ひとごろし の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この小説を読んだ後、誰かに「愛してる」なんて言われようものなら叫びながら逃げ出したくなります。 こんな思いをしなきゃいけないなら愛なんて要らないし愛してなんか欲しくない! そう思ってしまうほど人間の歪みや狂気がリアルに描かれています。 主人公が肉体関係を持った弓恵からストーカー紛いのことをされ、さらに家族の一員として妹や継母から歪んだ愛情を向けられ、逃げ道がなくなり追い詰められていく様子に呼吸が出来なくなるような恐怖を味わいました。 ラストでは、さらなる恐怖が待ち受けていて、怖いけど面白くて一気読みでした。
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中途半端で終わった感がある。 この本に出てくる女の人全てが愛によって狂っているのか、主人公がそのように感じていたのか。
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フリーライターの泰史が馴染みの料理屋で出会った薄い弓恵の記憶の欠如とその本性と過去。愛を免罪符にした弓恵や家族の繋がりに執着する異母妹、距離を詰められると激しく拒絶する泰史と、覗き込めば誰もがおかしいような揺らぐ普通に引き込まれた。冒頭の子供の死と夫や義母の冷たさは同情を誘うけれ...
フリーライターの泰史が馴染みの料理屋で出会った薄い弓恵の記憶の欠如とその本性と過去。愛を免罪符にした弓恵や家族の繋がりに執着する異母妹、距離を詰められると激しく拒絶する泰史と、覗き込めば誰もがおかしいような揺らぐ普通に引き込まれた。冒頭の子供の死と夫や義母の冷たさは同情を誘うけれど違うのかなあ。
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最後にチャイムを鳴らしたのは誰だったんだろう。 なんだか真綿で首を絞められるような、じわじわ追いつめられていくような。 それがサスペンスなんだろうけど、私はあまり好きではない。 ーーー 本郷に住むフリーライターの野本泰史は、通いなれたなじみの店「琥珀亭」で水内弓恵と出会う。見るか...
最後にチャイムを鳴らしたのは誰だったんだろう。 なんだか真綿で首を絞められるような、じわじわ追いつめられていくような。 それがサスペンスなんだろうけど、私はあまり好きではない。 ーーー 本郷に住むフリーライターの野本泰史は、通いなれたなじみの店「琥珀亭」で水内弓恵と出会う。見るからにおとなしげで目立ったところがなく、存在感が希薄な女。泰史は、そんなはかなげな弓恵に少しづつ惹かれていく。だが、弓恵には少なくとも四年以上の記憶の欠如があった。彼女の過去にいったい何があったのか? 「汝の名」「女神」の著者が描く、極上の長篇サスペンス、待望の初文庫化!
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「愛している」。 とても素晴らしいはずの言葉も、使いようによっては怖ろしい言葉にもなってしまう。 すべての免罪符に「愛している」を持ってこられたのでは、まともに相手をしていては対抗することなど出来ない。 話にならない!!というのは、こういう人間に対して使うものなんだろう・・・と思...
「愛している」。 とても素晴らしいはずの言葉も、使いようによっては怖ろしい言葉にもなってしまう。 すべての免罪符に「愛している」を持ってこられたのでは、まともに相手をしていては対抗することなど出来ない。 話にならない!!というのは、こういう人間に対して使うものなんだろう・・・と思った。 中盤までは読み応えがあったのに、どんどん迷路にはまり込んでいくような感覚に陥った。 それこそが明野さんの狙いだったのかもしれないけれど。 どうやら私はこの手の物語が苦手らしい。 どこにも救いのない話・・・読み終わった後の陰鬱とした思いはどうしたらいいのだろう。
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主人公の気持ち、共感するトコロが多かったですが、周囲も止めろという人に一時的とはいえ、惹かれたのはわからん。 あと妹の失踪?の原因というか理由はちょっと苦しいのでは?
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フリーライターの野本泰史は、14年間毎日のように通っている洋食屋のオーナー夫婦に、新しく雇ったという店員・水内弓恵を紹介される。おとなしそうな人柄に好感をもちつつも、なぜ突然人を雇うことにしたのか、そして紹介したわりには親しい関係になるなという夫婦の忠告に疑問を覚える。そして店...
フリーライターの野本泰史は、14年間毎日のように通っている洋食屋のオーナー夫婦に、新しく雇ったという店員・水内弓恵を紹介される。おとなしそうな人柄に好感をもちつつも、なぜ突然人を雇うことにしたのか、そして紹介したわりには親しい関係になるなという夫婦の忠告に疑問を覚える。そして店を訪れたある女性の正体から推理し、弓恵が過去に大変な犯罪をおかしているということに気づいてしまう。 次第にあらわになってくる弓恵のストーカーぶりはもちろんのこと、この作品にはかなり強烈な女性達が何人も登場する。異母兄妹の萌子の兄への執着心は特に強烈。確かにこれは異常で、主人公が逃げたくなるのも無理はない。どうしてそこまで家族に執着するのかはいまいちわからなかったが、弓恵vs萌子の戦いは女性の怖ろしさがものすごく表れていた。でも長すぎて正直途中で飽きてしまった。
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弓枝を殺そうとしたが、勘づかれていたシーンではゾクゾクっとした。 読み終わったあと、あまりの怖さに落ち込んだ。
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主人公の男性ライターが、いきつけの洋食屋で働くよになった 暗い女性に惹かれて調べて行く話。 結局その女は昔殺人をしててどーの という。 暗かったです。
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たぶん、タイトルが「人殺し」とか、「人ごろし」、「ヒトゴロシ」であったなら手に取らなかったでしょう。 平積みにはされていないけれど、そこそこPR出来る場所にその本は鎮座していました。帯から察するに、今はやりの、書店員おすすめ本。 ひらがなの魔術、でしょうか。ひらがなにすると...
たぶん、タイトルが「人殺し」とか、「人ごろし」、「ヒトゴロシ」であったなら手に取らなかったでしょう。 平積みにはされていないけれど、そこそこPR出来る場所にその本は鎮座していました。帯から察するに、今はやりの、書店員おすすめ本。 ひらがなの魔術、でしょうか。ひらがなにすると生々しく、ぐっと現実味を帯びてくるように私は感じます。日本語はひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字があります。こんなにいろいろな表現方法がある言語なんてないでしょうね。 内容も、背筋がぞわぞわするほどでした。こうして男はだまされるというか、女性作家がしんねりづよい女を書くとこうも生々しくなるものか。
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