ボリス・ヴィアン伝 の商品レビュー
歴史上でもっとも最高の作家は誰か? ・・・と問われたら、 ええっと、『なしくずしの死』のルイ・フェルディナン・セリーヌでもなく、 『泥棒日記』のジャン・ジュネでもなし、 『百年の孤独』のガブリエル・ガルシア・マルケスかな?、 『カラマーゾフの兄弟』のフョードル・ドストエフスキ...
歴史上でもっとも最高の作家は誰か? ・・・と問われたら、 ええっと、『なしくずしの死』のルイ・フェルディナン・セリーヌでもなく、 『泥棒日記』のジャン・ジュネでもなし、 『百年の孤独』のガブリエル・ガルシア・マルケスかな?、 『カラマーゾフの兄弟』のフョードル・ドストエフスキーも相応しく、 『吶喊』の魯迅も絶対落とせないし、 ああ、誰か一人って決められない、みんな好きで重要なんだもん、 ええい、ままよ、一番カッコイイ作家ならすぐ挙げられます、 それは、ジャズトランペッターで歌手そして作家にして詩人、ジャズ評論家で米国文学紹介者、アバンギャルドでありハードボイルドな、チェ・ゲバラと同じ39歳で夭折したフランスのボリス・ヴィアン、その人です。 没後50年ということで出された評伝ですが、『墓に唾をかけろ』や『うたかたの日々』や『北京の秋』などにうつつを抜かしていた頃を思い出して、これから彼の壮絶な人生を振り返ろうとしています。
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