利益第二主義 の商品レビュー
ビジネス書を読んで初めて涙を流した。 仕事を「天職」と定めることで地域貢献だと発送できることがすばらしい。「自分が動き自分が燃えなければ、人を動かし、人を燃え上がらせることはできない」その通り。。 当時のそれ風に表現すると「アドボカシー・マーケティング」なんだろうけど、そういう...
ビジネス書を読んで初めて涙を流した。 仕事を「天職」と定めることで地域貢献だと発送できることがすばらしい。「自分が動き自分が燃えなければ、人を動かし、人を燃え上がらせることはできない」その通り。。 当時のそれ風に表現すると「アドボカシー・マーケティング」なんだろうけど、そういうタグをつけることで矮小化する気がする。「売り手オリエンティッド」に聞こえてしまうだろう。他人の付けた名前やフレームではなく、自らの信念に基づいて考え動かなければならないのではないかと思う。
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以前、市長さんで全国的に有名になった鹿児島県阿久根市。人口は減り、これといって、目立った産業があるわけでもない、過疎化が進んでいる地域。 そんな中で、オープンした超巨大スーパーが、毎年確実に成長を続けているという。なせ、そんなことが実現できるのか?創業者が語る。小売店はインフラだ...
以前、市長さんで全国的に有名になった鹿児島県阿久根市。人口は減り、これといって、目立った産業があるわけでもない、過疎化が進んでいる地域。 そんな中で、オープンした超巨大スーパーが、毎年確実に成長を続けているという。なせ、そんなことが実現できるのか?創業者が語る。小売店はインフラだという考え方が印象に残った。
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著者は1997年に3月に過疎化と高齢化が進む、 鹿児島県阿久根市に日本発の24時間営業の大規模小売店 A-Zあくねを開店した㈱マキオの牧尾英二社長。 従来の小売業の考えからは想像できない経営手法で 取り組む姿勢は素晴らしい。 醤油だけで300種類、全38万アイテムの品揃え...
著者は1997年に3月に過疎化と高齢化が進む、 鹿児島県阿久根市に日本発の24時間営業の大規模小売店 A-Zあくねを開店した㈱マキオの牧尾英二社長。 従来の小売業の考えからは想像できない経営手法で 取り組む姿勢は素晴らしい。 醤油だけで300種類、全38万アイテムの品揃えなど この本を読んで一度見に行きたくなりました。
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● また、従来の小売業の常識では考えられないことですが、店内の空調は冷房のみで、暖房装置は最初から設置していません。気象庁の過去10年間のデータを調べてみたところ、温暖な気候の鹿児島県阿久根市で暖房が必要となる日は、年間でわずか2週間だけだとわかったからです。 ● お客様を惑わ...
● また、従来の小売業の常識では考えられないことですが、店内の空調は冷房のみで、暖房装置は最初から設置していません。気象庁の過去10年間のデータを調べてみたところ、温暖な気候の鹿児島県阿久根市で暖房が必要となる日は、年間でわずか2週間だけだとわかったからです。 ● お客様を惑わすような目玉商品を用意して、宣伝広告費をかけてお客様の購買意欲をかきたてる。従来の小売業では当然のように行われてきましたが、こうした販売方法は売り手の一方的な都合に過ぎません。エブリデイ・ロー・プライスなら、チラシを入れる必要もないのです。 ● 視察や取材に来られた業界の関係者がいつも驚かれるのが、醤油の品揃えです。醤油だけでも地場のメーカーを中心に約260点を揃えています。 ● 24時間営業という利便性を売っている、そのかわり価格は安くできない、というコンビニの論理は、売る側の傲慢だと思います。 ● 仕入れで心がけていることは、常に「適正な価格」で仕入れることです。必要以上に買い叩くのは、店舗にとっても結局はマイナスで、適正な価格で仕入れることが、メーカー、問屋、小売りの共存共栄の道だと思います。
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▼100文字感想▼ 効率を無視した牧尾社長の経営は、じつに日 本的だと思った。本書の中で最も印象に残った 言葉が「お客さんを向く」。地域の人から信頼さ れ、必要とされ、伸びるお店づくりの秘密満載。 利益より大事なものが知りたいあなたへ! -----------------...
▼100文字感想▼ 効率を無視した牧尾社長の経営は、じつに日 本的だと思った。本書の中で最も印象に残った 言葉が「お客さんを向く」。地域の人から信頼さ れ、必要とされ、伸びるお店づくりの秘密満載。 利益より大事なものが知りたいあなたへ! ------------------------------------------------------ ▼3つの共感ポイント▼ ■人の命(時間)は限られています。日常生活の 買い物は家事労働ですから、それぞれの人が 空いている時間にいつでも用が足せるようにし、 限られた時間を他のことに有効に活用してもら えたらという思いから、24時間営業に挑戦した (P14) ■人口が多いところに出店して、品揃えは売れ筋 商品に絞り、回転率を上げる大手小売業の考 え方は、消費者の視点から考えられたものでは ありません(P61) ■AZでは原則として、集客を目的としたチラシは 配布していません(P70)
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鹿児島県の過疎地にある巨大スーパー「A-Z」の創業者・牧尾英二氏の著作。 過疎地は土地が安い。だから巨大スーパーを展開するにおいてハード面では問題ないだろう。しかしソフト面はどうだろう?本当に客が来て、やっていけるのか?(実際はやっていけてる。なぜ?)それが本書を読む前の疑問だ...
鹿児島県の過疎地にある巨大スーパー「A-Z」の創業者・牧尾英二氏の著作。 過疎地は土地が安い。だから巨大スーパーを展開するにおいてハード面では問題ないだろう。しかしソフト面はどうだろう?本当に客が来て、やっていけるのか?(実際はやっていけてる。なぜ?)それが本書を読む前の疑問だった。 本書においては、A-Zは3つのリスクを抱えていると言う。 立地リスク:過疎地にある 商品リスク:普通のスーパーの約3倍の種類の在庫を抱えている(所謂死に筋商品が多い) 運営リスク:従業は地元のパートが中心。さらに24時間営業! なぜそこまでリスクを背負うのか? それは、創業者に過疎地にワンストップで、ほしい時にほしいものが確実に手に入るインフラを整備する必要があるという信念があったからだ。 だから利益第二主義なのだ。利益はビジネスを回すために最低限必要だが、最大目的は過疎地におけるインフラ整備なのだ。 ところで、冒頭の疑問「利益は大丈夫なのか?」について 本書によると、「商圏こそ狭いものの、来てもらう頻度を3倍にし、購入品目を3倍にすれば問題ない。そのためにはいわゆる死に筋商品を在庫として抱えることも必要」とのこと。 小売の効率第一の申し子「POSシステム」の限界を提示している。 共感の時代のはじまりだ。 スーパーの詳細は http://www.liaison-q.com/company/orange2-09.html
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