グーグル革命の衝撃 の商品レビュー
グーグルの立ち上がりや技術、それらが世界にもたらしている影響などを分かりやすくまとめてある。 取材は2006年のNHKスペシャル時に行った情報が元になっているが、そこまで古さを感じさせることなく、よくまとまっていると思う。 これを読めばグーグルの凄さと特に恐ろしさを感じることがで...
グーグルの立ち上がりや技術、それらが世界にもたらしている影響などを分かりやすくまとめてある。 取材は2006年のNHKスペシャル時に行った情報が元になっているが、そこまで古さを感じさせることなく、よくまとまっていると思う。 これを読めばグーグルの凄さと特に恐ろしさを感じることができる。
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NHKの技術系の番組では、圧倒的な取材力を感じます。 本書でも、素人では話をしてもらえない人々からの話が掲載されているので、 読むだけでも参考になります。 年月が経っても、いつの時点で、誰が、何をいっていたかという記録は有用です。 チカイオハザマという日系アメリカ人が、当時googleにいたということでも役にたつことがあります。 googleを訪問する機会があったときに、チカイオハザマさんいますか?という話がネタの一つになるからです。 著作権問題をはじめ、負の部分も指摘しているのは好感が持てます。 google礼賛ではないで、情報が集められるのはNHKだからだと思います。 本書の情報をどういかすかは、自分の仕事だと思いました。
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文庫版が安く出てたので「Google誕生」と読み比べてみる意味で購入。 Google誕生がドキュメンタリー風なのに対して、こっちは社説風な印象。 読みながら「日本人的発想なのかな、これって」みたいな感じで、Googleを多角的に見る、というよりはむしろGoogleという題材をテ...
文庫版が安く出てたので「Google誕生」と読み比べてみる意味で購入。 Google誕生がドキュメンタリー風なのに対して、こっちは社説風な印象。 読みながら「日本人的発想なのかな、これって」みたいな感じで、Googleを多角的に見る、というよりはむしろGoogleという題材をテーマに日本人とアメリカ人の考え方を見比べる事に。 かかってる取材費が全然違いそうなので、あまり比較しちゃいけないのかもしれませんが、「Google誕生」の後だとちょっと弱く感じました。親世代に紹介するには、こっちのほうが分かり易く書かれてるかも。
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「グーグル秘録: 完全なる破壊」を読んだ後、この本を読んだ。私が読んだのは2007年に出たものに加筆修正を加えた文庫版である。情報的にもはや、古いという人もいるかも知れないが、アドワーズ、アドセンス、SEOといった言葉を平易に説明してあり、素人の私にも理解しやすい内容になっていると感じた。 だが、後半の展開、論旨のもっていき方には強引さを感じ、違和感を覚えた。 後半の論旨の展開を一言で言えば、 「便利なものに頼ることは、知の大事な部分が退化するにつながるものである」。 この論旨には私自身は違和感を抱いた。 便利=知ることへの情熱や工夫が弱くなり、知の体力が落ちる これはネット以前の考え方ではないか。 また、google=ウェブという感覚でこの論旨を展開していることに、自分のもっていきやすい方向に論旨を展開するための小手先の情報整理のやり口という印象を抱いた。 インターネットを使うということは検索エンジンを使うということだけではない。 何よりもインターネットはハイパーリンクでつながっているものだ。リンクをたどることで想定外の知に接する機会は大いにあるはずである。 またメール、データの共有、ブログ、SNS、ツイッターなどにおけるインターネットの可能性についてまったく触れずにgoogleがウェブに接することのすべてであるかのように書くことは、もさきに述べたようにフェアな書き方ではないのではないだろうか。この書籍がgoogleに関するものであるにしても。 ある種のご都合的な情報整理が感じられた。 「グーグル秘録」、そしてかつてNHK出版から出ていた「電子立国日本の自叙伝」から比べると正直、熱意と力が不足した内容という印象だ。まあボリュームが違うとはいえ。 「グーグル秘録」はしっかりとしたスタンスで旧メディアの人間がグーグルと向き合った成果の書物となっていたし、「電子立国」は相田洋の立ち位置と情熱があり、読み物としてすばらしいものに仕上がっていた。 未来を見るならポジティブな面も見据えて、自らの立ち居地を示して論旨を展開してほしい。 先を見据えようとするよりは “グーグルにより退化する人々”が気になるというこの著者のスタンスがつまらない。 その点 ちくま新書などでオープンエデュケーションを訴えている梅田望夫はある種楽観的ではあるが、ポジティブに夢や可能性を語っているから読んでいるほうも面白いし、刺激にもなる。 この本は後半までは、グーグル紹介の書籍としてはしっかしていた分だけ、腰砕けな後半にがっかりした。
