情熱革命 の商品レビュー

樫野孝人【著】

2011/06/07

リクルート出身でイベントや映画のプロデュースを行なってきた著者が、神戸市長を立候補する上で世に問うた神戸の政策マニフェスト。
タイトルに惹かれて街の本屋さんで手に取り、ずっと気になっていた本。「地域づくり」「プロデューサー」ということと、うちの社長と同じリクルート出身ということで、神戸という具体的な都市を例に挙げながら、どのような都市経営像を目指しているか興味を持って読みました。
本書を読んで感じるのは、陰に陽に市民を盛りたて活躍する地域プロデューサーの存在が必要だということ。「監督」はある意味、作品のみに責任を持てばいいことに対し、「プロデューサー」はコスト意識と製作した作品の出口まで責任を持たなければいけない。その意味で地域に必要なのは、真の意味での「プロデューサー」。