あなたにもわかる相対性理論 の商品レビュー
[ 内容 ] 二十世紀最大の発見といわれるアインシュタインの相対性理論は、どこが真に革命的だったのか? お茶の間でも人気の科学者が、「時間の遅れ」「物体の縮み」など、相対性理論のポイントを踏まえてわかりやすく解説する。 また、著者自身が人生において大きな影響を受けたアインシュタイ...
[ 内容 ] 二十世紀最大の発見といわれるアインシュタインの相対性理論は、どこが真に革命的だったのか? お茶の間でも人気の科学者が、「時間の遅れ」「物体の縮み」など、相対性理論のポイントを踏まえてわかりやすく解説する。 また、著者自身が人生において大きな影響を受けたアインシュタイン思想の核心を10の視点から捉えなおす。 巻末には著者翻訳の相対性理論「第2論文」を全文掲載。 E=mc2がいかに導き出されるのかを読み解く。 [ 目次 ] 第1部 アインシュタインから読み解く相対性理論(相対性理論が生まれた背景―「アインシュタイン力」が相対性理論を生み出した;相対性理論は何の扉を開けたのか―世界を変えた原理としての相対性理論;アインシュタインのロマンと相対性理論―天才のように生きれば天才になれるか) 第2部 時間・空間から読み解く相対性理論(相対性理論が導くワンダーランド―「常識」の目を閉じた時、新たな世界が開かれる;認識論としての相対性理論―「相対性理論的に考える」と発想が必ず広くなる) 特別付録 第2論文を読む―最も有名な公式「E=mc2」を完全理解するために [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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前半がアインシュタインがどうやって相対性理論などの発見を成し得たのかを著者が10個の「アインシュタイン力」として説明しているという自己啓発書的な内容。 後半は特殊相対性理論、一般相対性理論などの説明。 個人的に前半はもう少し伝記のようにして自己啓発書的なニュアンスは控えて欲し...
前半がアインシュタインがどうやって相対性理論などの発見を成し得たのかを著者が10個の「アインシュタイン力」として説明しているという自己啓発書的な内容。 後半は特殊相対性理論、一般相対性理論などの説明。 個人的に前半はもう少し伝記のようにして自己啓発書的なニュアンスは控えて欲しかったところだけども、後半は分かりやすくてよかった。 時間や空間は絶対のものではなく、状況に応じて一つの事でも時間や空間の捉え方が変わる(相対的である)ということの意味がわかった。 ただ、その出発点をもいえる「光速度不変の法則」についての説明が足りない。 光の速さが有限(秒速30万キロ)であるなら、時速50キロで走る車がすれ違ったときに車に乗ってる人から見たもう一方の車の時速が100キロになるように、一方の光から見たもう一方の光の速さは光速の2倍になりそうなものだが、計測の結果このような状況でも速さは変わらないらしい。 個人的には光の速さが有限であるなら時速50キロの車の延長線上に光があるように思えてならない。何故光だけ速度が変わらないのか。まだわかってないのかもしれないけど、観測結果がこうだったからではなくて、理屈を説明して欲しかった。
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茂木さんの、アインシュタインに対する愛情がぎっしりつまった一冊。 アインシュタインの人となりを通じて、世紀の偉業を成し遂げる要素をアインシュタイン力として複数紹介している。 昨今の啓発本と一線を画しているのは、ただ茂木さんがアインシュタインのことを好きな部分を挙げてて、それを編集...
茂木さんの、アインシュタインに対する愛情がぎっしりつまった一冊。 アインシュタインの人となりを通じて、世紀の偉業を成し遂げる要素をアインシュタイン力として複数紹介している。 昨今の啓発本と一線を画しているのは、ただ茂木さんがアインシュタインのことを好きな部分を挙げてて、それを編集者の意向で○○力として表現しているだけであることだ。 もちろん、相対性理論の紹介も、中学生物理さえ理解していれば、なんとかたどり着けるレベルまで噛み砕かれている。 アインシュタインは科学でロックを奏でている!って言っている茂木さんが、すごくかわいいです。 相対性理論をもう一歩踏み込んで学んでみたい方は、同僚、竹内薫の「ゼロから学ぶ相対性理論」を一読あれ。
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「僕の大好きなアインシュタイン」って題名にして、もっともっとアインシュタインのことを語らせておけば、もっと面白い本になっただろう。
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ちょっとまだ、消化しきれていないです。相対性理論そのものよりも、茂木さんが好きだからなのか、アインシュタイン自身についてのエピソードが目立つ気がする。
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● 彼が1905年に発表した特殊相対性理論の論文には、一切の引用文献がなかった。 ● 「戦争は、まず一方にとってものごとがうまくいくだろうという希望である。それから他方にとっては悪くなるだろうという期待となり、ついで他方はよくはならないだろうという満足となり、最後にどちらにとっ...
