ともだちのしるしだよ の商品レビュー
難民キャンプで暮らしている少女2人が 衣類配給のときに片方だけ拾ったサンダルの もう一足を探して出逢い、友達の交流を深めていくお話し。 話し自体はのどかな感じなんだけど・・・・ 靴なく裸足で歩いているのが当たり前。 勉強満足にできない・・・・そんな暮らしをしている人達が 今も...
難民キャンプで暮らしている少女2人が 衣類配給のときに片方だけ拾ったサンダルの もう一足を探して出逢い、友達の交流を深めていくお話し。 話し自体はのどかな感じなんだけど・・・・ 靴なく裸足で歩いているのが当たり前。 勉強満足にできない・・・・そんな暮らしをしている人達が 今も世界中に大勢いることに目を向けない人達が沢山いる。 見て見ぬフリをするのはダメだ! この絵本を読むと、そんなメッセージが伝わってきました。
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リナは難民キャンプで暮らす10歳の女の子。救援物資の中からサンダルを片方見つけたことから、フェノローザと知り合い、一足のサンダルを交互に履くことになる。戦争で家族を亡くし、不自由なテント暮らしの中で友情を育む二人。やがて、アメリカに移住」するリナとキャンプに残るフェノローザに別れがやってくる。友情のあかしとしてサンダルを分け合う姿は、お互いを思う優しさにあふれ、決して希望を失わない強さも感じさせてくれる。子どもの目から見た難民の生活や哀しい別れは、平和を考えるきっかけになるだろう。
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リナが、救援物資の中で見つけた片っぽだけのサンダル。 もう片方は、フェローザが持っていた。 その縁で、2人は友達となる。 一足のサンダルによって結ばれた難民キャンプに暮らす 少女たちの友情と別れの物語。 まとめると『難民は 世界の中に 2000万 リアルな現実 たくましく生きる』といったところでしょうか?
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NHKスペシャルでアフガニスタンの難民キャンプの冬を描いたドキュメンタリを観ながら、思い出した一冊。英語で読んだのだけれど、日本語訳が出ましたね。(翻訳者は同時高校生だそうな。。。) 油絵(多分)で描かれた絵は、絵画としても鑑賞できそうなクオリティ。文章もとても詩的。この芸術作品...
NHKスペシャルでアフガニスタンの難民キャンプの冬を描いたドキュメンタリを観ながら、思い出した一冊。英語で読んだのだけれど、日本語訳が出ましたね。(翻訳者は同時高校生だそうな。。。) 油絵(多分)で描かれた絵は、絵画としても鑑賞できそうなクオリティ。文章もとても詩的。この芸術作品のような絵本の中に、アフガニスタン戦争の犠牲となったもっとも弱い人々の過酷な生活と運命が凝縮されている。 5歳向けとあるけれど、もっと高学年のほうがよいような気がします。また、背景がとても深いものなので、ただ読むだけでなく、子供たちが、言葉や絵の背景を「なぜ?」と探求したくなるような「問いかけ」とセットがよいかと・・・。
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・難民キャンプで過ごす少女たちの様子・心情が丁寧に描かれていて、ストーリーもしっかりしている。 ・絵は近くで見ると粗っぽく感じるが、遠目がきき、よみきかせにむく。 ・絵と文章とがマッチしており、場面構成もよい。
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絵がすばらしい。二人の少女の顔が、子どもというより大人っぽく描かれていて、それが現実の厳しさを伝えているように思う。
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