アカデミア・サバイバル の商品レビュー
アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す。水月昭道先生の著書。就職できない博士号取得者、「博士」たちが報われない日本社会の問題点を指摘した良書です。2009年に発売されたものだけれど、高学歴ワーキングプア問題、ポスドク問題は現在も続いているようだし、根本的な解...
アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す。水月昭道先生の著書。就職できない博士号取得者、「博士」たちが報われない日本社会の問題点を指摘した良書です。2009年に発売されたものだけれど、高学歴ワーキングプア問題、ポスドク問題は現在も続いているようだし、根本的な解決には程遠いように思います。
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これから研究者を目指して、博士前期課程に入学する夢のある人向け。 現在のアカデミックは、絶望的状況なのは周知なので、 パラパラって読みましょう。死ぬ覚悟を決める本。
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少子高齢化で大学経営がきびしくなるなかで何とか雇用してもらおうと画策している一冊。どうやったら経営の源泉をふやせるか、とか被雇用以外の道筋は用意されていない、かなり内向きな内容。著者には経営者としての視点がかけているのが残念。
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大学人になるためにはこれしか方法ないんだぜ、拾ってくれなくて悲しいいじけちゃう、という本。 方法はそれだけしかないと思わせる内容はちょっと違うと思います。
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高学歴ワーキングプア著者の新刊。 本気が冗談か分からないところもあるが、大学を取り巻く様々な問題に正面から切り込んでいる。 こんなことまで書いていいのかなと心配になるところも。 業界関係者(?)必読。
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飽きた。 この著者の「高学歴ワーキングプア」を読んでから三冊目,そろそろ最近の大学院制度についての知識も固まってきた。 著者は一貫して大学院組織の過ち・文科省の失策を指摘し,博士課程の後の生活を大学で完結できないことを批判している。 しかし問題は他にもあるのでは,と思う。 それ...
飽きた。 この著者の「高学歴ワーキングプア」を読んでから三冊目,そろそろ最近の大学院制度についての知識も固まってきた。 著者は一貫して大学院組織の過ち・文科省の失策を指摘し,博士課程の後の生活を大学で完結できないことを批判している。 しかし問題は他にもあるのでは,と思う。 それは,博士を雇わない企業・自治体の存在である。これらが積極的に受け入れれば別にワープアの問題そのものは解決するのではないか。 この本はいつまでも大学と文科省のみを批判しているため年月を経た続編であるはずなのに新しさに欠けていると感じた。
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自分はラッキーだったな…。 でも、結局、実力不足で苦労してるから、世の中はそんなにうまい話ばかりではない…ということ。
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なんというか志が低い内容.理系分野とはまた違うのであろうか. 誇張の多い文章ともあいまって胡散臭さまで感じる. 博士が厳しい状況にあるのは事実であるが,内容を鵜呑みにしない方が良い.
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学問の構造やら本質やらに言及しているのはいい しかしこれを学部生も院生もどれほどの人が読んで納得するかどうか まともに従来の教育に適応してきた人ほど抵抗あるんじゃないかな これ一冊で割りきれる人にはなんら問題ないよね 足掛かりになればいいかなという意味では良い本か
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大学院の博士課程に進学した人たちの多くが、就職のあてもないまま彷徨っている。 その数はおよそ10万人にもなるという。 これは学生人口の減少を大学院の人口を増やすことで延命してきた日本の教育会のせいである。 2年の修士ならまだ良いが、本気で学問の道を志して博士を出ても、大学の職員...
大学院の博士課程に進学した人たちの多くが、就職のあてもないまま彷徨っている。 その数はおよそ10万人にもなるという。 これは学生人口の減少を大学院の人口を増やすことで延命してきた日本の教育会のせいである。 2年の修士ならまだ良いが、本気で学問の道を志して博士を出ても、大学の職員のポストは圧倒的に足りない。 彼らは報われない研究、論文をひたすら書き続ける。 運良く非常勤講師として講座を持つことになったとしても、その先は非常に狭く、また金銭的にも安定しない。 非正規雇用。 大学は既得権益層の自己保身ばかり。 上が詰まっている。 優秀すぎても採用されないかも。 無難にほどほどにこなせ。 YESマンになれ。 コネと人脈をつくれ。 等々・・・ 読んでいて鬱屈した気持ちになる。 日本の学問、知力、研究は大丈夫だろうか。 きっと駄目なのだろう。 自分も紆余曲折の後、大学で真面目に必死に勉強して、そのまま学問の世界に身を投じたいと思ったこともあった。 本書はそんな悩んでいたときに読んだもの。 著者も、自身の専門分野の環境心理学よりもこちらの分野で有名になってしまった。 彼は大学では非常に肩身が狭いだろう。 もう非常勤講師からのステップアップもないかもしれない。 それでも発表してくれた著者に感謝。
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