● 彼が1905年に発表した特殊相対性理論の論文には、一切の引用文献がなかった。 ● 「戦争は、まず一方にとってものごとがうまくいくだろうという希望である。それから他方にとっては悪くなるだろうという期待となり、ついで他方はよくはならないだろうという満足となり、最後にどちらにとっても悪くなったという驚きに変わる」アインシュタイン ● 速さが時間と空間の関係で決まる以上、光速度が一定であるという前提で話を進めた場合、これまでの時間や空間に関する考え方を根本的に変える必要がある。それが、アインシュタインの特殊相対性理論の提示であった。 ● つまり「物質があれば、その質量(エネルギー)によってまわりの空間はゆがむ。このゆがみが重力の正体である」というのが一般相対性理論の主張だ。
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自然の事象や節理を数式で表現する。 それも、とてもシンプルな数式で。 ずっと前から一度は耳にしたことのある相対性理論。理論の中身をしらなくても、おとどけて舌をだすアインシュタインの写真は、20世紀を代表する一枚であろう。 そんな知ってるようで知らない相対性理論を茂木氏が底知れ...
自然の事象や節理を数式で表現する。 それも、とてもシンプルな数式で。 ずっと前から一度は耳にしたことのある相対性理論。理論の中身をしらなくても、おとどけて舌をだすアインシュタインの写真は、20世紀を代表する一枚であろう。 そんな知ってるようで知らない相対性理論を茂木氏が底知れぬ愛情と尊敬をもって解説してくる良書である。 世の中に絶対的なものはない≪光≫であっても≪時間≫であっても、それらは相対的なものである。 正直、芯から理解できたわけではない物理学の理論そして概念は、やはり難しい。ただ、必死にわかったふりをして読み進めていくうちに、物理学の自然現象を人間の思考で解き明かし、そして美しく簡素化された公式で表現していくことの崇高さに強く敬意を表したくなる。素直に。 この感覚ぜひ感じてほしい。 そして、アインシュタインという20世紀が生んだ巨人が一生涯を通じ表現した≪人間の思考は、自然の原理をひもとき、現在そして未来をダイナミックに変化させることができる≫ということに強く心を打たれた。
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さすが茂木さん。わかったような気にはなったw アインシュタイン好きなら読んで損はない、、、かなww
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アインシュタインの人生や思考スタイルの特徴をアインシュタイン力と称して、茂木健一郎さんが独自の視点で解説している。 要約すると、アインシュタインは、好奇心が非常に強く、自分自身の力で考え抜くということを一貫して行っているが、その一方でそれ以外のこと、例えば地位・名声・お金には執着...
アインシュタインの人生や思考スタイルの特徴をアインシュタイン力と称して、茂木健一郎さんが独自の視点で解説している。 要約すると、アインシュタインは、好奇心が非常に強く、自分自身の力で考え抜くということを一貫して行っているが、その一方でそれ以外のこと、例えば地位・名声・お金には執着心がない。 そしてあくなき探究心が結果として相対性理論の構築に結びついたとしている。 この高度情報化社会では誰かがやったことを少しだけ変えてあたかも自分で作り上げたかのように振舞うことが当然となっているが、革命的発見は、自分自身が最初から最後まで考え抜くことによってのみ起こりうると感じさせる。 後半は、相対性理論の解説となっている。 高校までは得意科目が物理であったことから、前半は少しだけついて行けた気もするが、途中から完全においてかれてしまった。 今目に見ているものが絶対となってしまっている今、相対的なものを理解するのは至難の技といったところか・・・ ただロマンは感じる。 生まれ変わったら科学者もいいなと思った。
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あなたにもわかる相対性理論 出版不況だけれども、新書は売れているのか新しい新書シリーズ。相対性理論というより、アインシュタインについての本だった。 http://bit.ly/34V88V
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