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対論集 発火点 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2020/10/28

2009年刊行、桐野夏生さんの対談集。 やはり男女のジェンダーギャップにおける「意識の違い」を巡る話が面白く、林真理子さんなど女性陣との会話がとても楽しそうだ。作家との対話では、桐野さんの創作に対するスタンスが漏れ聞こえてきて興味深い。 その一方では、佐藤優さんとの対談は自分にと...

2009年刊行、桐野夏生さんの対談集。 やはり男女のジェンダーギャップにおける「意識の違い」を巡る話が面白く、林真理子さんなど女性陣との会話がとても楽しそうだ。作家との対話では、桐野さんの創作に対するスタンスが漏れ聞こえてきて興味深い。 その一方では、佐藤優さんとの対談は自分にとってはあまり面白く感じられなかった。会話が盛り上がっていないような気がしたのは気のせいだろうか。 この本もエッセイ集『白蛇教異端審問』と同様、図書館から借りて読んだのだが、これまた手元に置いてときどき参照したくなるような、愛すべき書物だった。対談集の類は割と好きだ。

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2016/11/21

作家って作品そのものではないということが垣間見れた。桐野氏の本を読むと、登場人物の悪意が読者本人のものとなって読者に立ち上ってくる気がしてどきどきしながら読んでいくことになるという点には激しく同意。

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2016/10/14

鈴木清順 ツィゴイネルワイゼン 原田芳雄 仁義なき戦い 完結編 北大路欣也 佐藤優 突出した経済力をもった人間 周りの人間は恐怖し、嫉妬を覚える それを回避するために、どうするか ばらまき ロックフェラー家やビルゲイツといったアメリカの大富豪が福祉や学術ために財団をつくっ...

鈴木清順 ツィゴイネルワイゼン 原田芳雄 仁義なき戦い 完結編 北大路欣也 佐藤優 突出した経済力をもった人間 周りの人間は恐怖し、嫉妬を覚える それを回避するために、どうするか ばらまき ロックフェラー家やビルゲイツといったアメリカの大富豪が福祉や学術ために財団をつくったり、大規模な寄付を行ったりするのも、自己防衛の戦略

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2013/07/30

物語を語る根本の、桐野さん自身の 発する言葉を聞ける本。 こんな人があんな物語を生み出すのだ、という感慨。

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2015/05/04

対論集とありますが、気軽に楽しめます。 僕にとってはこういった対談集?はその内容如何にかかわらず、すべてエンターテイメントです。たいていはお付き合いの長い作家のそれを選ぶんですけど、彼や彼女がどういう人と付き合い、仲がよいのか、あるいはお仕事し、興味を持っているのか等々、下世話な...

対論集とありますが、気軽に楽しめます。 僕にとってはこういった対談集?はその内容如何にかかわらず、すべてエンターテイメントです。たいていはお付き合いの長い作家のそれを選ぶんですけど、彼や彼女がどういう人と付き合い、仲がよいのか、あるいはお仕事し、興味を持っているのか等々、下世話な関心が中心だから息抜きにぴったりです。 本書では桐野夏生が多くの人と語り合っています。いろいろな雑誌に掲載されたものをまとめたもので、女性作家とのトークが中心です。また、その時々の彼女の作品に関連する話題で専門的な分野の人も登場しています。 こうした対談を通して新たな作家を知ったり、興味深い知識の糸口を手に入れられるのもうれしいですね。

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2011/10/08

ゆかりのある小説家、学者、映画監督などとの対談。同業者との対談は変に褒め合うばかりで気持ちが悪い。でも林真理子、小池真理子とのからみは面白かった。

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2010/05/30

桐野さんの本を読んでなきゃ楽しくない。 対談集というのはそういうものだったのかしら。 なので最後まで読めずに終了。 桐野さんの読書歴が増えたらまた手を出すかもね

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2010/01/09

いろんな作家との対談集なのだが ホントに会話を拾ってるような文体がどうにも退屈で 何人かだけ拾い読みで挫折。 【図書館・初読・1/7飛ばし読み】

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2011/07/16

大好きな桐野夏生の対談集。対談相手も興味ある人ばかりで期待大でしたが、期待を上回る面白さでした。作家たちの考え方、書くことに対する姿勢、作家同士の敬意、共感など、非常に面白かったです。

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2009/12/02

2009年10月6日読了。 識者12人(松浦理英子、皆川博子、林真理子、斎藤環、重松清、小池真理子、柳美里、星野智幸、佐藤優、坂東眞砂子、原武史、西川美和)との対論集。 小池真理子との「極私的オトコ論」が、ほぼ同い年のせいか、一番楽しそうに気楽に活き活きとしていたのが印象的で、読...

2009年10月6日読了。 識者12人(松浦理英子、皆川博子、林真理子、斎藤環、重松清、小池真理子、柳美里、星野智幸、佐藤優、坂東眞砂子、原武史、西川美和)との対論集。 小池真理子との「極私的オトコ論」が、ほぼ同い年のせいか、一番楽しそうに気楽に活き活きとしていたのが印象的で、読んでいるこちらも楽しかった。

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