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クク氏の結婚、キキ夫人の幸福 の商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2016/06/01

佐野洋子さんの「クク氏の結婚、キキ夫人の幸福」2009.10発行です。「クク氏の結婚」と「キキ夫人の幸福」の2話が収録されてます。発行は2009年ですが、あとがきを読むと、1991年、1992年に書いたすけべで嫌らしい作品とのことです(^-^)読み返し、「若かったなあ、元気だった...

佐野洋子さんの「クク氏の結婚、キキ夫人の幸福」2009.10発行です。「クク氏の結婚」と「キキ夫人の幸福」の2話が収録されてます。発行は2009年ですが、あとがきを読むと、1991年、1992年に書いたすけべで嫌らしい作品とのことです(^-^)読み返し、「若かったなあ、元気だったなあ」と回顧されてます(^-^)今は(発行当時は)72歳、すけべな事を思う事さえ忘れてるとのことです。

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2016/04/11

かねてから佐野洋子さんのエッセイを読みたいな〜と思っていたので、手始めに図書館で短い物語を見つけて借りてみた。 クク氏の結婚は、奥さんに家を追い出されたクク氏が、3人の女性と関係を持ち、そのうちの1人と「ちゃんとした」生活を営むまで。 キキ夫人の幸福は、2回目の結婚をしたキキ...

かねてから佐野洋子さんのエッセイを読みたいな〜と思っていたので、手始めに図書館で短い物語を見つけて借りてみた。 クク氏の結婚は、奥さんに家を追い出されたクク氏が、3人の女性と関係を持ち、そのうちの1人と「ちゃんとした」生活を営むまで。 キキ夫人の幸福は、2回目の結婚をしたキキ夫人のキキ氏への嫉妬がなくなるまで。 読み終えたあと、谷川俊太郎との結婚のことを描いているのかな〜と下衆な勘ぐりをしました。

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2015/03/31

市原悦子さんに日本昔話風に読んでもらったらしっくりきそうだ ストーリーを理解するというより語り口調と挿絵で感じるタイプの本

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2014/01/31

男と女… 生々しいけど、この本に描かれていることが本質なのかしら… 男と女の本能は違うというか。 うまく言えないけど、サバサバした文章が読みやすい。

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2012/09/12

短編2作品。淡々とした終始フラットな男女関係の内容だと思いましたねぇ。キキ婦人の作品の方がちょっとだけ、主人公の感情が表に出ていますが。佐野さんらしいサッパリとした作品だったかな、と。

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2012/08/27

この薄さでこの内容。すばらしい!!! あとがきで書いていらっしゃるように、多少卑猥な感じはありますが (挿絵とか)ものすごく濃い内容です。 たしか「100万回生きた猫」の作者でしたよね?オトナの絵本として売り出してもいいのでは・・という気がします。 兎に角、すっごい、の一言。

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2010/11/06

これは…すごいな。 なんという世界観。 流されすぎのクク氏。 何も考えず、なんに対しても無関心。 ただ虚栄心と肉欲に従って生きている。 そのクク氏が、流された末に行き着いたところで、何かを見つけた。 一体何を見つけたのか、一体何に気付いたのか。 「ちゃんとしたい」とはどうい...

これは…すごいな。 なんという世界観。 流されすぎのクク氏。 何も考えず、なんに対しても無関心。 ただ虚栄心と肉欲に従って生きている。 そのクク氏が、流された末に行き着いたところで、何かを見つけた。 一体何を見つけたのか、一体何に気付いたのか。 「ちゃんとしたい」とはどういうことなのか。 何がどうなれば「ちゃんと」なのか。 きっかけは、大切なことはなんだったのだろう。 結局、ただ流されに流されただけにも見えるが…はてさて。

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2010/10/21

佐野洋子さんの唯一の大人向け小説ということで読んでみたかった。単なるグロい春本だが、エゴン・シレーなど劇場型の愛に生きた芸術家の内面を思わせる。

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2010/06/20

佐野洋子さんがこんな本を書いているのは知らなかった!寓話的なんだけどなぜか心にひっかかる部分があったりなかったり。素敵な挿絵にうっとり。

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2010/03/21

佐野洋子 絵本作家 エッセイストの小説。 「100万回生きたねこ」の作者です。 あとがきに、この本は91年に書いた本と書いてある。 「読み直したら、いいも悪いもない。若かったなぁ。元気だったなぁ という事だけである。すけべで嫌らしい。今72歳。すけべな事を 思う事さえ忘れている...

佐野洋子 絵本作家 エッセイストの小説。 「100万回生きたねこ」の作者です。 あとがきに、この本は91年に書いた本と書いてある。 「読み直したら、いいも悪いもない。若かったなぁ。元気だったなぁ という事だけである。すけべで嫌らしい。今72歳。すけべな事を 思う事さえ忘れている。」 とある。 なんて可愛らしい。 読んだ人もたくさんいると思われる 「100万回生きたねこ」 この絵本と合わせて読んでみると、楽しい。 佐野洋子ワールド全開♪

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