医療保険なんていりません! の商品レビュー
何年か前にある法律が制定されて、以前に契約した予定利率を変更できるようになったと認識しています。大手生命保険会社のためとはいえ、契約した内容をあとで変更できるという法律には驚きました。 最近ではクチコミで広まっているようですが県民(都民)共済が人気のようです、1年毎に収支決算...
何年か前にある法律が制定されて、以前に契約した予定利率を変更できるようになったと認識しています。大手生命保険会社のためとはいえ、契約した内容をあとで変更できるという法律には驚きました。 最近ではクチコミで広まっているようですが県民(都民)共済が人気のようです、1年毎に収支決算を行っていて3割程度の返戻金があって民間の保険と比べて遜色がないどころか優れているような気がしています。 この本では、そのような民間保険に入る前に、現在の公的年金でもかなりの部分をカバーできることを説明していて、保険の掛金を毎月苦労して払うくらいならば、しっかりと貯金していた方が良いというアドバイスをしています。 特に保険会社がだしている貯蓄型は掛金が全額運用に回されるわけではないので、運用実績がどうしても低くなるという説明も納得できました。 以下は気になったポイントです。 ・生命表によれば、男性の場合10万人が5万人以下になる年齢は82歳、但し90歳は1.8万人、100歳は500人程度と激減する、女性は89歳、4.2万人、4000人である(p23) ・男性の場合、50歳で死亡するのは、確率では36ppm、女性は21ppmである(p27) ・生命保険が果たす機能は、1)死亡保障、2)医療保障、3)貯蓄保障であり、1)と2)は1年限りの掛け捨て(p31) ・死亡保障が必要となるのは、子どもが生まれてから大学卒業まで、その前後は不要(p39) ・介護保険は40~65歳未満は、寝たきりとなっても老化を原因とした特定の病気でないかぎり介護サービスは受けられない(p51) ・高額医療制度は、70歳未満3回まで受けられ、上位所得者(月収53万円以上)でも15万円+(総医療費-50万)x1%である(p54) ・入院患者の93%を占める一般病床の平均入院日数は22.5日、66%が入院14日で退院している、1ヶ月以上入院しているのは16%(p60) ・健康保険料を1年以上滞納すると、「被保険者資格証明書」となり、窓口全額負担となり後に申請にて本人負担分を除いて返却、さらに6ヶ月滞納すると保険給付差し止め(p73) ・生命保険料の内訳を公表した初めての会社(ライフネット生命)によれば、月額3072円のうち、保障分2329円、残り743円が手数料である(p86) ・70歳以上は高額療養費制度を使えば、普通の老人であれば、月に外来で1.2万円、入院では4.4万円はかからない(p97) ・保険を転換する時には、解約返戻金を頭金にして次の保険をスタートさせるので、より大きな保障を得られるように感じる(p108) ・保険を転換する場合には、保険の運用利回りを確認し、1996年4月2日以前に入った保険であれば貯蓄部分をキープすべき(p113) ・お金を貯めるには保険よりも貯金が良い、1万円の保険料を支払っても、そこから保険会社の経費が引かれて、掛け捨て保障料金が引かれて、その残りが運用されるので(p114) ・通院特約の支給を受けるには、診断書を発行して貰う必要がある、発行料や取りに行く手間を考えると意味がない(p120) ・入院特約をつけて保険料が上がることを考えると、50歳の男性で、6年8ヶ月以内に1ヶ月以上入院する必要がある(p129) ・三大疾病特約は、医者が診断をくだしてから60日以上、まともに働けない状態が続かないと貰えない(p155)
Posted by
テレビでよく見るオバチャンの書。 医療保険なんていらないね、確かに。 でもこの本だけで判断すると危険です。 鵜呑みにしないように自分でよく考えましょう。
Posted by
保険は一人暮らし、夫婦、子どもができた時など…その時々に見直すべきものであることを知りました。 保険=テレビCMの保険会社というイメージでしたが、国が実施している制度の存在を知り、十分に活用すべきだと感じました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
その通りだとは思う部分も多々ありました。自分で貯金出来ない人には保険はいいかもしれないけど基本的には損をするもの。 子供が出来たら考えるぐらいでいます。保険のことはもっと勉強しようと思う。
Posted by
● 「死亡保障」と「医療保障」は、掛け捨てであり、生命保険である以上は必ずこの「死亡保障」か「医療保障」、もしくは両方が付いていなければ、保険にはなりません。 ● 市場で4%くらいでしか運用できないのに、5.5%の運用を約束しているのですから、完全にマイナスになり“逆ざや”とい...
● 「死亡保障」と「医療保障」は、掛け捨てであり、生命保険である以上は必ずこの「死亡保障」か「医療保障」、もしくは両方が付いていなければ、保険にはなりません。 ● 市場で4%くらいでしか運用できないのに、5.5%の運用を約束しているのですから、完全にマイナスになり“逆ざや”という状況に落ち込みます。そこで、この“逆ざや”を減らすために、保険会社は「転換」を勧めてくるのです。 ● 自分の保険の運用利回りをよく確認し、1996年4月2日以前に入った保険だったら、「転換」せずに貯蓄部分はしっかりキープするようにしましょう。 ● 「誰もが入れる保険」は、確かに誰でも入ることはできるのですが、いざ入院しても、給付の条件が厳しくて、誰もがお金をもらえるわけではないのです。 ● 養老保険に入るメリットはない。なぜなら、払った保険料のかなりの部分が貯蓄として運用されていきますが、貯蓄部分の運用利回りが低いからです。
Posted by
確かに・・・ケガ通院だけの保険で保険金がおりたことがあるけれど、「これなら、それまでに支払っていたお金を貯めていたほうが得だった」と気付き、すぐに解約した。 保険金がおりてみて初めて、損なことに気付いた。 自分の現状をよく把握し、モデルプランにごまかされずに、本当に必要な...
確かに・・・ケガ通院だけの保険で保険金がおりたことがあるけれど、「これなら、それまでに支払っていたお金を貯めていたほうが得だった」と気付き、すぐに解約した。 保険金がおりてみて初めて、損なことに気付いた。 自分の現状をよく把握し、モデルプランにごまかされずに、本当に必要な保険を真剣に選ぼう!と勧める本。
Posted by
- 1
- 2