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バッド・モンキーズ の商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2010/06/19

このB級感が堪らなく好み。チープなガジェット、妄想と真実が交差しているような不安定さは最高にブッ飛んでいる。

Posted byブクログ

2010/06/09

テンポ良く描かれるSF的設定の犯罪物。 「あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ」と取調室で精神科医に話し始める女性ジェイン・シャーロット。 不良少女のようなぶっとんだ喋りで、9.11後の、8ヶ月前に組織にスカウトされたと。 最初は、14歳の頃に用務員が連続殺人犯だと見抜いたと話し...

テンポ良く描かれるSF的設定の犯罪物。 「あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ」と取調室で精神科医に話し始める女性ジェイン・シャーロット。 不良少女のようなぶっとんだ喋りで、9.11後の、8ヶ月前に組織にスカウトされたと。 最初は、14歳の頃に用務員が連続殺人犯だと見抜いたと話し始める。 証拠を探して車に乗り込み、それらしいものを発見する。訴え出たが信じて貰えず、用務員は行方をくらます。襲ってきた用務員を光線銃のような物で撃ったというのだが… その時から連絡が入り、のちに救いようのない悪人を始末するためにある組織だとわかったと。 バッド・モンキーズという部門で、仲間の指示と協力のもとに、犯罪者を心臓発作などの病気と見せかけられる銃で、処理してきたと。 彼女の告白は妄想か?真実があるのか? 仲良しだという弟フィルとの関係は… フィルと再会するために動き出すジェイン。 事実と食い違いがあると指摘する捜査官の言葉は真実か? 反組織とは? すべてを監視する眼、雑誌に隠された暗号、斧を持つピエロ‥ 映画的な盛り上がり。リーダビリティがあり、ぐいぐい読ませます。 ハイパーアクションという裏表紙の言葉、意味は正確に知らないけど、そんな感じ? 著者は1969年、ニューヨーク生まれ。スリップストリーム系のSFで評価を受け、これが4作目。

Posted byブクログ

2010/05/25

いやー、ぶっ飛んだ小説である。 妄想なのか、真実なのか、 SF の様な、ミステリーの様な、 おバカなカルト作品。 好きだな、B 級臭のするこういうの。

Posted byブクログ

2010/01/24

今年の上位ランカーとは相性がいいと思っていたが、最後の最後で外してしまった。 『メアリー-ケイト』、『死神を葬れ』に続くバカミスだが、バカミス度で言えば本作品がぶっちぎっていると思う。ただ食傷気味なのも確かで、最後にこんな濃厚味を堪能すると、さすがに胃もたれは避けられない。読む順...

今年の上位ランカーとは相性がいいと思っていたが、最後の最後で外してしまった。 『メアリー-ケイト』、『死神を葬れ』に続くバカミスだが、バカミス度で言えば本作品がぶっちぎっていると思う。ただ食傷気味なのも確かで、最後にこんな濃厚味を堪能すると、さすがに胃もたれは避けられない。読む順番を間違えたかな。 ラストの展開は好きだが、それまでが長過ぎる。基本的には一話完結、でもサイド・ストーリーは続いていきますよ、といったアニメを見てる感覚。語り口や雰囲気にスピード感はあるものの、ストーリー自体がそれほど進んでいかない。なので中盤で退屈する。同じところの堂々巡りで、後半に辻褄を合わせてきた荒っぽさもどうかと思う。振り返ればよくできたお話なのだけれども、ジェインに喋らせすぎたかな? 信用できないと勘繰っている人物の語り口に、魅力的な吸引力はない。 作者の公式サイトで、「執筆中に聴きまくっていたアルバム・リスト」の中にP!NKを見つけた時はちょっと嬉しかった。

Posted byブクログ

2011/08/09

悪を殲滅する組織の一員。と言う女が精神科医に語る半生記。 クールでポップ。という書評が多かったのだけど、そうかなぁ?と言う感じ。 完全に表紙負けしてる。挿画寺田克也氏だし。 もっとぶっ飛んだキャラや設定を期待してたので肩透かしを食らったように感じたのかも。 オチも、さもありなん...

悪を殲滅する組織の一員。と言う女が精神科医に語る半生記。 クールでポップ。という書評が多かったのだけど、そうかなぁ?と言う感じ。 完全に表紙負けしてる。挿画寺田克也氏だし。 もっとぶっ飛んだキャラや設定を期待してたので肩透かしを食らったように感じたのかも。 オチも、さもありなん。面白くないわけではなかったけれど、好みではなかった。

Posted byブクログ