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鉄の骨 の商品レビュー

4.1

263件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一気読みしてしまうくらいの面白さ。建設会社の若手社員が主人公で銀行、談合、検察等が渦巻く世界でのストーリー。 新入社員時代の自分と重ね合わせたり比較したりと感情移入してしまえる作品でした。

Posted byブクログ

2024/12/12

第142回直木賞候補作、第31回吉川英治文学新人賞受賞作。 中堅ゼネコン・一松組に入社して4年目の富島平太は業務課への異動を命じられる。談合課と言われる部署で平太は、談合の場に関わる子になる。一方、東京地検特捜部は、水面下で談合摘発で捜査を続けていた。 手に汗握る展開で目が離せな...

第142回直木賞候補作、第31回吉川英治文学新人賞受賞作。 中堅ゼネコン・一松組に入社して4年目の富島平太は業務課への異動を命じられる。談合課と言われる部署で平太は、談合の場に関わる子になる。一方、東京地検特捜部は、水面下で談合摘発で捜査を続けていた。 手に汗握る展開で目が離せない。

Posted byブクログ

2024/10/07

ストーリーが進むにつれて面白くなってきましたが、池井戸さんの他の作品に比べて、拝読後、物足りなさが感じられました。

Posted byブクログ

2024/10/02

銀行だけでなく、ゼネコンまで作者さんは詳しいとは知らなかったです。やっぱり繋がっているのですね。確かに最後が、今一…だけど、仕方ない気もしました。

Posted byブクログ

2024/09/14

建築業界の談合をリアルに 描いてあって 迫力 若い建築作業員が現場から 営業へと異動になった 勉強してこいと送り出されたが そこは生き馬の目を抜く世界 政界のドンと関わる 経済界にも大きな影響を与える世界 検察に談合を押さえられるが 一松の会社はうまく抜ける でも実際は公共事業...

建築業界の談合をリアルに 描いてあって 迫力 若い建築作業員が現場から 営業へと異動になった 勉強してこいと送り出されたが そこは生き馬の目を抜く世界 政界のドンと関わる 経済界にも大きな影響を与える世界 検察に談合を押さえられるが 一松の会社はうまく抜ける でも実際は公共事業の予算の でかい物件はこんな感じなんだろう 日本の経済の仕組みを 見せられたそんな読み応えだった

Posted byブクログ

2024/02/16

池井戸 潤 『鉄の骨』 ⁡ ⁡⁡ ⁡「倍返しだっ!」の半沢直樹の著者。 ゼネコンの談合やら、銀行の融資やら、働く男達の熱い駆け引きや仕事術なお話。 建築関係のお仕事してる方は是非読んでもらいたいw そうじゃない方にもオススメの内容じゃなぁw 2014年読破

Posted byブクログ

2023/06/16

面白かったけど、最後が少し物足りなかった。 談合の結果後、一松建設がどうなったか? 萌と平太はどうなったんだ? ちょっと不完全燃焼。現場に戻る選択肢もあるけど、結構ありきたり。業務課に熱を込めていた小説なのに、あっさり手を引くのか。 萌さん、結構身勝手。平太を振って、エリート...

面白かったけど、最後が少し物足りなかった。 談合の結果後、一松建設がどうなったか? 萌と平太はどうなったんだ? ちょっと不完全燃焼。現場に戻る選択肢もあるけど、結構ありきたり。業務課に熱を込めていた小説なのに、あっさり手を引くのか。 萌さん、結構身勝手。平太を振って、エリート銀行マンを彼氏にして、やっぱり平太がいいってどういうこと?わがままでしょ。それが恋愛っていったら、ダークやな。嫌いだ。せめて、反省したーって表現がほしかった。 という酷評をしてるけど、三橋さんのコメントは心に刺さるね。 ・今が一番いい。過去を懐かしむのは構わん。だが過去を裏やんではいけない。 ・仕事に限っては私達は部品だ。だが、サラリーマンである以上に人間だ この小説は、談合という巨大な歯車に一社員ではなにもできず、飲み込まれるっていってる。 それを変えるためには、やはり経営層が重要。 上に立つ人間は責任もたなな。 そう思う。

Posted byブクログ

2022/10/09

やっぱり池井戸さんのストーリーはおもしろい。一気読みしてしまった。 ただひとつ、最後はもう少し深く書いて欲しかったなぁ。 尾形さんも三橋さんもあれっきりで、園田なんてどうでもよかったのに(笑)

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2022/04/30

流石 池井戸潤さんの作品 怒涛のクライマックス迄一気読みは勿体無いのでじっくりと読み進めた 企業小説では秀逸の作品でした

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2021/06/03

時代を経てその倫理観は変じてきたものの、談合について我が思いは堂々巡りだ。個人的な胸の内をSNSで晒すのは、読まれる機会が少ないレビューなれど余計なこと。ま、大方のごときか。勧善懲悪で締めくくるには困難な題材で、果たしてどんな結末となるのか、もやもやしながらもページをめくる手が止...

時代を経てその倫理観は変じてきたものの、談合について我が思いは堂々巡りだ。個人的な胸の内をSNSで晒すのは、読まれる機会が少ないレビューなれど余計なこと。ま、大方のごときか。勧善懲悪で締めくくるには困難な題材で、果たしてどんな結末となるのか、もやもやしながらもページをめくる手が止まらない。自分を登場するいずれの人物の立場に置いても辛く厳しい。政治家の裏金に通じるのには嫌悪するが、とにかく仕組みの問題だし、さりとて打開策は悩ましい。さて、平太と萌、園田の関係の行方はいかに。両君とも萌と離れるのを勧めますが。

Posted byブクログ