アポロの杯 の商品レビュー
リオでのテンションの上がりっぷり。楽しかったんだろうなぁと感じられた。割腹自殺した三島由紀夫と、リオで羽根を伸ばす三島由紀夫。なにがどうなったんだろう。それはそれ、これはこれ、なんだろうか。
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何だか自己陶酔がしつこくて辟易といったところ。 この作家の小説以外の書き物を読むと、人間の醜悪さを感じるんですな。 作家自身は露にも思っていないだろうが、その発言・振る舞いは怪しさに満ちている気がする。
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表題作「アポロの杯」は海外旅行の良き伴侶に。 旅先から帰ってきてからもう一度読むと、外国の太陽の光や街の匂いが皮膚の上によみがえる。 ゲルニカ評はさすがにするどい。 全体としてもとても面白い随筆集。
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紀行文も面白そうなのですが、時間が無くて、「小説とは何か」のみ読破。 あの三島ですから、さぞかし小難しい理想や論理をブッってるのかと思いきや、意外に「読者」に徹してるんですねー。 やっぱり文学者たるもの、文学者である前に、小説を読むのが好きでたまらない「読者」。 しかも、文章の表...
紀行文も面白そうなのですが、時間が無くて、「小説とは何か」のみ読破。 あの三島ですから、さぞかし小難しい理想や論理をブッってるのかと思いきや、意外に「読者」に徹してるんですねー。 やっぱり文学者たるもの、文学者である前に、小説を読むのが好きでたまらない「読者」。 しかも、文章の表現などよりも、ストーリーの面白さを重視していて。 その意外さが、逆に小説の本質にきちんと気付かせてくれました。
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2009/6/4借りる 2009/ 評論集、全10編。紀行文、文学評論、演劇論、作品論、政治論などが含まれています。 目次 アポロの杯: 沢村宗次郎について: 雨月物語について: オスカア・ワイルド論: 陶酔について: 心中論: 十八歳と三十四歳の肖像画: 存在しないものの美学...
2009/6/4借りる 2009/ 評論集、全10編。紀行文、文学評論、演劇論、作品論、政治論などが含まれています。 目次 アポロの杯: 沢村宗次郎について: 雨月物語について: オスカア・ワイルド論: 陶酔について: 心中論: 十八歳と三十四歳の肖像画: 存在しないものの美学―「新古今集」珍解: 北一輝論―「日本改造法案大綱」を中心として: 小説とは何か: 解説:佐伯彰一
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