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これでよろしくて? の商品レビュー

3.8

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2022/09/05

家族になれない嫁。当事者にならない夫。心当たりありありのあり。それでも今を続ける、そしてそれはとてつもなく体力のいる事なのだよなー。

Posted byブクログ

2020/05/04

嫁姑にまつわるあれこれは、絶対いやな思いをするものなので読むのもしんどい。でも、「これでよろしくて?同好会」が面白くて読み進められる。多くの人は、わかりやすく大変なわけではないないかもしれないけど確かに大変な思いをしていて、救われる場所が必要なんだろう。終わり方がとても好き。

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2018/12/09

二度目のはずなのに、小気味いい会話に笑ってしまった。 なぜかこの小説の作者を別の人だと長いこと勘違いしていた。 (で、その別の人の作品をたくさん読んで、「あれー?会話がおもしろい小説をかく人だと思っていたのになあ?」とがっかりしていた) 川上弘美さん。これからしばらく読んでみ...

二度目のはずなのに、小気味いい会話に笑ってしまった。 なぜかこの小説の作者を別の人だと長いこと勘違いしていた。 (で、その別の人の作品をたくさん読んで、「あれー?会話がおもしろい小説をかく人だと思っていたのになあ?」とがっかりしていた) 川上弘美さん。これからしばらく読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2018/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっと読んだ人少ないじゃん!めっちゃ面白かった。思わず吹き出しちゃうとこも。この作者の本で一番面白かった。って何冊も読んでないけど。何かの本の後ろのとこで紹介されてたもの。これでよろしくて?同好会はすごくいい。参加してみたい。こういう友達というか、どういうつながりかよく分からない、でもしっくりなじむ会、というのは素晴らしいと思う。ほんと土井母はどうして菜月を誘ったんだろう。しかし夫婦は大変だと思う。知らない人とも家族にならなきゃいけないんだから。やっぱ結婚しなくて良かったと思う。

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2018/10/17

主人公よりママンの方を身近に感じながら、ママンを、身近な人に重なるかなどうかなと思いながら読んだ。嫁からどう見られるかの参考にしているようだった。

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2017/12/26

じわじわ効いてくる。 結婚って?家族って?夫婦って? もやもやとした、誰にも言えない様な些末な問題について主人公が徐々に自覚し、解決への見解を見付ける物語。 ★気に入ったフレーズ… 時が場所を移る事が、人と会う事別れる事が私達を変え、変わりたくなくても変わるつもりがなくとも、...

じわじわ効いてくる。 結婚って?家族って?夫婦って? もやもやとした、誰にも言えない様な些末な問題について主人公が徐々に自覚し、解決への見解を見付ける物語。 ★気に入ったフレーズ… 時が場所を移る事が、人と会う事別れる事が私達を変え、変わりたくなくても変わるつもりがなくとも、情け容赦なくわたしたは変えられていく。 今いる私はもう結婚前の私じゃないんだ。彼と恋愛をしていた頃の私でもない。1年前の私ですらない。今ここにいる私は、今だけの私。 人間は変わっていくもの。しっかりこの手で掴まなきゃならないのは、過去や未来でなくて今現在、のこの生活。

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2016/09/28

あるある、と思う。 人間描写がうますぎて光に少しイライラしたり。 家族、それから夫婦。 リアルさにちりちりちくちく。 でも。 変わっていくんだ。 なんだか、今読めて良かったなと思った。 ずっと持ってたけど読めてなくて、手に取ったのがこのタイミングだったことに、自分の読書センサ...