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少し前までのGoogle関連の話をよくまとめていると。とりあえず「Googleってどんな会社?」という人にはおすすめ。つっこみは浅い。
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ややくどすぎる感じもあったが、グーグルについて知るには格好の本だと思います。ネットの持つ恐ろしい一面が垣間みれた。
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googleというサービスを知らない人はほとんどいないと思うけど、「運営している会社は?」とか「検索の他にどんなことを?」と聞かれると、答えに窮することがあると思う。 そこで、この本の登場である。 NHKらしく綿密な取材ができてると思う。 が、いかんせん発売日が2010年現在から...
googleというサービスを知らない人はほとんどいないと思うけど、「運営している会社は?」とか「検索の他にどんなことを?」と聞かれると、答えに窮することがあると思う。 そこで、この本の登場である。 NHKらしく綿密な取材ができてると思う。 が、いかんせん発売日が2010年現在からだいぶさかのぼるので、内容に注意する必要がある(特にものすごく変化している業界なので)。
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少し古い本ですが、文庫化にあたりきちんとアップデートされています。 他のgoogle紹介本には無い視点や丹念な取材による事実が詳細に書かれており、大変読み応えのある本でした。 最新の情報は別の本などに譲るとして、googleの歴史や考え方という観点において知りたい人は読むべき...
少し古い本ですが、文庫化にあたりきちんとアップデートされています。 他のgoogle紹介本には無い視点や丹念な取材による事実が詳細に書かれており、大変読み応えのある本でした。 最新の情報は別の本などに譲るとして、googleの歴史や考え方という観点において知りたい人は読むべき一冊であると思います。googleの全貌と共におすすめ。
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私にとっても衝撃を与えた作品。 ぼやけていた検索サイトのビジネスモデルやリスクが、 誰にでもわかる形で説明されている。 読後、グーグルの検索履歴機能を使用し、改めて怖くなった。 それでもグーグルを使わずにはもう生きていけない。
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検索からスタートし、いまや動画、ドキュメントやOS、会計、ネットワークなど、人々の生活に深く入り込んでいるグーグルのすごさとそれに依存することに警鐘を鳴らす。本書で指摘されるように、もしグーグルが検索やブラウジング、通話の記録を他のサービスに利用することは気分のいいものではないか...
検索からスタートし、いまや動画、ドキュメントやOS、会計、ネットワークなど、人々の生活に深く入り込んでいるグーグルのすごさとそれに依存することに警鐘を鳴らす。本書で指摘されるように、もしグーグルが検索やブラウジング、通話の記録を他のサービスに利用することは気分のいいものではないかもしれないが、一方でそういった情報でパーソナライズされた情報は便利でもある。アマゾンのレコメンド機能などは履歴をユーザーに還元している好例だろう。グーグルユーザーは個人履歴を保存される不安よりも利益を感じるが故にグーグルを使い続ける。もし不安やデメリットが上回れば他の代替サービスにユーザーが移っていくことはグーグルも当然考慮しているはずだ。ただグーグルのサービスは各々がつながっていることがまたやっかいなところではある。
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