学問のすすめ の商品レビュー
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というフレーズで有名な本だが、福沢諭吉がこの言葉にこめた本当の意味を知っている人はどれだけいるだろうか? 人は生まれながらの平等を与えられているのに、なぜ身分の高低・貴賎といった境遇の差が生まれてしまうのか。人が、そして国が真に独立とは...
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というフレーズで有名な本だが、福沢諭吉がこの言葉にこめた本当の意味を知っている人はどれだけいるだろうか? 人は生まれながらの平等を与えられているのに、なぜ身分の高低・貴賎といった境遇の差が生まれてしまうのか。人が、そして国が真に独立とはどのような状態か。今後を生きる学生に必要とされる「学問」とは何なのか。 本書の中では、そういった疑問に対し、逐一わかりやすい(時に歴史上の人物の実話を盛りいれた)たとえ話を用いながら、それらを論駁する形で論証が進んでいく。 私は最初この本に対して、とてもお堅そうでとっつきにくそう、しかも時代違うし…といったネガティブなイメージばかり持っていたのだが、実際に読んでみると現代にも通じる発想・提案・示唆に富んだ内容となっていて、予想に反して楽しみながら読み進めることができた。現代語訳バージョンだと読みやすいのでおすすめ。 [気に入ったフレーズ] 17編、「自分の才能を生かし、世の役に立つためには」の節中のフレーズ―人類は多いとはいっても鬼でもなく蛇でもない。ことさらに私を害そうという悪敵はいないものだ。恐れたり遠慮したりしないで、心の中を丸出しにして、さわやかに付き合おう。― …諭吉先生に言われるとなんかほっとする笑
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我が慶應義塾の福沢先生の代表的著作。 慶應入学後に初めて読んだが、やはりすさまじい。 この本は新訳で読みやすいため、1〜2時間あれば読めます! どうぞ、早く読んでください!
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読書は自分に役に立つことがないかという、アンテナを張って読むのがコツというのを聞いたことがあるが、この書物に関しては一回のみの読書では、吸収しきれない。時間を置いてもう一度よむべき書物。
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