ヤンキー記者、南米を行く の商品レビュー
図書館で借りた。 少年院にいた福岡のヤンキーが仮退院として南米に旅立ち、南米で様々な出会いや、苦難を乗り越えて、結果として更生してくエッセイ。 ただの南米放浪記であればありきたりだし、ただのヤンキー更生文書であってもありきたりだが、この本の魅力は、ヤンキーだからこそ南米の貧困層や...
図書館で借りた。 少年院にいた福岡のヤンキーが仮退院として南米に旅立ち、南米で様々な出会いや、苦難を乗り越えて、結果として更生してくエッセイ。 ただの南米放浪記であればありきたりだし、ただのヤンキー更生文書であってもありきたりだが、この本の魅力は、ヤンキーだからこそ南米の貧困層やギャングなどとの出会いや理解がある点。普通の日本人(特に旅行客)ならば、下手に夜外に出歩きはしないはずだ。そこを気楽に出歩き、ハプニングはもちろん、出会った貧困層への理解も彼ならでは。人間同士の温かみも感じられる。 また後に新聞記者になった経歴からだろうか、文章が単純に面白い。スキマ時間の読み物としてはオススメ。 蛇足だが、福岡に住んでる立場だからか、頻繁に出てくる博多弁が楽しい。もしかしたら、博多弁に馴染みが薄いと読みにくいかもしれないが。
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元不良の南米邦字紙新聞記者になるまでの道のり。非常に濃い人生を歩んでいる。その中にも常に挑戦する姿勢や、貧困層の人に対する見方はとても参考になる。
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