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現代訳 職業としての学問 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2018/10/13

できれば血気盛んな若い時に読んでおきたかったと思うが、今読んでも深く染み入るような味わいがある。人生で2回読むべき本。

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2015/05/08

出来れば普通に訳したものが読みたかったけど一番手に入りやすかったのでこれを 確かに現代に通じるものを感じはするけどそれも訳仕方の問題なんじゃないの?って思えてしまうので今度は普通に訳したものを読もう

Posted byブクログ

2012/07/07

教員が教室で提供する授業とは、この単位をとったら何の役に立つという前提はない。教員のすることといえば、教室の受講者の前で、公平な考えを示し、都合が悪い事実を明かし、知識、考える訓練、明晰さを与えること。受講者の前で、上からの押しつけ、予言的、煽動的な物言いをする教員がいたら、それ...

教員が教室で提供する授業とは、この単位をとったら何の役に立つという前提はない。教員のすることといえば、教室の受講者の前で、公平な考えを示し、都合が悪い事実を明かし、知識、考える訓練、明晰さを与えること。受講者の前で、上からの押しつけ、予言的、煽動的な物言いをする教員がいたら、それは良い先生ではないと判断した方が良さそうです。

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2011/12/11

自分の仕事の意味、人生の意味は自分で見つけるということなのかな。 日々仕事をとにかく頑張る、大事なことだし、 色々な人に出会って影響を受ける、これも大切。 でも、この仕事何のためにやってるの? この人のいうことが本当に全てなのだろうか? こう自分に問いかけ続けて、共すれば何...

自分の仕事の意味、人生の意味は自分で見つけるということなのかな。 日々仕事をとにかく頑張る、大事なことだし、 色々な人に出会って影響を受ける、これも大切。 でも、この仕事何のためにやってるの? この人のいうことが本当に全てなのだろうか? こう自分に問いかけ続けて、共すれば何も考えずに偏りがちな自分のバランスをとらなければいけない。 それはとっても疲れるけど、頑張れということなのだろう。 ゼミの最初の授業中で読んだときは、あまり理解できていなかったけど、ゼミでの研究、会社に入ってからの経験を通じて何となくわかるようになってきた。

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2011/07/01

現代語訳ならぬ「現代訳」。その心は、今の日本の悩み多き若者たち向けに、現在の文脈のなかでウェーバーを読み替える試み。『下流社会』の三浦展氏らしさが出ていると思う。巻末の姜尚中氏との対談や、本書成立の過程を記したあとがきから読んでみるとよい。

Posted byブクログ

2011/05/07

いまさら!って気もしますが。 マックス・ウェーバーの職業としての学問を現代風にアレンジして訳し直したもの。若いサラリーマンを読者層に狙ったのでしょう。狙いすぎな気もしますが、時代を超えて訴えてくるものがあります。姜尚中氏との対談が付いています。

Posted byブクログ

2010/10/22

フランスと違ってドイツには学問の不死の存在は存在しない。研究と教育という二つの課題を持つドイツの大学の伝統を正当に評価すべきです。 学問の分野で何か実際に完成した仕事をしたという確信は、この上なく厳密な専門的な研究ウをなしえたときにのみ得られるもの。だから隣接領域に手が広がってい...

フランスと違ってドイツには学問の不死の存在は存在しない。研究と教育という二つの課題を持つドイツの大学の伝統を正当に評価すべきです。 学問の分野で何か実際に完成した仕事をしたという確信は、この上なく厳密な専門的な研究ウをなしえたときにのみ得られるもの。だから隣接領域に手が広がっていく研究、特に社会学者は林節遼幾にしょっちゅう手を広げざるを得ませんが、そういう研究を達成するにはあきらめが必要です。 ゲーテ級の個性的な人物でも、自分の人生そのものを芸術作品のように創作しようとすれば、彼の芸術は疑問視され、彼は芸術によって報復されるでしょう。 学問における進歩のような概念は芸術にはない。 学問は神への道だった。学問を合理主義や主知主義から救いだすことが神と一体化した生活の大前提だというのが、宗教的な気分を持った現代の若者たちの、あるいは宗教的な生きがいを得ることに懸命な若者すべてに共通しています。 学問に意味はない。なぜなら学問は我々にとって唯一重要な問い、つまり我々はなにをなすべきか、われわれはいかに生きるべきかという問いに何も答えないからである。学問はその問いに答えない。これは全く争う余地のない事実。ただ十洋なのは、どういう意味で学問が何も答えないかです。 アメリカの若者は何に対しても、誰に対しても伝統や役職に対しても経緯を払わない。彼らにとって重要なのは個人的業績だから。 学問に価値があることが前提されている。 どんな学問も絶対的に無前提ではない。またどんあ学問も、その前提を拒否する人に対して、学問の価値の根拠を説明することはできない。

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2010/09/23

難解な印象を持っていたが、この翻訳(解釈?)のおかげで読みやすかった。逆にすらすら読めすぎて、もっとかみしめて読んだ場合にこころに残るであろう箇所が右から左に流れてしまったのではと不安。

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2010/06/28

6/28:マックス・ウェーバーの本を読んでみたかったのだけど、とっつきやすそうだったので、これを借りてみた。昔々の講義(講演)らしい。

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2010/06/12

他の訳を読んでいないが、当時、大学がどういう職場だったのか、よく分かるし、親しみの持てる書き方になっている。 受講者が多い先生が評価されていた、というのが面白い。当然といえば当然か。現代語訳のためか、妙にリアル。当時も今もあまり変わらないというか。本質は変わらない、のかな。

Posted byブクログ