検事総長 の商品レビュー
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[ 内容 ] 検察権力のトップ、検事総長-戦後25代の総長、その時代と素顔、在任中の主な事件を描く。 検察誕生から、造船疑獄、ロッキード事件、裁判員制度まで。 戦後検察史の光と陰。 関連年表付。 [ 目次 ] 第1章 赤煉瓦の司法省 第2章 占領下での再出発 第3章 検察とは政治なり 第4章 特捜の光と陰 第5章 個人戦から組織戦へ 第6章 高度成長のひずみ 第7章 バブルのなかで 第8章 まつりの後始末 第9章 司法改革の波 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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日本の検察制度の始まり、また、政治と検察の確執など歴代の検事総長とのからみで書かれたもの。 ざっと表層的に書かれており、歴代検事総長の時代にどんな政治家が存在し、どんな政治経済状況でったかを概観するには適当な書物である。
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検察官は法務省の指揮下にあるが、おのおの個人が官庁の役割を果たす独任制のもとにある。 検察官の力の源泉は、検察官起訴独占主義や検察官起訴便宜主義という強力な権限に支えられ、その力は時の権力者へも迫る。 その検察官を束ね統括するのが、トップの検事総長である。 検事総長は同時に...
検察官は法務省の指揮下にあるが、おのおの個人が官庁の役割を果たす独任制のもとにある。 検察官の力の源泉は、検察官起訴独占主義や検察官起訴便宜主義という強力な権限に支えられ、その力は時の権力者へも迫る。 その検察官を束ね統括するのが、トップの検事総長である。 検事総長は同時に法務省の事務方トップである。 そして単純に起訴、公判維持を指揮するのではない。 政治的、経済的に影響のある事犯に対し、指揮をし最終判断を下す立場にある。 その判断は戦前から現在に至るまで、行政権の狭間で揺れ続けてきた。 時系列で追っているので後半が駆け足すぎて内容が薄くなっているの残念。
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