使える!経済学の考え方 の商品レビュー
経済学部出身のくせになんですが、知らないことばかりだったので新鮮ではありました。しかしまだ経済学のおもしろさは分からんなあ。
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[関連リンク] 障害を問い直す - hiroyukikojimaの日記: http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20110724/1311510857 404 Blog Not Found:数理は有利 - 書評 - 使える!経済学の考え方: h...
[関連リンク] 障害を問い直す - hiroyukikojimaの日記: http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20110724/1311510857 404 Blog Not Found:数理は有利 - 書評 - 使える!経済学の考え方: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51303373.html
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経済学の広さ、奥深さ、可能性を感じる。 自由、平等、正義をロジカルに考える。 加法性を持たない確率、ショケ期待値
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個人的にはかなり気に入りました。 最近の「経済評論家」の人たちはやたらと心証で物事を語っているので、この様な数学的な説明をしっかりと扱っているのは待っていました、という感じです。 誤解されがちな概念についても数学のみにとどまらない説明がなされている点も評価できます。
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ケインズもロールズもセンも短いセンテンスで簡単に紹介してしまいます。 彼の理論は次のセンテンスにつきますって感じなので、読まないと損なような気になります。
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[ 内容 ] 人は不確実性下においていかなる論理と嗜好をもって意思決定するのか。 人間行動の本質を確率理論を用いて抽出し、「幸福な社会」のあり方をロジカルに基礎づける。 [ 目次 ] まえがき よい社会ってどんな社会 序章 幸福や平等や自由をどう考えたらいいか 第1章 幸福をど...
[ 内容 ] 人は不確実性下においていかなる論理と嗜好をもって意思決定するのか。 人間行動の本質を確率理論を用いて抽出し、「幸福な社会」のあり方をロジカルに基礎づける。 [ 目次 ] まえがき よい社会ってどんな社会 序章 幸福や平等や自由をどう考えたらいいか 第1章 幸福をどう考えるかーピグーの理論 第2章 公平をどう考えるかーハルサーニの定理 第3章 自由をどう考えるかーセンの理論 第4章 平等をどう考えるかーギルボアの理論 第5章 正義をどう考えるかーロールズの理論 第6章 市場社会の安定をどう考えるかーケインズの貨幣理論 終章 何が、幸福や平等や自由を阻むのかー社会統合と階級の固着性 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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タイトルはしょぼいけど中身はすごい。今までに読んだ経済学の啓蒙書の中で一番。 いままでもいい啓蒙書はいくつもあったけれど、経済学の考え方を使えば、こんなことに役立ちますよ、という個別論点への処方箋への話。道具的な扱いだから、価値判断は経済学の外側にあって、経済学自身は価値判断に...
タイトルはしょぼいけど中身はすごい。今までに読んだ経済学の啓蒙書の中で一番。 いままでもいい啓蒙書はいくつもあったけれど、経済学の考え方を使えば、こんなことに役立ちますよ、という個別論点への処方箋への話。道具的な扱いだから、価値判断は経済学の外側にあって、経済学自身は価値判断に対して中立的な書き方。だから、経済学は使えない役に立たない、という誤解は解けても、金のことばかり考えている、弱者を顧みない冷たい学問、という誤解は解けないままだった。 それに対して、この本は、個別の対処療法ではなくて、平等、公平、正義、といった幸福に関わる概念に対して、経済学自体が積極的に関わっていることをいままでに無いくらい前面に出して扱っている。センやロールズを取り上げた啓蒙書なんてほかに見たことが無い。 ここまで経済学と幸福の関係を描き出せたのは、効用の概念に真正面から取り組んでいるからだと思う。効用は経済学の要になる概念だけど抽象的なだけに、いままでの啓蒙書では巧みに避けてきた。でも、この効用の概念を使わずに経済学的な考え方と社会の幸福とのつながりを説明することはできないから、結果的に対処療法で話を進めるしかない。それを、冒頭から効用を説明することで、経済学と幸福の関係をはっきりと示している。 さらに、そうした効用や幸福について数学的な説明を積極的にしていくことも、ほかの啓蒙書と大きく違うところ。数学は扱う問題について誤解無く共有できる唯一の言語でもある。明晰にできることは明晰にすることは複雑な問題を扱うためには必要なこと。数学はともすれば非人間的な印象を与えかねないけど、人や社会の幸福という人間的な問題だからこそ数学を使う。だから、数学を多用することは、経済学の真摯さの表れでもあると思う。 効用について説明したり、数学を使ったり、結果的に啓蒙書としてはかなり難しいものにはなっている。一見難しそうな問題を経済学で簡単解決、という爽快さもない。それでも、丹念に読めば経済学が数学で何を考えてきたかがわかるし、著者自身の問題意識もばしばし伝わる。学問て言うのは熱い問題意識と真摯な探究心で進歩していくんだということが実感できる。
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前半は先人の数学モデルの紹介となっているが、詳細説明を文献参照としているところが多く素人にちょっとむずかしい。私にはちょっと「使えない」って感じだった。
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詳細は後ほど… ボブの院生時代、ほんの少しふれた「正義」だの「平等」だのの経済学的な表現をなるべく分かりやすく著したのが本書。 もう少し勉強しておけばなぁ~、と読後にいつもの反省。 1回では吸収できなかった( p_q)
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ふつうだったら絶対スルーする類のタイトルですが, センスがないのはタイトルだけで, 内容は非常によいとおもいます。 (かくいう私も,Twitter上での評判をみなければ 手に取ることすらなかったかと) 厚生経済学に重点をおいた平易な新書であること, 従前イントロダクション本...
ふつうだったら絶対スルーする類のタイトルですが, センスがないのはタイトルだけで, 内容は非常によいとおもいます。 (かくいう私も,Twitter上での評判をみなければ 手に取ることすらなかったかと) 厚生経済学に重点をおいた平易な新書であること, 従前イントロダクション本とのちがいかと存じます。
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