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水時計 の商品レビュー

3.2

18件のお客様レビュー

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2012/06/13

うまいな。 巧みなプロットと主人公の心理描写、背景描写、 水にからむいくつもの話。 正統派フーダニットとして一気読みした。 相棒とのからみもイイね。

Posted byブクログ

2012/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

氷漬けの死者、大聖堂の白骨 水に彩られた怪死事件の真相とは? 敏腕記者が凍てつく街を駆ける いやあ読みにくかった。 自分の読解力がないのも確かだが、読みにくい。 11月、イギリス東部の町で氷結した川から車が引き揚げられた。 トランクには銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。 犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか? さらに大聖堂の屋根の上で白骨死体が見つかり、調査する主人公記者・ドライデンに警告が―。 イマイチでした。緩急がないので読むのに時間がかかりました。

Posted byブクログ

2011/08/11

舞台が沼沢地(フェン)ということで、じんめりとした感覚が作品から伝わってきます。『ウォーターランド』を読んだ時と同じだなあと思い読んでいたら作中に出てきたので驚きました。水にまつわる主人公の過去と、一見繋がらない2つの殺人事件が時に絡まるように語られていきます。が、なぜかミステリ...

舞台が沼沢地(フェン)ということで、じんめりとした感覚が作品から伝わってきます。『ウォーターランド』を読んだ時と同じだなあと思い読んでいたら作中に出てきたので驚きました。水にまつわる主人公の過去と、一見繋がらない2つの殺人事件が時に絡まるように語られていきます。が、なぜかミステリより寒々しい雰囲気のほうが印象的に残ってしまう作品でした。

Posted byブクログ

2010/04/11

 とにかく読みにくい。英国流の言い回しや題材など、背景がわかりにくい。というだけなら☆2つになってしまうが、プロットそのものは重厚でよく出来ている。しかも、これがデビュー作だというのに驚く。映画になりそうな作品。後半にかけて川の増水につれてクライマックスに進んで行く盛り上げ方もす...

 とにかく読みにくい。英国流の言い回しや題材など、背景がわかりにくい。というだけなら☆2つになってしまうが、プロットそのものは重厚でよく出来ている。しかも、これがデビュー作だというのに驚く。映画になりそうな作品。後半にかけて川の増水につれてクライマックスに進んで行く盛り上げ方もすばらしい。

Posted byブクログ

2013/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

銃で頭を撃たれ、首を折られた男の遺体の乗せられた車の発見。大聖堂の改修工事で発見された白骨死体。30年前に起きた強盗事件の犯人と思われる男か?新聞記者ドライデンの捜査。 船橋図書館  2010年4月3日読了

Posted byブクログ

2010/01/24

読了してみると本格だったことがよくわかる。過去の事件や伏線の張り方など、シンプルなプロットはよく練られており、安定している。 主人公の担当は本事件だけではないので、細かな雑誌ネタが同時進行しているのだが、この辺りの展開が多少ごちゃごちゃしていた。全体的に見れば必要なエピソードだが...

読了してみると本格だったことがよくわかる。過去の事件や伏線の張り方など、シンプルなプロットはよく練られており、安定している。 主人公の担当は本事件だけではないので、細かな雑誌ネタが同時進行しているのだが、この辺りの展開が多少ごちゃごちゃしていた。全体的に見れば必要なエピソードだが、のろのろと乱雑な展開が続くので、中盤でのペースダウンは避けられなかった。 静かで地味なストーリーなのに、語り口はユーモラス。センテンスの最後の一言が、どう考えても余計なのだが、可笑しくもあり、時にはブラックすぎて笑えなかったりと結構いい雰囲気を出していた。 ごちゃごちゃな展開も、後半には必要なものだけが残り、すっきりと整頓されてくる。地味に拡がった風呂敷は、同じく地味に収束する。すべての謎に決着がついたとは思えないが、作者の努力は伝わってくる。良質の本格ミステリだと思う。続編を読むかどうかは思案中。

Posted byブクログ

2011/10/11

イギリスの田舎町で見つかった二つの遺体と過去の強盗事件との関連と犯人を新聞記者が追い詰める。その町はなんと「トムは真夜中の庭で」にも登場していた!?

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2011/08/09

表決した川から引き上げられた車のトランクから発見された死体。 時を同じくして大聖堂の屋根の上で見つかった白骨死体。 二つの事件を敏腕事件記者が追う。 敏腕事件記者と言っても水にトラウマがあり、さらに臆病な一面を協調されて描かれているので決してかっこいい訳ではない。ただ事件に対する...

表決した川から引き上げられた車のトランクから発見された死体。 時を同じくして大聖堂の屋根の上で見つかった白骨死体。 二つの事件を敏腕事件記者が追う。 敏腕事件記者と言っても水にトラウマがあり、さらに臆病な一面を協調されて描かれているので決してかっこいい訳ではない。ただ事件に対するしつこさは飛びぬけている。 事故で眠ったままになったいる妻を抱え、己の無力さや罪悪感と戦ったりもしている。とても人間臭い主人公なのだ。 主人公と行動を共にするお抱えタクシー運転手も味があっていい。この先二人がどういう事件に関わっていくのか楽しみ。 本編はきちんと伏線が張られていて、それを論理で回収している。目新しいところや突飛なところはないけれど、安心して読める。 主人公の最初のエピソードが最後に繋がって行くなど話の持っていきかたもありがちだけどそこそこ巧いと思う。 ミステリ部分でこの水準を保ちつつ、人間関係の描写が深くなればもっと楽しめるシリーズになるんじゃないかと期待。

Posted byブクログ