくなるだけ(p266) ・2009年8月の総選挙で民主党が勝利できた根っこにある原因は、小泉時代に進められた「平成の市町村合併」により、自民党の集票マシーンである地方議員が激減したため(p270)

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2011/02/25

2010/7/6: 前半、バブル​の基礎の本として分かりやすい。​ 後半は予測だから、どうなるかな​ぁ?”

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2010/07/24

[ 内容 ] 未曾有の大暴落は、いつ日本人を襲うのか? 欧米の金融マフィアに精通した著者が病んだ資本主義の終末を予言。 [ 目次 ] 第1章 バブルはどこから来て、どこへ行くのか 第2章 四つのメガバブルから未来が見える 第3章 「失われた二〇年」の正体 第4章 空前の狂乱経済...

[ 内容 ] 未曾有の大暴落は、いつ日本人を襲うのか? 欧米の金融マフィアに精通した著者が病んだ資本主義の終末を予言。 [ 目次 ] 第1章 バブルはどこから来て、どこへ行くのか 第2章 四つのメガバブルから未来が見える 第3章 「失われた二〇年」の正体 第4章 空前の狂乱経済へ、起爆剤は出揃った 第5章 巨大バブルが復活したら、日本はこうなる 第6章 巨大バブルが崩壊したら、どう身を守るのか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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