無理 の商品レビュー

奥田英朗【著】

2011/07/24

パラレルで進んでいくストーリーに最初のうちは引き込まれ、すいすいと読み進んでいました。最後は集約されたものの、物足りなさを感じます。

2010/01/14

地方都市「ゆめの」の底辺の皆さんのお話。

ヤンキーも議員も引きこもりも市役所勤めも、
ダメなやつはどこまでいってもダメだな・・・

「無理」ってことなんだろうな・・・

最後は、わやくちゃで終わるけど、
女子高生のその後が心配だ・・・
やっぱり「無理」なんだろうか。

2011/07/20

なんでも無理を通すと道理が引っ込むじゃなくて、その先は破綻・破滅・といったことになるだろう。でもたいていそうなる前に、ブレーキがかかる。自分でかけたり、人にかけられたり。この物語に出てくる人物も知らず知らず無理が重なり、どこまで転がっていくんだぁ？ブレーキは壊れたのかぁ？と思いつつ読み進む。そしてエンディング、ちょっと無理矢理な終わり方ではありますまいか？でもこうでもしなければ収拾がつかないだろうな。新年早々ちょっと滅入るお話でした。

2010/01/11

分厚くて。文庫化したら、絶対に上下巻二冊になりますよね、この本。
ま。５人の主要人物、それぞれの話になってるから、物語が長いからといって
ダラダラした感じは無かったです。
なので、考えていたよりはずっと早く読み終わりました。

田舎の合併都市の話。
この小説は他人事でなく、自分の日常生活にありがちでリアル！

2010/01/19

＜内容＞人口12万人の寂れた地方都市・ゆめの。この地で鬱屈を抱えながら生きる5人の人間が陥った思いがけない事態を描く渾身の群像劇。

2010/01/09

イッキ読みでした。さすがというリーダビリティです。が、この時代には少々、リアルすぎて心が痛い。結末で多少なりとも救って欲しかった・・。過過去の最悪・邪魔のころはきっと時代がよかったから、エンタメ小説になりえたのかもしれないな、と感じる。

2010/01/03

話が長い、本が重い・・・。それぞれが最終的にはリンクするんだろう・・・と思っていても、私的にはちょっと無理！？途中からナナメ読みで失礼しました。

2009/12/30

合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則—弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵—東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也—暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子—スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一—もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。

2009/12/25

最後の同時多発事故。が希望か。町議がふらふらになりながらどこかへと歩いていく。町議だけが底辺にいることを免れているからか。格差社会。

2009/12/14

タイトルがどうして『無理』っていうのかなぁ
登場人物のしている事にやはり無理があったのだろうか。

生活保護課の公務員。
詐欺まがいの怪しい商品を売り歩くサラリーマン。
家庭内暴力、引きこもりの青年。
新興宗教にはまる女性。
業者と癒着している議員。

それぞれには、なんの接点もないが同じ街に暮らしている。
それぞれの日常に、違和感がなく引き込まれてゆく。
生活保護を利用して、仕事もしないで暮らしている人が
多いのにはちょっとなんとかして欲しいと思った。
援助交際って、知り合いかどうかをチェックするってありなのね。

結構、厚い本で通勤に持ち歩けないので、
読むのに時間がかかってしまった。

面白い本で、飽きる事なく読めるのですが、
図書館から借りた本で満足です。購入はしないかなぁ。