花をいける、言葉をいける。 の商品レビュー
器は「会社」、花は「人」。 花をいけることが経営。 社に会うと書いて「会社」 だから、とても神聖な場所。 そんな風に、 そんな風に考えたことはなかった。 ネガティブな曇った目で 言葉を見ていたことに気づかされた。
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華道家前野博紀氏の作品写真集。 写真のみでなく、前野氏の言葉も収録されている。 本書から前野氏の華道に対する想いを読み取ることができる。 前野氏の花に対する想いは命がけである。 つねに手を抜かず、美について追求している。 華道は「花」という生き物を殺して「人」に美をあたえている。...
華道家前野博紀氏の作品写真集。 写真のみでなく、前野氏の言葉も収録されている。 本書から前野氏の華道に対する想いを読み取ることができる。 前野氏の花に対する想いは命がけである。 つねに手を抜かず、美について追求している。 華道は「花」という生き物を殺して「人」に美をあたえている。こういわれると特殊な職業であるかのように聞こえ、前野氏の花に対する姿勢もうなづけるようであるが、前野氏は言葉と作品を通じてそれは誰にとってもあたりまえなのだと説いている。 前野氏のいけた花にはたしかに気を感じることができる。なにひとつ手をぬかない真剣な気持ちが作品にでているのであろう。 花の美しさ、そしてその儚さに気づかせてくれる。 自分の部屋に無造作に飾られた花をふりかえりたくなる、そんな気持ちを持たせてくれる本である。
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