高校生でもわかる日本経済のすごさ! の商品レビュー
消費税アップや年金について、考え方が大きく変わりました! とにかくデータに裏付けるその説得力がすごい。 この本に書いてあることが全てとは思わないようにしたいけれど、全く新たな知識と感動を与えてくれたこの一冊は、出会えてよかった一冊に間違いありません。
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2009年発売。 発売当初に購入したけれど、人に貸したら借りパチされた本です。 最近、図書館で見つけたので、懐かしくなって借りました。 再読して、やっぱり三橋さんの話は分かりやすいと思いました。 近頃はテレビでも活躍されており、映像を通じて話を聞く機会も増えていますが、活字でじ...
2009年発売。 発売当初に購入したけれど、人に貸したら借りパチされた本です。 最近、図書館で見つけたので、懐かしくなって借りました。 再読して、やっぱり三橋さんの話は分かりやすいと思いました。 近頃はテレビでも活躍されており、映像を通じて話を聞く機会も増えていますが、活字でじっくり読むのもよいものです。
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将来の不安ばかりあおる話題ばかりだから、こういう本を読むと日本の内部需要が増えていけばいいなと思う。 日本は団魂の世代以上の人と若い人の貯蓄格差があると言うのは納得する。貯蓄が余裕のある老人たちは生前贈与をもっと積極的に行って、今貰っている年金を若い人に譲ればいいのにと思ってしまう。
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■日本が経済破綻するなんてありえない ・政府の借金は"自国通貨建て" ・日本政府の借金の"債権者は日本国民" (外国人債権者は6.4%) ・政府は"自国通貨建て"の借金について、永久に繰延しても構わない ・日本政府は世界で最も安い金利で国債を発行できる →金融市場が日本の返済能力を信用している ・買いオペ(中央銀行が通貨を発行して国債を買い取る日常業務)を行うためデフォルトを起こすこと自体が困難 →買いオペは自国通貨建てだからこそ可能 ・ロシアやアルゼンチンがデフォルトになったのは"外貨建て"借金を返済できなかったから 経済の悪化 → 通貨下落 → 国内金利上昇(通貨暴落を防ぐため) → (それでも)通貨暴落 → 実質借金の増大 → 外貨建て借金返済不能 → 財政破綻 ※「外国」から「外貨建て」の借金があり、「金利が高い」、 そして「通貨暴落」、この条件がそろわなければ、 国家のデフォルトは発生することができない ■税収アップ、財政健全化よりも経済成長が重要! ・財政健全化とはウソ 好景気の結果として、政府の借金が減ることはあるが、目的化する意味はない ・GDPとは支出総額(お金の流れ) ・日本の名目GDPのうち、個人消費が60% ・消費税アップは景気を低迷させる ・デフレ・ギャップ(供給が需要を上回っている差異)は世界最高水準 →"物余り"の状況・供給過剰、買いオペを行うことによるインフレ・リスクもない 米英は供給能力に余力がないため、インフレ・リスクを控えている ■日本は"外需依存型経済"ではない ・日本の輸出対GDP比は15.5%(2007年) → 日本は"内需依存" 米8.4% 英15.7% 独39.8% 中36.0% 韓38.3% 露27.3% ・加えて、日本の輸出の74%以上は工業用原料と資本財 資本財:鉄鋼・シリコンウエハー・工作機械など生産に必要な財 自動車などの一般消費者の印象に残りやすい耐久消費財わずか18% →資本財は円高には比較的強いが、現地の需要縮小には弱い リーマンショック以降のGDP下落は円高ではなく、世界的な需要減 ・円高によるメリットもあり、円高=日本経済破綻と直接考えるのは早計 ・日本の高度成長期も内需の拡大によって達成されたもの、輸出は少ない 1955年以降の純輸出(輸出-輸入)GDP比は平均1%未満でしかない ■デフレ期に伸びる産業 ・デフレでは耐久消費財・不動産ビジネス・金融産業は厳しい ・インフラビジネスは金利が安くなるため、デフレ期に強い 交通システム・産業基盤・公共事業・学校・病院・港湾施設・水道・ガス・電気 ・デフレ≒不況期には政府が支出を増やして需要を増大する 古代は国王の墓を作ることが、最大の公共事業だった ・アメリカをはじめ各国で高速旅客鉄道への投資を開始 ■日本のODAは有益 ・日本のODAで建設する場合、日系企業が担当することになり需要増 日系企業を優遇する"紐付き"は批判されることもあるが双方にメリット大 ・ODA先では最先端のインフラ整備が可能 アジアでは韓国・台湾・中国は日本のODAで産業基盤を整備した ・欧米からの"紐なし"援助を提供され続けているアフリカ諸国は、 国民経済の拡大には結びついていない アフリカ諸国にはまともな製造業を持つ国が殆どない 現地国民を豊かにするどころか、独裁者の権力を強化し混乱を招くことも
