なかで、ごめんね の商品レビュー

花村萬月【著】

2013/01/09

市図書館。

直近に読んだ『狼の領分』もそうだったが、舞台となる土地や東北自動車道に馴染みのある地名が出てきて、ちょっとだけニヤリ。

物語全体は、煮えきらない感がたっぷり（笑）。
やっぱり萬月小説の主人公（特にオトコ）は、暴力的で美しくなければ．．．期待してページをめくる自分がいる。

2012/11/18

花村作品にしては軽いなあ、という印象。　練られて深みのある文章表現は読んでいて小気味よいのだけれど、内容は青春漫画（今はこんな言い方しないか）でも読んでいるような感じだった。疲れたときの暇つぶしにはちょうどよいかもしれない。

2011/10/25

タイトル…、ズバリっ？！

単館系ロードムービーなお話ですね…。

女性の方は、こうゆうの…共感するんでしょうか…？？

ボク的には…あまりよくわかりません…なお話でした…(_ _)

2011/04/23

綾香と玲子、女子二人が北海道を目指して東北道をレガシィでひた走る。途中背後にぴったりくっつくＡＭＧ。綾香の近所に住む資産家の御厨栄輔だった。彼の恋は成就し処女と童貞の二人は結ばれる、なんてストーリーをまとめようとすると、陳腐になってしまうが、なんか、着地点が見定まらないまま勢いで書き進めていった物語のような印象。玲子のパーソナリティと綾香の父親の生業の際立つ。

2011/09/04

初めて花村さんの本を読んだ。もっとややっこしい本を書く人だと思ってた…。意外にさらりと読み終えた。期待値が変に高かったので、”ふつう”と感じた。

2011/03/05

やっちまった！！花村文学に時折ある、エロピュア作品。作者のモチベーションがこれほど分かりやすい作家はいねぇな。

2011/07/18

うーん、まあまあです。でも、もっと、もっとすごい作品が書けるのではないかと思う。もっと、読者の心をえぐるような、でも読むのをやめられないようなものを。

2009/11/23

萬月がコバルトから本を出すって聞いた時はどんな小説になるんだと思ってたけど、読んでみたらいつもの萬月だった。
最近の萬月先生は小説の先生みたいな小説を書きますね（読んでいると、文体のみならず、構図や章の区切り方までレクチャーされているかのよう）。

車で北海道へ旅行、とか相変わらず心をくすぐるシーンも多々アリで、濡れ場も多々アリで嬉し（やっぱりいつもの萬月でした）。

2009/10/23

家柄　境遇　旅　車　
興味引かれる設定ではあったけれど

内容は　非凡だったかなっと
とくに驚きもなく　平坦に物語が進んだ気がしました

2011/07/23

もうだいぶ前からどうしようもない奴だな、と思っていましたが、もともと相当のボケナスはボケナスであったわけですが、やっぱり前後不覚の不逞の輩かもしれません、我がマン月は。

主人公は女子高生で、雷雨の中の処女喪失、って・・・・。これがマン月の新境地なの？

『ぢん・ぢん・ぢん』や『百万遍　青の時代』なんかも、推敲すればもっと短くキチッとなるし、編集者も口出しして質的向上を目指した方が、目先の利益や面倒くさいを優先しないでいた方が、あとあとの評価はちゃんとしたものがついて来ると思いますけれど。

いづれにしろ、崩した砕けたＨものをやるにしても、せめて重松清の『なぎさの媚薬』シリーズくらいのちょっとした文学性は確保しないと、せっかくの芥川龍之介賞作家の看板が泣きますぜ。