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鉄の骨 の商品レビュー

4.1

258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    82

  2. 4つ

    119

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/02/16

池井戸 潤 『鉄の骨』 ⁡ ⁡⁡ ⁡「倍返しだっ!」の半沢直樹の著者。 ゼネコンの談合やら、銀行の融資やら、働く男達の熱い駆け引きや仕事術なお話。 建築関係のお仕事してる方は是非読んでもらいたいw そうじゃない方にもオススメの内容じゃなぁw 2014年読破

Posted byブクログ

2023/06/16

面白かったけど、最後が少し物足りなかった。 談合の結果後、一松建設がどうなったか? 萌と平太はどうなったんだ? ちょっと不完全燃焼。現場に戻る選択肢もあるけど、結構ありきたり。業務課に熱を込めていた小説なのに、あっさり手を引くのか。 萌さん、結構身勝手。平太を振って、エリート...

面白かったけど、最後が少し物足りなかった。 談合の結果後、一松建設がどうなったか? 萌と平太はどうなったんだ? ちょっと不完全燃焼。現場に戻る選択肢もあるけど、結構ありきたり。業務課に熱を込めていた小説なのに、あっさり手を引くのか。 萌さん、結構身勝手。平太を振って、エリート銀行マンを彼氏にして、やっぱり平太がいいってどういうこと?わがままでしょ。それが恋愛っていったら、ダークやな。嫌いだ。せめて、反省したーって表現がほしかった。 という酷評をしてるけど、三橋さんのコメントは心に刺さるね。 ・今が一番いい。過去を懐かしむのは構わん。だが過去を裏やんではいけない。 ・仕事に限っては私達は部品だ。だが、サラリーマンである以上に人間だ この小説は、談合という巨大な歯車に一社員ではなにもできず、飲み込まれるっていってる。 それを変えるためには、やはり経営層が重要。 上に立つ人間は責任もたなな。 そう思う。

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2022/10/09

やっぱり池井戸さんのストーリーはおもしろい。一気読みしてしまった。 ただひとつ、最後はもう少し深く書いて欲しかったなぁ。 尾形さんも三橋さんもあれっきりで、園田なんてどうでもよかったのに(笑)

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2022/04/30

流石 池井戸潤さんの作品 怒涛のクライマックス迄一気読みは勿体無いのでじっくりと読み進めた 企業小説では秀逸の作品でした

Posted byブクログ

2021/06/03

時代を経てその倫理観は変じてきたものの、談合について我が思いは堂々巡りだ。個人的な胸の内をSNSで晒すのは、読まれる機会が少ないレビューなれど余計なこと。ま、大方のごときか。勧善懲悪で締めくくるには困難な題材で、果たしてどんな結末となるのか、もやもやしながらもページをめくる手が止...

時代を経てその倫理観は変じてきたものの、談合について我が思いは堂々巡りだ。個人的な胸の内をSNSで晒すのは、読まれる機会が少ないレビューなれど余計なこと。ま、大方のごときか。勧善懲悪で締めくくるには困難な題材で、果たしてどんな結末となるのか、もやもやしながらもページをめくる手が止まらない。自分を登場するいずれの人物の立場に置いても辛く厳しい。政治家の裏金に通じるのには嫌悪するが、とにかく仕組みの問題だし、さりとて打開策は悩ましい。さて、平太と萌、園田の関係の行方はいかに。両君とも萌と離れるのを勧めますが。

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2021/05/10

本筋のビジネスミステリーは文句無く面白いが、支線とも言える男女関係を巡る展開も最後に胸を打つ。性別問わず若手社会人に是非お勧めしたい。

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2021/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

談合。 謎の日本的システムを問う感動大作! 建設現場から“花の談合課”へ。 若きゼネコンマン富島平太は、会社倒産の危機に役立てるか。 大物フィクサーとの出会いの真相は――この一番札だけは、譲れない。 (アマゾンより引用) 談合がいいのか悪いのか分からんけど、立場が偉くなるとイヤなヤツになるのか、この作家さんの書く人間がイヤなやつなだけなのか。 現場の責任者の人、名前忘れたけど、あの人が1番いい人

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2020/09/11

談合がテーマの作品で面白かった。 しかし、池井戸さんの作品は最後がさらっとしすぎててそこだけがいつも物足りなく感じてしまいます。登場人物が最後どーなったのかもう少し書いてくれると嬉しいです。

Posted byブクログ

2020/08/19

いつものように鮮やかに話が進んでいく 談合問題は必要悪と言いながら、身を削り取り組む姿勢は、スリリング。

Posted byブクログ

2020/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一松組 建設現場で働く富島平太は、素直で真面目な25歳の青年だ。 建設現場においても、タバコの吸い殻一本の混入も見逃さない。 コンクリートの作業をいますぐ中止させようとしたり、仕事ぶりは愚直なほど真っすぐだ。 正直に生きている平太が、ひょんなことから談合事件に関わるキーパーソンになるとは思ってもみなかった。 25歳という若さで、会社のアンダーグラウンドな話し合いに参加させられて、表立って見えない社会の縮図を知ることとなる。 ———————— 「正しいことが正しいわけじゃない。かといって、いい加減なことをしてそれでいいってものでもない」 ズルや不正を許せない平太に、上司が放った言葉だ。 現場にいた平太が、畑違いの業務課に呼ばれたのはそのあとすぐである。 実は平太が呼ばれた理由は、とある人物との接触を図るためだった。 その人物とは、三橋萬造。 巨大な公共工事を取り仕切り、業界の大物フィクサーと呼ばれている。 三橋は平太の母の知り合いであり、それを知った上が、平太と三橋の接触を図ったのだった。 巨大な公共事業を得る為、建設会社はこぞって三橋の元を訪れ談合を持ちかける。 一松建設の命運は平太に託されていた。 …しかし、物語の結末は思いもよらない出来事によって幕を閉じることとなる。 —————- 仕事一貫の内容に加えて、恋愛要素も絡んできているのがミソだ。 仕事も恋愛も一筋縄ではいかないのが、もどかしい。 圧巻の読み応えに加え、平太の成長を感じさせられる展開に感動した。 すこし長いけど、途中でダレない良さがあったと思います。

Posted byブクログ