あるある、と思う。 人間描写がうますぎて光に少しイライラしたり。 家族、それから夫婦。 リアルさにちりちりちくちく。 でも。 変わっていくんだ。 なんだか、今読めて良かったなと思った。 ずっと持ってたけど読めてなくて、手に取ったのがこのタイミングだったことに、自分の読書センサーの精度の高さを嬉しく思う。 今すぐではなくても、じわじわと、必要なときに効いてくる、そんな予感。 または、必ず要る、というところに行ってしまう前に思い出すような気もする。 この話自体が、土井母のような。 別段現状に変化があった訳ではないけれど、なんとなく清々しい、ふわふわとした読後感。 桜の夜の件がいい。そこまでの件を踏まえてのこれなのが。 土井母との出会いもだけど、川上弘美らしくて好き。 これでよろしくて?同好会のくすくす笑いが聞こえるような気がする。

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2015/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結婚して2年半、日々の暮らしは幸せだけど、何となくもやもやしたものを抱える主人公菜月。 ある日、買い物の途中で、元カレのお母さんに会い、『これでよろしくて?同好会』という名の、ちょっと不思議な集まりに誘われる。 川上弘美さんらしい、ゆるくて、不思議な、でも、とても現実的なストーリー。 これでよろしくて?同好会は、近所の奥さまの井戸端会議のようでもあり、でも、利害関係のない集まりでもあり、 先輩主婦の本音が聞ける場ってとても大事だと思っているので、うらやましい集まりだなと思います。 参加したい‼ 文中にもあった”くえない、大人たち”、そこがいいのでしょうね。 そうそう、菜月がみつけた『家族』の定義、 〈敵でもある、味方ともなる。時には観客ともなって、声援を送る。反対にヤジを飛ばす。そしてまた、審判となって厳しい宣告をおこなう。また温情あるジャッジを下す。…それらいりまじって、役柄をくるくる変えあって出たり引っ込んだりして試合を進めていくものたちの実態〉 すっごく分かるな~と。 なんだか、じーんとしたところでした。

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2015/04/17

上原菜月は33歳。光と結婚して2年半。 彼女の「買いもの道」の途中で、結婚前つきあっていた男の子の母親に会い、ある会に入ることになった。 それが「これでよろしくて?同好会」だった。 メンバーは、その土井母に、「結婚正社員」を自称する妹尾香子、眼鏡をかけた立木雛子、四回結婚し...

上原菜月は33歳。光と結婚して2年半。 彼女の「買いもの道」の途中で、結婚前つきあっていた男の子の母親に会い、ある会に入ることになった。 それが「これでよろしくて?同好会」だった。 メンバーは、その土井母に、「結婚正社員」を自称する妹尾香子、眼鏡をかけた立木雛子、四回結婚して、5人の子どもがいる八戸みずほ。「新川亭」という小さな洋食屋さんで、食べものをつつきあいながら、話をする。 土井母が、「議題」を読み上げて話は始まるのだが例えば、こんな風… 「社会人の息子は独り暮らしをしています。先日息子の部屋に久しぶりに出向きました。すると、当の息子はいなくて、かわりに息子の友だち暴君と見知らぬ女の子が寝ていました。たいへん驚いたのですが、暴君と女の子もびっくりしたようです。こんな時、どういう態度をとるべきでしょうか。なお、暴君のことは昔からよく知っています。」 で、いろんな意見が出るうちに、女の子のパンツの話になり、セックスのあとのパンツはいつはくのか、という問題に発展していくのである。 ある日、光の妹の郁が家出をして、菜月たちの家に泊まりこむ。彼女は実家にいて、そこは光の弟の亮とその妻、多紀ちゃんと両親が住んでいるのだが、多岐ちゃんと「ママン」がうまくいっていないらしい。 で、郁は帰ることになったのだが、今度は「ママン」がやってきた。そして、いつまでも「ママン」はいるのだが…。 とにかく、同好会の議題がユニーク。それに応えるメンバーの発言も面白く、その中で菜月の家庭話が展開され、一気に読んでしまった。

Posted byブクログ

2015/02/23

結婚生活を約一年経験して、菜月とよく似たもやもやを感じることが何度もあった。仕事を辞めて世の中から取り残される感覚。夫と義母の独特の甘い関係。とてもしっくりきて、そうだよね、そうだよね、と思いながら読みました。 こんな同好会があったら、是非参加してみたいなあ

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