東京あんこ案内 の商品レビュー

時川真一【絵・文】

2017/10/03

著者の“あんこ愛”に溢れた本。
読みやすい文章と親しみやすい個性的なイラスト。
きっちり店主からも話を聞いていますし、
その店主さんたちの笑顔の絵が、実に良い(^^♪
あんこの色の表現にも愛が込められています。
表紙の文字が縦書き･･･なのに左開き？
ちと、とまどいましたが･･･本文は横書きですね。

2010/11/17

イラストが実においしそうに書けている．東京のあんこの有名な店はだいたい載っているようなので，あんこ好きの人は持っていると便利かも．

2011/10/20

パリパリッ、ニコニコ、しっとり、ふわっ、ヒエヒエ〜、ツブツブ、ふにゅっ、ムチッ、ごつごつまめまめ、ホコッ、むっちり、ねっとり、堂々、まろやか、ドーン、とろ〜り、たっぷり、カリッ、ホワッ、もちもち、ぺったり、どっしり、キリッ、トロッ、ヒンヤリ。

どれも本書の美味しそうな和菓子のイラストに添えられていた擬音語や擬態語などです。これだけでも、なんか美味しそうでしょ。

本書には、手作り「あん」の美味しいお店が44軒紹介されています。写真は1枚もなく、すべて迫力のイラストで紹介されています。著者が情熱を込めたあんこ菓子のイラストはどれも美味しそうで、「食べたいなぁ」という気持ちにさせてくれます。

突然ですが、問題です。（突然問題を出したくなりました）

問１　近年の「たい焼き」ブーム。　　（5点×3）
　　　 通称“東京たい焼き御三家”といえば、どの３店？
　　　 次の中から３店を選びなさい。
　　　　（1）人形町の「柳屋」
　　　　（2）神保町の「神田達磨」
　　　　（3）根津の「根津のたいやき」
　　　　（4）四谷の「わかば」
　　　　（5）浅草の「写楽」
　　　　（6）恵比寿の「ひいらぎ」
　　　　（7）麻布十番の「浪花家総本店」
　　　　（8）子門真人の「およげ！たいやきくん」

問２　享保２（1717）年から代々続く江戸の味
　　　 向島「長命寺の桜もち」　　　（5点×2）
　　　　（1）中のあんは、「つぶあん」、「こしあん」、どっち？
　　　　（2）餅を包む桜の葉は通常何枚？

問３　江戸末期創業の、向島「言問団子」。 （5点）
　　　 ３色の団子は、小豆餡と白餡と、もうひとつは何餡？　

問４　「どらやき」
　　　 現在のような２枚の皮であんを挟んだ形で
　　　 初めて売り出した店はどこ？　（10点）

問５　「豆大福」
　　　 京都では出町ふたばが「豆餅」の名で
　　　 明治の頃から売っていた。
　　　 では、東京で初めて売り出した店はどこ？　（10点）

問６　「たいやき」の元祖の店はどこ？　（10点）
　　　　【ヒント】問１の選択肢の中にあり。

問７　貞和５（1349）年創業、築地の「塩瀬総本家」。
　　　 初代・林浄因が考案した和菓子は何？ （10点）

問８　千住の「かどや」の名物「槍かけだんご」。
　　　 歴史上のある有名人物御一行が、休息の際
　　　 槍を立てかけたという松の木が近くにあった
　　　 ことからこの名がついた。
　　　 さて、この歴史上の人物とは誰？　（10点）　

問９　作家・池波正太郎が贔屓にした
　　　 神田の老舗甘味どころ「竹むら」。
　　　 こちらで人気のまんじゅうは、何まんじゅう？　（10点）

問10　草だんごが名物の、柴又の「高木屋老舗」。
　　　 この店はある映画で
　　　 主人公の実家のモデルになった。
　　　 その映画のタイトルは？　（10点）

80点以上のあなたは……すごい！