誤読日記 の商品レビュー
10年以上前の書評本。面白い。最後には自分の本も書評しちゃう斬新さ! あとがきで自死するパターンもあるけどね。悪魔の使徒として吉田豪氏を配置しているのも見事! 作者の妙なのか編集者の妙なのかはわからんが...。
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タレント本やハウツー本、文学、話題の本など、あらゆるジャンルの本にツッコミを入れています。 著者の他の本に比べると、毒舌がちょっと鈍っているような気がしました。辻仁成や渡辺淳一、石原慎太郎といった面々は、すでに何度も同じようなツッコミをくり返してきたせいか、ツッコミがパワー不足...
タレント本やハウツー本、文学、話題の本など、あらゆるジャンルの本にツッコミを入れています。 著者の他の本に比べると、毒舌がちょっと鈍っているような気がしました。辻仁成や渡辺淳一、石原慎太郎といった面々は、すでに何度も同じようなツッコミをくり返してきたせいか、ツッコミがパワー不足です。本書に取り上げられている橋本治の『上司は思いつきでものを言う』ではありませんが、「ええーっ?!」と大げさに驚きあきれてみせる芸風を期待していたので、若干肩すかしにあった印象です。
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辛辣で、けっして的を外していない175冊の書評。 芸能人の本から、政治家まで、著者のフィールドの広さに敬意を。読んでみたくなる本もあるが、15年も前の書評なので、昨今の状勢から、良書ほど絶版本が多いかも。
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手に取るもの恥ずかしかったベストセラーをしっかり読んで頂いて、こんな本を死ぬまで一年一冊出し続けて頂いたら有り難し。
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斉藤美奈子による読書案内。 語り口がわかりやすくて、読みやすい。たくさんの本が収められているので、読書する参考にもなる。 久しぶりの再読だったけど、今読んでも面白かった。
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最大の事件は解説で起こっていた。吉田豪が相当けんか売ってるんですよね、解説なのに!それを踏まえた斎藤自身による文庫版あとがきもあって、両方読んでみると、なんとなく斎藤の器のでかさが印象に残りました。 (と思っていたら後日、中島義道本の解説で斎藤がかなり喧嘩売ってるのを発見し何とも言えない気持ち)
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※このレビューにはネタバレを含みます
「百年の誤読」と表題も似ていますが、同じように書評でありながら、取り上げている本の幅の広さが印象に残りました。タレント本が多く取り上げられており、そういう意味では実に社会の動向を知ることが出来る本でした。郷ひろみ、二谷友里恵は有名ですが、石原良純、長島一茂、梅宮アンナ加賀まりこなどの説明もウィットに富み、楽しいものがありました。しかし、何といっても「小泉純一郎写真集」には笑いました。この勘違い振り!「誰かなんとかいってやってよ」は正に適切なことばですね。私自身としては後半の「文学をめぐる現象」「本でニュースをふりかえる」などが実際に読んだ本が多く、理解もし易かったです。それにしても著者がそれぞれの著書のトーンに合わせて書いている文章の闊達さに本当に楽しませていただきました。
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「すべてのビジネス書は恋愛の書に通ず」は言われてみればナルホドなと。所詮、上司・部下・客にいかにして認められて気に入られるか?の指南本だから。 相変わらずベストセラーをこき下ろし、175冊を読んだ気にさせてくれるんだが、どんだけヒドイのか現物もちょっと読んでみたくなるから不思議。
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うっかりマジョリティに流されないために。違った見方が出来る力を身につけたいなら。(粗探しと言われればそれまでだけども)
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おもしろい。 どんな本でも、「こんな視点でよむのか」と感心させられる。 けれど、残念ながら連載時の意図も反映されているため、まとめて読むと飽きる。 息抜きに数頁ずつ読むのがいいかも。 また連載時の出版文化史として読むとまたおもしろい。はたしてこれらの本のうち、いまでも新刊で入手...
おもしろい。 どんな本でも、「こんな視点でよむのか」と感心させられる。 けれど、残念ながら連載時の意図も反映されているため、まとめて読むと飽きる。 息抜きに数頁ずつ読むのがいいかも。 また連載時の出版文化史として読むとまたおもしろい。はたしてこれらの本のうち、いまでも新刊で入手できるのはどれぐらいあるのだろうか……。
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