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僕の小規模な奇跡 の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2014/01/18

さすが入間人間さん。 言い回しが複雑なのは好みが分かれると思うが、わたし的にはかなり読んでてワクワクする。 主人公と女の子(女性?)の絡みが好きだなぁ。

Posted byブクログ

2012/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーカー(?)に悩まされる美少女(ただし三白眼)、と彼女に一目惚れし用心棒として運よく付き合うこととなった男子大学生。 彼の妹で自分の夢を諦めるために半年間のひきこもりを実践していた現・靴屋のアルバイト店員、そしてそのお店に毎日靴を買いに来る謎のハンサム丸。彼ら4人につながる2人の人。 すべてが少しずつ絡み合って展開していくタイプのお話。 アルバイトの妹さんが一番好きだった。 彼女の絵画を諦めたことに対する姿勢がものすごく好きだった。 ただ。妹さんの決意を自分に重ねてしまってつらかった。もう二度と、本格的に絵を描くことはしないだろうってところも。ほかのことに時間を費やしたほうが有意義だって理性でセーブしたところも。

Posted byブクログ

2012/01/20

話は悪くないけれど、どうも感情移入しにくい妹だった。行動の動力源がいまいちだし、足枷が緩くて微妙。この人はもっと徹底的にキャラを作り込んだ方がおもしろいかな。

Posted byブクログ

2011/09/26

これは電撃のページかどこかの宣伝文句が気になって購入。 なかなか好感触で、その後が描かれてる文庫本の方も購入。そっちはまだ読めてないけど。

Posted byブクログ

2012/03/29

自分なんかいなくても同じって言ってる人もいるけど、自分が生きたことで変わることは確実にあるし、もしかしたら思いがけないささいな行動が誰かの人生を変えてしまっているのかもしれない。例えばあのとき落としてしまった物が、拾われた誰かの役に立っているかもしれない。そんな誰もの小規模な軌跡...

自分なんかいなくても同じって言ってる人もいるけど、自分が生きたことで変わることは確実にあるし、もしかしたら思いがけないささいな行動が誰かの人生を変えてしまっているのかもしれない。例えばあのとき落としてしまった物が、拾われた誰かの役に立っているかもしれない。そんな誰もの小規模な軌跡を、私は素敵だと思わずにはいられなかった

Posted byブクログ

2010/09/23

ふんわりのほほんとしているくせに、ちくっとする棘がある。 人の思いで運命は変わる、のかな。 わがままに残酷に自己の欲望に忠実に優先順位をつけることは、決して罪ではない。 でも、そうやって切り捨ててしまったものを忘れられる訳でもなく、ただ後悔だけは無く、決然と前を向く。 人間って...

ふんわりのほほんとしているくせに、ちくっとする棘がある。 人の思いで運命は変わる、のかな。 わがままに残酷に自己の欲望に忠実に優先順位をつけることは、決して罪ではない。 でも、そうやって切り捨ててしまったものを忘れられる訳でもなく、ただ後悔だけは無く、決然と前を向く。 人間ってむずかしいな。 よくよく見ていくと、登場人物に普通の人がいない。 普通の人だけで構成してみたものが「六百六十円の事情」になるのかな。

Posted byブクログ

2011/01/17

登場人物のキャラクターがおもしろかった。 会話にもテンポがあって、ヒロインがかわいらしかった。ツンデレ

Posted byブクログ

2010/06/30

ハードカバーになっても相変わらずの入間節で、みーまーと同じくやはり自分の生に無関心な主人公♂。今回は割と普通な主人公かと思ったけどやっぱり壊れてた。 話自体は2つの視点から描かれてて、少しずつ重なり合っていく。うまくまとまってる感じだし、テンポも悪くない。会話もそれぞれ面白いん...

ハードカバーになっても相変わらずの入間節で、みーまーと同じくやはり自分の生に無関心な主人公♂。今回は割と普通な主人公かと思ったけどやっぱり壊れてた。 話自体は2つの視点から描かれてて、少しずつ重なり合っていく。うまくまとまってる感じだし、テンポも悪くない。会話もそれぞれ面白いんだけど、琴線に触れることはなかったので★3。

Posted byブクログ

2010/06/20

読みながら装丁の黒ひげナイフをコリコリし続けた。 「小説とライトノベルの違いは何か?」と考えてしまうほど、ハードカバーでもいつもと変わらない入間作品だったと思う。結局のところ「小説とライトノベルを明確に区切ること自体がナンセンスだ」という結論に落ち着いた。 叙述トリックってや...

読みながら装丁の黒ひげナイフをコリコリし続けた。 「小説とライトノベルの違いは何か?」と考えてしまうほど、ハードカバーでもいつもと変わらない入間作品だったと思う。結局のところ「小説とライトノベルを明確に区切ること自体がナンセンスだ」という結論に落ち着いた。 叙述トリックってやつにはものの見事に引っ掛かったと思う。時間軸とか母親とか兄妹とか。 内容としては平々凡々だったとは思う。けど、この平々凡々な物語のきっかけとなるプロローグがあったということが、物語をとてつもなく深く掘り下げている。まあ、それが「僕」の「小規模な奇跡」なわけだけど。内容よりも題名が良かったと思う。マンガのタイトルのオマージュらしいけど。その「僕」の「小規模な奇跡」が主人公4人に影響してるのはもちろんだけど、終盤に出てくる努力マンにも影響してるってのがなんかいい。その「奇跡」が主人公たちに影響してるのは、小説的には当たり前の話だけど、その「奇跡」を脇役にも与えてるのが素敵。物語そのものはイマイチだったけど、物語の展開はよかった。

Posted byブクログ

2010/05/21

 あいかわらず入間さんの作品はおもしろい。だなんていうと不自然だろうか、、、入間さんの作品へっけこうツボにはまる。けど、けっこう厚いね、本。ハードカバーならでわだよ。21×31で300弱ぐらいでした。  けっこうキャラがゆるくておもしろかったです。前向きでバカで天然の兄と、つい...

 あいかわらず入間さんの作品はおもしろい。だなんていうと不自然だろうか、、、入間さんの作品へっけこうツボにはまる。けど、けっこう厚いね、本。ハードカバーならでわだよ。21×31で300弱ぐらいでした。  けっこうキャラがゆるくておもしろかったです。前向きでバカで天然の兄と、つい最近まで引きこもってアルバイトを始めた妹。この2人目線で物語が構成されています。そして、やはりキャラどうしのかけあいがさえていましてね、ホント。この2人が恋について動き回ります。  あと、入間さんが影響をうけた作家さんの中で『伊坂幸太郎』と名をあげていましたが、まさに似せてましたね。最初に章に20年前のことがかかれてあっり、そこに登場した物なんかを兄が持っていただなんていうことがあったり。伊坂さんの作品で『はてな』ってなる人でもきっと理解できますよ。2人に目線もけっこう時間がずれているとうでずれてなかったので、  あるところでみたのですが『彼女が戦場ヶ原に似ている』なんてかかれていたものだから『読もう』なんて思っていた私ですがそんなに似ていません出したよ。ツンキャラでしたが、、、(戦場ヶ原とは、西尾維新さんの作品、化物語シリーズに登場するツンデレヒロインのこと)  あと、オビで笑いましたw  お金に余裕があったら読んでみては?

Posted byブクログ