焼き餃子と名画座 の商品レビュー
やっぱり食に貪欲な人がうらやましい。平松さんの場合は取材でこれを食べてきてくださいっていうのも多いかもしれないけど、それにしても。私も読んだ直後は料理に目覚め、先日は上野で思わずじゅらくに入ってしまったが、すぐに熱が冷めるというか…
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※このレビューにはネタバレを含みます
国立に住み、東京女子大に通っていた著者。東京の西のほうの味には一家言をお持ちかと(もちろん、そこだけでなく、日本、いや世界中の味を知る食のエッセイストと認識している)。 ともかく、西荻窪から始まって、阿佐ヶ谷、荻窪、吉祥寺は2回、幡ヶ谷、代々木上原、西新宿とよく知る界隈のお店が紹介されていて楽しい。 しかし、よく知るお店もあるが、一方で、そんなお店あったっけ?!という新たな発見も当然多々あるのでありがたい。 この本の利用方法は、出版社サイトにある担当編集者が見つけたという、この楽しみ方が、実に的を射ていてよい。 「その一。おなかをすかせて読むこと。昼前でも夕方でも、ものすごくおなかがすいたなーというときに読むと、平松さんの文章が五感をえぐるようにしみこんできて、ぐっと細部まで文章を味わいつくすことができます。」 「その二。その一で極限まで気持ちを高めたら、あとはそこに出てきた場所やお店に実際に行くこと。」 実際に行きたい店は、メモった! (例えば、ぷあん@西荻、嘉賓@四谷、シャポールージュ@吉祥寺) カレーのお店もたくさん紹介されていた。どれも行ってみたいものだ。 単なる食レポでなく、著者の若かりし頃の思い出、街の記憶も語られているところも良かった。 前から順番に読む必要もなく、読みたい街だけ”つまみ喰い”してもいい。
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平松洋子さん「焼き餃子と名画座(わたしの東京 味歩き)」2009.10発行です。昼どき、小昼、薄暮、灯ともし頃、の4つの章立てで、平松さんが歩き、食べ、味わった東京の店を紹介されています。店の紹介がそのまま町の紹介になっています(^-^)東京の味だなあと思ういくつかのトップに、焼...
平松洋子さん「焼き餃子と名画座(わたしの東京 味歩き)」2009.10発行です。昼どき、小昼、薄暮、灯ともし頃、の4つの章立てで、平松さんが歩き、食べ、味わった東京の店を紹介されています。店の紹介がそのまま町の紹介になっています(^-^)東京の味だなあと思ういくつかのトップに、焼き海苔、なると、しなちくの入った醤油味のラーメンを挙げていらっしゃいます。同感ですw!タイトルの「焼き餃子と名画座」は神保町の紹介です。今もあるのでしょうか・・・。薄暮では、湯島天神下の「シンスケ」の料理が紹介されてました!
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB03409725
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やっぱり、彼女の文章はすごいと思う。 あんなに食べ物について、食べた瞬間や匂いや味や 雰囲気を上手に伝えられるなんて。 食べたくなるし、想像できるし・・・ 彼女の的確な表現とリズミカルさは素敵だ。
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著者の贔屓にしているお店を紹介しているのだが、彼女の本は、このような食べ歩きより、自身で作り出す料理のエッセイのほうが好み。 それでも、私がよく行っていたお店が数軒あげられていたことは嬉しい。
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東京の食に関するエッセイです。 私個人の感想ですが、 お料理に関わるお仕事をされている方は、 文才があるなぁと思います。 お料理を作ることは頭を使うことだと思うし、 あとは彩りや盛り付けのセンスなど、 芸術的な感覚が発達されているのでしょうか。 特に平松さんは、 文学的な感...
東京の食に関するエッセイです。 私個人の感想ですが、 お料理に関わるお仕事をされている方は、 文才があるなぁと思います。 お料理を作ることは頭を使うことだと思うし、 あとは彩りや盛り付けのセンスなど、 芸術的な感覚が発達されているのでしょうか。 特に平松さんは、 文学的な感じを受けます。 そして、 この人は食いしん坊なんだなぁと、 食べることへの愛をひしひしと感じます。
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何を勘違いしたのか、食べ物だけの本を戸惑いながら読んだ。読んで思うのは、確かに自分は食べるのは好きだが、こだわり(グルメ)ではなく、ただ、いっぱい食べられれば良い(食いしん坊)。
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粋な著者による粋な店巡り。 平松洋子さんの本を読むのは2冊め。 相変わらず文体にリズムがあって、思わず生唾ごっくんとなる文章力に脱帽である。 一緒に店に行っている雰囲気を味わえる体感型読書になるので、1話ごと時間をかけて大事に読んでみた。 著者はきっと本好きに違いないと踏んでい...
粋な著者による粋な店巡り。 平松洋子さんの本を読むのは2冊め。 相変わらず文体にリズムがあって、思わず生唾ごっくんとなる文章力に脱帽である。 一緒に店に行っている雰囲気を味わえる体感型読書になるので、1話ごと時間をかけて大事に読んでみた。 著者はきっと本好きに違いないと踏んでいたが、案の定、読書家だった。昔の文豪の名が、ちらほらでてくるのだ。
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