R.I.P. の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。格好よかった。日本に他国の移民が流入してきたら、という舞台設定だった。現在の、移民問題だけじゃなく、日本にまつわる国際情勢について色々考えさせられた。 サチコというキャラクターが非常に魅力的。あそこまで強い女性は、少なくとも自分は見たことがなかったので、興味を覚えた。主人公の彼と、サチコの捻くれた(ユーモアのある?)言い回しが、個人的に好き。ピーベもなかなか好みぐへぐへ。 あと、性的描写が本当に素敵だった。 ※非エロ
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▼装丁はまあいいとして、シールがちょっと、いや、たぶん日の丸のイメージなんだろうけど、あんまり好みに合わず、購入を渋っていた。でも、BOXで読んでない新人がいるのも気持ち悪いし、とりあえず読んじゃうことにする。 ▼15ページまで。日本が、ブラックラグーンのロアナプラ化していた。厳...
▼装丁はまあいいとして、シールがちょっと、いや、たぶん日の丸のイメージなんだろうけど、あんまり好みに合わず、購入を渋っていた。でも、BOXで読んでない新人がいるのも気持ち悪いし、とりあえず読んじゃうことにする。 ▼15ページまで。日本が、ブラックラグーンのロアナプラ化していた。厳密に言えば違うのかもしれないけど、紙面から受ける印象はそんな感じ。文章がねー……池袋ウェストゲートパークみたいなのを彷彿とさせる。あるいは、村上龍の変化形。BOXのほかの書き手に比べ、個性が薄く感じられる……かもしれないけど、カッコいいことは、カッコいい。でも困ったな、私、石田衣良、村上龍ともに「読まず嫌い」なんだよにゃー……。どちらも昔二冊くらい読んで「合わないみたいね」、と投げてしまった。そういう、私の苦手な、男を感じさせる、ちょっと映画的な文体。 ▼読み終わった。いいところ。可読性の高さ。序盤のロアナプラかっこいいイメージ。あとラスト一章前あたりの文章。 ▼悪いところ。直感的過ぎて私にはついていけないストーリーテリング。これで「泣いた」ってどういうことなの……。私はちっとも、いただけなかった。もうほんと、文字をおってる状態になってしまった。共感性の低さが個性かもしれないけども。 ▼というか、これを書いちゃったら、次は何を書くつもりだろう。そのへんは割と興味があったりする。才能はあるのだろう、たぶんね。 (09/11/17 読了)
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