生命の謎は「タンパク質」で読み解ける！ の商品レビュー

白木賢太郎(著者)

2011/11/19

タンパク質を主役とした、細胞、遺伝、代謝など基本的な生体の仕組みをさらっと嘗めた内容。
各テーマを深く扱っているとは言えないが、『神々の沈黙』の話など興味深いものもあった。これはちょっと読んでみたいという気になった。

2010/03/31

最近我々が学ぶ生理学の教科書に載っている事はここ数年間でわかった事がほとんどであり、同じく数年間の間に認められ、ノーベル賞を取ったものばかりである。
そういった最新の情報をふんだんに盛り込み、生体内で起こるほとんどの現象にタンパク質が関与している事がわかる。タンパク質は筋肉や皮膚を作るだけでなく、生体内触媒（酵素）として働き実際に体内で起こっているケミカルな活動にも大いに関与する。

また、タンパク質とはいってもその形を分析できるようになったのはつい最近であるし、たらだの中でどのようにタンパク質が作られているのかも最近分かってきている。
人体とは何か、生物とは何か。。。

そういう疑問についても読者それぞれで考えさせられるかもしれない。

2009/10/19

比較的新しいことまでさらっと読める。ところどころにセキララかがくにみられるような白木節が見て取れる。
生物系以外の人に読んでもらいたい。