戦場の哲学者 の商品レビュー
広島と長崎に原爆が投下されたという報せが届いたときに、多くのアメリカ人兵士はショックを受けて恥ずかしい想いをした。戦場の兵士は故国にいる人よりも、これらの爆弾がどのような苦しみと不正をもたらすか知っていたからである。良心の持ち合わせがある人なら、どこにいても直感的に悟ったに違いな...
広島と長崎に原爆が投下されたという報せが届いたときに、多くのアメリカ人兵士はショックを受けて恥ずかしい想いをした。戦場の兵士は故国にいる人よりも、これらの爆弾がどのような苦しみと不正をもたらすか知っていたからである。良心の持ち合わせがある人なら、どこにいても直感的に悟ったに違いない。この2つの都市にいた日本人の大多数は、自分たちの両親や兄弟姉妹と同じで、戦争という罪を負っているわけではないのである。恥ずかしさのあまり彼は独り言を言ったことだろう。「次の原爆は怒りの原爆で、それはたぶん我が国に落とされることになるだろう。我々はそうされても仕方がないだろう」。事実アメリカ兵の中にもそういった者がいた。このようなことを確信しても、自国が犯した悪行に対する心重い罪悪感と、いまや彼がある程度引き受けなければならない責任から解放されることはないだろう。何か月も戦争期間が短縮されたとか、多数のアメリカ兵の命が救われたといった正当化の議論をいくらやってみても、アメリカがこの恐ろしい絶滅のための新兵器を、警告なしに使用した最初の国であるという事実を変えることはできない。
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日本語訳の文章がなんか変…なきがして。文章がなんか、何言ってるのやらという箇所が見受けられ、読み終えるのがきつかった。 特に目新しいことはなかった…私の力及ばず、かな。
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長らく積読でございました。 只今、積読消化月間により、読み始めました。 が…これ、原著は古いんですね。
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戦争の魅力 見る・仲間・破壊 人を人としてみない。 図書館で借りたのでそのうちじっくりと読みたい。
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