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秘密 -トップ・シークレット-(7) の商品レビュー

4.6

38件のお客様レビュー

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2022/10/16
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清水玲子著『秘密:トップ・シークレット7(Jets comics)』(白泉社) 2009.11発行 2017.3.5読了  アニメで放送されていたらしい。死んだ人の脳を解析することでその人の記憶を映し出し、犯罪捜査を行う第九という警察組織の話。  少女漫画という位置付けだが、話がものすごくシリアス。特にこの7巻は、外務大臣の娘が誘拐される話だが、最後の最期に全ての因果が跳ね返ってくる残酷な結末が待ち受けている。最後のシーン、薪室長の情け容赦のない罵言と酷薄な表情と言ったら……。薪室長の突き刺さるような怒りが読む者にストレートに伝わってくる。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000010615352

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2022/07/10
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この表紙の薪さんが一番カッコいい^^ 複雑に入りくんだ事件 淡路の復讐がかなった瞬間 何も知らずに生きてきた子供たちが真実を知った瞬間の気持ちを考えると 大臣の罪の重さが分かる

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2021/07/15

心を鬼にして実行した誘拐事件。 血のつながりよりも利権を重視する。 ある意味、政治家っぽい。 擁護の余地なし。

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2021/06/05
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Case 7. 外務省大臣長女・千堂咲 連載時から大分経っているので、未読のように楽しめた(笑) 気になるのは、果たしてこの父親は、自分が「二回も見捨てた」実の娘に、自分が生物学上の父親であると名乗るのか否か? 14年も慈しみ、そのために殺人まで犯した義理の娘に、自分は生物学的には他人である(他人と知っていたら殺人などしなかった)と伝えるのか? もし本人が口をつぐんだとして、 事実を知る二人の母親は、娘に真実を伝えるのか? 何も伝えないのがベストのように思えるが、 なによりも「血」を重視しているようなので、遅かれ早かれ実の娘には「父」と認めてもらいたくて、言ってしまいそうな気がする。 普通の流れだと、こちらの義理の娘には育ての父がいる訳なので、すんなりとは受け入れてもらえないような気も。 ハッピーエンドにすることも、バッドエンドにすることも可能な終わり方。 日本人的な思考だけど、まぁ、因果応報ということで、両方の娘を失うのが妥当かなと思ってしまうけど、物語としてはそれはどうかなとも思うので、 結末を描かなかったのは正解。 余談 元大臣が妻と娘に会いに行かなかったことに関連して。 咲が「父」に見せたかった雑誌などがビリビリに破かれており、泣いている。母親も泣いている。 昔は「父が来なかったからかなー」とあっさり流してたけど、よく考えたら、それぐらいで雑誌破いて突っ伏して泣いて、母も泣いているのはおかしい。 なぜか知らないけど、うっかり母が血が繋がってないことを言ってしまった?いやでも、それならショックは受けても、記事を破るほどじゃない。 破るぐらいの衝撃なら「他人」「知ってたら殺人なんてしなかった」発言を知るぐらいじゃないと…、とは思うけど、あの短時間でその情報が伝わるには無理があるし、あそこに居合わせた人でそれを本人達に言うような人たちもいないはず(仕事で来てるし)。 時系列で見ると辻褄が合わないけど、私はこれが作者のこの物語の「終わり」のヒントなのかなと思っている。 あと、もう一つの、元大臣への「復讐」としては、仕掛けた方も確証はないけども未必の故意的な復讐として、「浮気されたと思い込めばいい(または、浮気されたことを知ればいい)」というのがあったと思う。 個人的には、妻は浮気したんじゃなくて、精子の提供を受けたんじゃないかなと。元大臣は妻を「裏切り者」呼ばわりしちゃったし、これも本人に伝われば、結構な楔になると思うんだよねー。 「別に隠すことないじゃん」って思うかも知れないけど、あの元大臣が、他人の子供を育てることに同意するとは到底思えないから、妻が隠す気持ちもよく分かるんだよね。 特別編 一期一会 薪が誰にメール送ったかが気になりすぎる(笑)

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2021/05/22

画的なグロテスクさは低めだけど、ストーリーの残酷さが……MRIとか関係のないところでのことだから余計にしんどい。

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2020/07/19
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シリーズ中一番(?)のクズでクソな人物の登場で、心が腐りそう☆でも実際にいそうで怖い。あんなにたくさん登場したのに、唯一の人間らしい台詞が「彼女は助かったのか…よかった」だけだもんなぁ。 あの事実は公表されるんだろうか、でもそうしたら被害者たち、ほんとうに何の罪もない女の子たちのプライバシーがエライコトなる訳で、でもあの男にはキッツイ罰を喰らってほしいし。

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2017/09/22
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凄い話だった。 人間の醜さをこれでもかと見せつけ、ラストは畳み掛けるようなどんでん返しの連続。 千堂大臣はホント人として最低だなと思うけど、政治家にはこういう人たくさんいるよなあ、という。 ラスト、ニュースの声が「幸せな3人だけの家族の時間を過ごしている事だけは間違いないとお伝えして終わります」と読み上げる内容と、真実とが余りにも乖離していて、それがまた何ともやりきれない。

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2017/02/25

薪さんの想いが隠し切れなくなってきていて切ない‥。 大臣の娘拉致事件、仕掛けが巧妙で。 これはやるせないよ。

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2017/02/22
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再読。 テロや人質等の事件が起きる度にそれが我が子(肉親)だったら・・とか思うと心乱されます。何としても助けたいと思うのが親心でしょう。 願い虚しく捜索を打ち切られ娘を失った男の復讐劇。 凄まじい執念を感じましたし、その行き場のないやりきれない思いを薪さんが熱く代弁してくれました。 そんなにいろいろな感情を受け止めてしまうとつらいだろうなぁと、読む度に薪さんが痛々しく思えてなりません。

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2016/10/05

この7巻が作品的にも最もクオリティーが高い。 人違いと知ったとたん、人命より己の立場を優先させた大臣に静かにキレる薪さん。 閉じ込められたのがもし「薪さんだったら」と青木に言われハッとする薪さん。 無謀な青木に対し「僕がすべて指示を出す!」とリーダーシップを発揮する超カッコイイ...

この7巻が作品的にも最もクオリティーが高い。 人違いと知ったとたん、人命より己の立場を優先させた大臣に静かにキレる薪さん。 閉じ込められたのがもし「薪さんだったら」と青木に言われハッとする薪さん。 無謀な青木に対し「僕がすべて指示を出す!」とリーダーシップを発揮する超カッコイイ薪さん。 総監に怒鳴られ一瞬ひるむも、外のヘリの音に命をかけて少女の救出に向かった青木を思い出し、毅然とした表情に変わり総監に進言する薪さん。 無事戻った青木を見て、思わず感情があふれだし、抱きついてしまった薪さん。 そこに雪子が来て、青木からすっと離れる薪さん。 雪子と青木の触れ合う手を見、二人を見、青木の表情を見てから目を伏せてエレベーターの扉を閉め去る薪さん。 薪さんはもとより、ここに来て青木の感情にも変化があらわれている。 親と子の絆をテーマにしているが、season0の原罪を読んだ後に読むと、薪さんの心情はいかばかりかと。 犯人である淡路にどうしても共感してしまう。 大臣には嫌悪感しかないが。 読むたびに あちこちに散りばめられた細かい心理描写に気づくので、マンガってすげえなと。 あ、清水先生がすごいのか。

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