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2009年の書籍ですが、日本の状態を数字で見る良い機会になりました。日本の財務状況や国債の金利が安い理由、年金問題などが分かりやすく説明されています。 改めて物事を数字で捉え、考える大事さを認識しました。
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・日本の資産5,500兆円 負債5270兆円、純資産240兆円だが面白いことに純資産=日本国の対外純資産そのものになっている。 ゴーイングコンサーンなので借金は返済する必要ない。特に政府の国内通貨建て借金を税金で返済るすなど人類史上空前絶後の出来事になる。 ・日本は輸出立国ではない。対GDP比で15%で韓国38%、ロシア27%、中国36%アメリカ8%で勝っているがヨーロッパ先進諸国依りも低い。 ・日本は先進国の中で極端に犯罪が少ない国で現在もその傾向は変わっておらず、戦後ほとんど犯罪発生率は2%を越えていない。米国3.8%。日本以外の先進国も戦後は2%位だったが経済成長と比例してあがっていって6、10%位までになってしまった。 ・都市化とはイコールスラム化であり、ニューヨークやロンドンでも低所得者が一部の地域に集中して住む様になり、その地域の地価下落→住民が逃げ出し、付近一体がスラム化する。東京圏は35,000千人だがニューヨークは20,000千。 ・欧米のブログは人口の3割未満で日本は7割が参加している。
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高校生でもわかるというタイトルどおり 比較的理解しやすい議論が展開されています。 賛同できるところも多いです。 特に、「国の借金が大変だ!」という洗脳が 酷いことには賛同します。 一方、 日本人が最後の一人になったら。。。 というような議論で「政府の借金」は問題ないという考え...
高校生でもわかるというタイトルどおり 比較的理解しやすい議論が展開されています。 賛同できるところも多いです。 特に、「国の借金が大変だ!」という洗脳が 酷いことには賛同します。 一方、 日本人が最後の一人になったら。。。 というような議論で「政府の借金」は問題ないという考えがあります。 しかし、日本人が一人になる過程がない以上、 問題ないということはできないと考えます。
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目からウロコとはまさにこのこと。日本の純資産額は世界最大。格差は少ないし、凶悪犯罪も減少。年金制度も危なくない。いかにマスコミに踊らされてるかを痛感。
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国の借金が増え続けると子の世代に負担を負わせることになるなど、世間一般的な常識的見解を論理的に否定している切り口は非常に斬新でおもしろかったです。国の財政について視点を広げたい方にはお勧めの一冊です。 メッセージは、成長こそ国を支える唯一の方法。そのための国債発行は、自国通貨にて...
国の借金が増え続けると子の世代に負担を負わせることになるなど、世間一般的な常識的見解を論理的に否定している切り口は非常に斬新でおもしろかったです。国の財政について視点を広げたい方にはお勧めの一冊です。 メッセージは、成長こそ国を支える唯一の方法。そのための国債発行は、自国通貨にて国民に発行する限りにおいては、ある程度発行しても問題なし。 マスメディアは、言葉と数字のトリックで国民をコントロールしている。みたいなところでした。 現状の常識の否定は、なるほどと思うところもあるのですが、解決策の考え方になにか納得いかないものがありました。たとえば、国債はもっと発行しても問題ない、消費税増税はナンセンスといっているのですが、ではなぜ消費税をなしにするという発想はしないのか、など結局のところ解決指針については、具体性、あるいは論理性にかけるように思えました。 国をひとつのバランスシートで捕らえ、国債をもっと発行してもよいなどと語っているところは新しい視点だと思います。
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