バジャーズ・エンドの奇妙な死体(2) の商品レビュー

ケイトキングズバリー【著】,務台夏子【訳】

2018/07/08

ペニーフット・ホテル第二弾。

村に灯台が建設されることになり、
その現場監督が殺され、ホテルの関係者が疑われることに。

ひなびた田舎町といいつつ、
ティールームがあったりしておしゃれ。

マダムが容疑者の部屋を調べに行くと言い張り、
危ない目に遭うことになってしまう。
支配人のバクスターは心配続きで、可哀想。

2018/07/06

なんかバクスターといちゃいちゃしてないか、とにまり。
といっても、当時のきわどい、レベルなのですが。

ミセス・チャッブいい人だなぁ。

2015/12/18

1作目未読。2作目だけど、説明は端々にあるので困らないかも。
100年ちょっと前のイギリスが舞台なので、蛇口からお湯が出なくてもそこまで望むのは贅沢か！と溜め息を吐いたり、移動はもっぱら馬車だったり…。
そしてことあるごとにお茶とケーキやサンドウィッチ。
ベースの空気感はほのぼのとするけれど、事件に集中するには主人公が多忙過ぎかな？(笑。
バクスターは素敵だけど、それだけで他まで読みたい…とまでは今のところなれず。うーむむ。

2013/01/04

ロンドン郊外の隠れ家的ホテル、ペニーフット・ホテルシリー第2作目。
ホテルのあるバジャーズ・エンドでは灯台建設が行われていた。その工事のためにロンドンから来ていた作業人のうちの一人が死体で発見された。その様子から毒殺が疑われ、セシリーは普段から薬草を扱う友人マデラインに疑いがかからないか危惧をする。そのため調査を始めたセシリーだったが、さらに二人が殺害される。
殺人法は？全く関係なさそうな3人の共通点は？様々な疑問の中、メイドのガーティの恋人、イアンが次のターゲットの可能性が出てきた。
セシリーは強引な捜査に出るが・・・

犯人も動機も、途中でネタバレしすぎ。謎を解かせることが目的というより、雰囲気を味わう作品か。

2011/04/25

コージーもので、謎解きよりも登場人物や道具立てを楽しむ感じのシリーズです。夫の遺志を継いでホテル経営をするセシリーが、不審死への関与が疑われた友人たちのために、警察そっちのけで探偵活動をするのですが、見ていてハラハラしながらも止めるに止められず、渋々サポートしてくれる支配人バクスターのストイックな献身ぶりが、今回も素敵なのでした。

2011/01/10

ペニーフット・ホテルのシリーズ、２作目。
古き佳き時代。
セシリー・シンクレアは、夫が遺したペニーフット・ホテルを経営する未亡人。
港に灯台を建設することになり、工事でにぎわっている。
ホテルに勤めていた若者イアンも、そちらの仕事の方が高収入なので移っていた。
ホテルのメイドのガーティは、イアンの恋人。
貧しい育ちで言葉遣いがいまだによくないが、メイド頭のミセス・チャッブは、娘のように思って目を掛けている。
じつはガーティは妊娠したのではないかと脅えていた。
工事関係者が相次いで死ぬという事件が起きる。
セシリーの友達マデラインが知り合いで、その日に食事を出していたため、疑われてしまう。
ハーブを育てて、お茶や魔よけや民間薬を作っているマデラインは魔女のような目で見られることもあった。
無実の罪で拘留された友のために、真相を探ろうとするセシリー。ホテルの支配人バクスターは忠実なしっかり者だが、古風で頑固でもあり、セシリーを守ろうと再三危険な行動を止めようとするのだが‥
さらにイアンにも疑いがかかり‥？！
セシリーのもう一人の友達フィービは、未亡人で牧師の母親。おしゃれでアイデア豊富だが見栄っ張りで噂好き。コルセットで固く締め付け大きな帽子をかぶった大げさなスタイルで、コミカルな役どころ。
ホテルの客で画家に見初められ？紹介されるが、ボヘミアンなんかと仰天して拒むことに。
男達はパブで、女達はドリーの喫茶店で集うのですが、ここのティーケーキ、美味しそう！
のどかな小さな村バジャーズ・エンドで起きた思いがけない事件の真相は？

2010/07/14

ブログにレビューを書きました。
http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2009/10/post-07c4.html

2010/03/25

シリーズものみたいだけど、これだけ読んだ。

客用の銀食器に唾つけて磨くガーディが気になって気になって…！！
個人的にそのたった一行の描写でちょっと気持ち悪くなりました。それちゃんと後で洗っといてよ！

現代が舞台ではないので、現実的な舞台の作品が好きではない私にとっては読みやすかったです。
ガーディとミセス・チャッブの関係が可愛らしくてほのぼのします。
それと、シドニーとパルマンティエのオチは、優しいラストでよかったなと思いました。
あとバクスター！バクスター格好いい！でもそこは現代じゃないだけあって、主人公のセシリーとの関係が、身分差とかややこしいんですね…。私は別にちょっとドキドキな展開とかあってもＯＫですよ！（笑）
そんなこんなで、レギュラー登場人物がいい味出してると同時に、レギュラーが多すぎて、もう、当てる気なくても、自然と犯人は大体あの辺、ていうアタリがついちゃうよね。意外性ゼロ％です。

別に面白くなかったわけではないけど、全体的に、これはコージーなのかなという印象を持ちました。

あとちょっとネタバレなんですが、

動機の原因になった人物は結局、最後まで○○○ではないとも書かれてないよね…？やっぱり○ー○○騙されてんじゃないか…？と思ってしまった。

2011/07/17

町で起きた殺人の容疑者にホテルの関係者が二人も容疑者になってしまったことから、女主人のセシリーが捜査に乗り出す。
謎はたいしたことがないのだけれど、話が横道に逸れすぎで散漫な印象。
それを補うほどキャラクタも人間関係もできていないような。
何を楽しんでいいのかよくわからないままに終わってしまった本だ。