人間の本質 の商品レビュー
片や経営者、片や宗教家。異なる性質の二人が人間の生き方、生きる意味を語り合う異色の対談集。立場は違えど、今生で魂を磨く、というい「生きる意味」のとらえ方は同じ。
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人生の大先輩でもちろん善人である両氏の対談本。 リーマンショック後の資本主義の混迷を取っ掛かりに、 社会、人間の欲やそれを超えた本質や歴史など。 高い境地の事柄も平然と書かれている。 対談本にありがちな散漫で薄い内容かと思いきや、 本山氏の精神世界論に占められた形ではあるが、 ポイントが押さえられた解りやすい内容。 いかに自分存在を客観的に反省し、それから離れるかどうか。 物の原理に従った故の、自己保持の考え、自分さえ良ければ、 の論が新鮮だった。 稲森氏の第二電電を立ち上げる決意が このような崇高なものであったとは。 2009年の本で、311の予想にも感じられる節も ある(というのはこじつけか)。
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