身代わり の商品レビュー
僕、「チョーモンイン」シリーズより、この「タック」シリーズの方が好きなんだよね。 前作が僕にとっていまいちだっただけに、久々の新作は期待と不安がないまぜになった状態でページを開く。 うーん、まあ、あの作品のあとは、こういうトーンにならざるを得ないのかねえ。うーん、まずは全体のト...
僕、「チョーモンイン」シリーズより、この「タック」シリーズの方が好きなんだよね。 前作が僕にとっていまいちだっただけに、久々の新作は期待と不安がないまぜになった状態でページを開く。 うーん、まあ、あの作品のあとは、こういうトーンにならざるを得ないのかねえ。うーん、まずは全体のトーンに違和感。 あと、冷蔵庫のアレがなくなっているという魅力的な謎が、ああいうふうに解かれるのか。。。うーん。。。 と、総じて「うーん」が多かった。 とは言え、駄作で面白くない、というわけではない。そこはさすが西澤保彦といったところ。また次回作に期待します。
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シリーズものらしい(^^;初見の人には厳しいです。THE昭和って感じの会話だったりユーモアだったりであんまり面白いと感じなかった。客観的に見過ぎたせいかご都合主義が気になり、全体的にリアリティーがない。主要キャラたちは前述の通りだしミステリーとしてもちょっと残念な印象かな。かなり...
シリーズものらしい(^^;初見の人には厳しいです。THE昭和って感じの会話だったりユーモアだったりであんまり面白いと感じなかった。客観的に見過ぎたせいかご都合主義が気になり、全体的にリアリティーがない。主要キャラたちは前述の通りだしミステリーとしてもちょっと残念な印象かな。かなり人を選ぶ小説だと思う。
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一応は独立した長編ながらも『依存』を前提にした箇所もあったりするので、『依存』を読んでいない私にとってはおいてけぼりを食らったような感じで、少々物足りなさを感じてしまいました。 別の場所で起こった2つの殺人事件が、物語が進むにつれ意外な展開を見せます。メイントリックのアイデアは面...
一応は独立した長編ながらも『依存』を前提にした箇所もあったりするので、『依存』を読んでいない私にとってはおいてけぼりを食らったような感じで、少々物足りなさを感じてしまいました。 別の場所で起こった2つの殺人事件が、物語が進むにつれ意外な展開を見せます。メイントリックのアイデアは面白いと思いましたが、事件があまりに偶然に左右されている気がします。また、犯行が果たして実行できるのでしょうか。いくらミステリとはいえ突拍子過ぎると思いました。
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タカチ、タック、ボンちゃんのこのシリーズを読み始めた時は 彼らとさほど年が変わらなかったのに、もう随分時間が経ってしまったなぁ。 当時はこの大学生のノリが共感できて楽しかったけど、 今読むとちょっとつらい感じです。 やりとりされる言葉も、時代を感じるというか…。 でも、西澤さん...
タカチ、タック、ボンちゃんのこのシリーズを読み始めた時は 彼らとさほど年が変わらなかったのに、もう随分時間が経ってしまったなぁ。 当時はこの大学生のノリが共感できて楽しかったけど、 今読むとちょっとつらい感じです。 やりとりされる言葉も、時代を感じるというか…。 でも、西澤さんのグイグイ最後まで引き込ませる力は健在ですね。 できれば直視したくない人間のいやらしさみたいな部分を描くのも相変わらず秀逸です。
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シリーズ物とは知らずに読んでしまいました。すでに6作目だったそう(汗)キャラ説明がなんとなく足りないと感じたのはそのせいか。もうみんなわかってるよね?今更説明いらないよね?って感じがあって、出てくる登場人物がうまくつかめずに読んでました。さらに多分、よくわかんないまま終わった話の部分は前作までに起きた事件だったんだと思われ。全体的によくわかんないまま終わってしまいました。ただ、事件の真相はどうなるの?ってのが気になって最後まで読めた感じ(笑)携帯のない時代のミステリーって今はもう読めないわ~(汗)すごく古く感じました。。
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タックシリーズの長編。いつものように酒を飲みながら、不可解な出来事についての解釈を語り合うのはいつものパターン。ただ今回は、ミステリとしての出来がなかなかいいと思った。不可解な出来事の解釈を積み重ねているうちに、事件の構図がどんどん変わっていき、最後に意外で残酷な結末に至る。作...
タックシリーズの長編。いつものように酒を飲みながら、不可解な出来事についての解釈を語り合うのはいつものパターン。ただ今回は、ミステリとしての出来がなかなかいいと思った。不可解な出来事の解釈を積み重ねているうちに、事件の構図がどんどん変わっていき、最後に意外で残酷な結末に至る。作品の構成がいい効果を上げていると思う。まあ、いくつか最後まで解明されないものが残ったり、さすがに多少無理があるな、と思うようなところがあったりもするけど、作者らしいアクロバティックなミステリであると思う。 シリーズの最新作ということで、作者自身が後書きの中で「できれば前作も読んでほしい」ということを書いている。読まなくても、ミステリとしてはちゃんと成立しているのは確かだと思う。ただし、探偵役をつとめる4人の大学生の言動については、前作までを読んでいないとさっぱりわからない部分がたくさんあるのは確かだと思う。そして、その4人が魅力的であるだけに、前作までのいきさつが気になって仕方がなくなると思う。意地悪くいえば、なかなかよくできたセールスである。でも、それに乗っかってまったく損はない。僕自身は、ミステリとしての魅力よりも4人組の魅力で読んでいたシリーズだから。 ただ、本作品については、4人組の魅力をミステリとしての魅力が若干ながら上回ったように思う。長編では「麦酒」以来、初めて(主観ながら)。
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久しぶりに西澤保彦。 またやってしまった、シリーズもの(しかも6作目くらい)だった。 交換殺人もの。 最後のほうでばたばたと新しい展開が続いて、ちょっとスマートじゃないなって思った。
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2010年本格ミステリベスト2位。タック、タカチ、ユウスケ、ウサコのシリーズだった。前作の「依存」、読んだ、ということは覚えてるけど、内容はさっぱりだ。あとがきによると、かなりシリーズが長いようなので、今後1から読んでみようと思う。木のうろでのメモで交換殺人を依頼ってやっぱ強引な気がするけど。盛田の妻が全然登場しないし。何かちょっと中途半端な気がする。鯉登あかりのキャラクターがいい。もっと生かしてもう一展開欲しかったような。
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けっこうなシリーズみたいですが…、 前作は2000年ということで…、初読…。 時代設定が1990年ということで…、 アラフォーのボク的には、それはそれでよかったのですが…、 主人公を成長させて…時代設定を現代にすれば…、 もっと…おもしろくなるんじゃないかなぁっと…。...
けっこうなシリーズみたいですが…、 前作は2000年ということで…、初読…。 時代設定が1990年ということで…、 アラフォーのボク的には、それはそれでよかったのですが…、 主人公を成長させて…時代設定を現代にすれば…、 もっと…おもしろくなるんじゃないかなぁっと…。 ていうか…、 最後まですごーくいい感じで盛り上がってきて…、 あの終わり方は…あかんでしょう…。 作者さん…、めんどくさくなったの…??、みたいな…。 すごーくいい感じだったのに…、終わり方で台無し…。 なので…、ものすごーくおしいけど…。
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真相へは、読んでいくうちに薄々気づいていきます。 タック&タカチシリーズですが、前作の影響で登場は大分後になってしまいますが、ボアン先輩がいるから、退屈はしない。 酒を飲めば推理力が上がるって設定だったっけ?結構シラフで解いてたろ。確か。
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