外国為替はこう動く の商品レビュー
金融危機後、マネーの動きはどう変わったのか。外為相場の長期法則が予想していた円高の揺れ戻し、ユーロはドルに代わる基軸通貨になるのか、中国の台頭と人民元の将来等、今後の国際通貨体制を見通す、金融関係者向けの書籍。
Posted by
中長期的な為替の動きを解説しています。 短期売買志向のFXトレーダーには恐らく教養以上に役に立つないようではないと思いますが、中長期的な観点から外貨を取りいれた資産運用をする方には参考になる内容が書かれていると思います。 中長期的な為替の動きを説明する1番のファクターPPP(購買...
中長期的な為替の動きを解説しています。 短期売買志向のFXトレーダーには恐らく教養以上に役に立つないようではないと思いますが、中長期的な観点から外貨を取りいれた資産運用をする方には参考になる内容が書かれていると思います。 中長期的な為替の動きを説明する1番のファクターPPP(購買力平価)であるとしています。 安易な高金利通貨のスワップ狙いへの警告(高金利につられて徐々に高くなったところで下げ始めると巻き戻しにより一気に下落するという歴史を繰り返してきた)もあります。 あまり中長期的な為替の動きはあまり解説されないので、そういう点でも貴重な1冊。
Posted by
金利格差=インフレ率 インフレはその通貨の購買力(=価値)を下げるため、長期的には通貨が下落し金利格差を相殺する。 政府債券(国債)は、金利が上がると価格が下がる 外貨の相対的購買力平価(PPP:Purchasing Power Parity)=基準時点の為替相場×(日本の物...
金利格差=インフレ率 インフレはその通貨の購買力(=価値)を下げるため、長期的には通貨が下落し金利格差を相殺する。 政府債券(国債)は、金利が上がると価格が下がる 外貨の相対的購買力平価(PPP:Purchasing Power Parity)=基準時点の為替相場×(日本の物価指数/外国の物価指数) (財)国際通貨研究所にて公開http://www.iima.or.jp/research_gaibu.html ドルの下落=アメリカに巨額の為替益 '08末、米の対外資産は20兆ドル。外貨建てとドル建てが半々→ドルが10%下がると、ドル建て評価益が1兆ドル。 '08末、米の対外負債は23兆ドル。9割以上ドル建て。 →ドル下落によるドル建て評価損は小さい。
Posted by
- 1