緋弾のアリア(Ⅳ) の商品レビュー
秀逸なストーリーだがスケールの広がりに設定が追い付かないところも
本巻に至って敵の全容と思惑が随分と明らかになってきた。なかなか壮大なスケールの物語になってきており、アリアの当初の目的を忘れそうである。ただ、どんどん強い敵が現れ、無敵級に扱われるキンジ(兄)みたいな強者も登場しているため、バトルが何だか無味乾燥……とまでは言わないが、絵空事っぽ...
本巻に至って敵の全容と思惑が随分と明らかになってきた。なかなか壮大なスケールの物語になってきており、アリアの当初の目的を忘れそうである。ただ、どんどん強い敵が現れ、無敵級に扱われるキンジ(兄)みたいな強者も登場しているため、バトルが何だか無味乾燥……とまでは言わないが、絵空事っぽく感じられ始めているように思う。つまり、いくら高い能力を有しているからって、その戦い方は最早反則では?との「何でもアリ」感が漂っているのである。振り回した斧が音速に達するのはさすがにやり過ぎでしょ、と少し興醒めした。あれだけの強さを見せ付けながら、そして他方のヒステリアモードが解除されているとはいえ、キンジの兄弟対決においても、その緊迫感の割に超展開かつあっさり気味な結末によって少しバランスに欠けたところを感じてしまった。本巻ではキンジとアリアが、いわゆる「選ばれた人物」っぽくなっているのだが、現状ではそれがまだイマイチ伝わって来ない。いやいや、周りの人達の方が全然強いじゃない、との思いを抱くのである。白雪にしても、やり合う相手が今回も強過ぎるせいか、その桁違いとされる強さがあまり活かされておらず、また恋の争奪戦においてもキンジが本心を自覚したようでこれも劣勢と、かなり可哀想なポジションに立ちつつある。白雪派としては、今回もナイス過ぎる挿絵がP.141にあったことだし頑張って欲しいのだが、今回、登場こそ少なくも要所要所で光る存在感を見せたジャンヌが思わぬ好印象というか、意外なドジっ娘振りで魅力を振り撒いたのでジャンヌ派に鞍替えしてしまいそうである。 と、ここまで気になった点ばかりを列挙したが、ストーリーは相変わらず面白い。今回も強力な引きによって続きを楽しみなものにさせている。これまた「おいおい、マジかよ……あり得ねー」なビックリ展開ではあるが。
DSK
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14巻発売を期に再読中。 物語のターニングポイントとなるこの4巻。 1巻から続いてきた、謎の組織イ・ウーとの戦いがここで一段楽する。 また、なんだかんだでメインヒロインとして常に最前線に立っていたアリアだが、このイ・ウー戦の決着を期に一歩退き、かわりに他のサブヒロインたちの立場が上昇するようになる…様な気もする。(5巻以降で) この4巻の表紙は、カナ。これまで、存在だけは述べられていたカナだったが、ようやく本人が登場して物語に絡みだす。 とはいえ、カナはヒロインにもサブヒロインにもなり得ないので、この4巻でのメインヒロインは完全にアリアになっている。 4巻読了!・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ? どうも記憶違いをしていたらしく、イ・ウー編、この巻で終わりませんでしたー。(; ´∀`) 書き直すのもめんどいし、まあいいや。 イ・ウー戦は次の5巻で完結だね! ということで、この4巻ではパトラ戦まで。 3巻のブラドも人間離れしていた、というか化け物だったわけだが、4間に入ってますますバトルが人間離れしてきたね。 物語が進むと、キンジ自身も人間離れしていくわけだが。 今回のラスボス、パトラは、たぶん、遠山金一を主人公にした物語ではメインヒロインなんだろうね。 この「緋弾のアリア」の世界には、少なくとも主人公になれる少年が4人いる。 一人は、言うまでもなく、本編主人公の遠山キンジ。 もう一人は、その兄の遠山キンイチ。 さらに、その弟の遠山キンゾウ。 さらにさらに、同一世界に存在している「アリスベル」世界の主人公、原田静刃。 それぞれが、それぞれのパーティーを持ち、数人のヒロインと関わりながら主人公をやっているんだろうなぁ。 と、適当に話をそらしたところで、次の5巻に進もうか。 いやー、このレビューの最初で「イ・ウー戦がひと段落」云々言った事は忘れよう。(´・ω・`)
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最後らへんがまさかの展開で、予想外でした。 5巻が読みたいと思わせぶりの終わり方、うむ。 まぁ、緋弾についてはある程度wiki読んじゃっていたので知ってました。 テレビ画面でカナが動くのが見てぇとか思ったりしますね。 キスする必要があったのかなぁと、続きを読んでけばわかったりするのかな?
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長いこと積んでいたけどやっと読破。当時1~3巻は割と面白くて一気に読んだ気がするんだけど、今読んだらそうでもなかった。
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表紙がいきなりカナかと驚いたのは、あとがきまで読んでからの話。 普通はわからんと思いますよ? プロローグが前巻からの続きなので、以下に一部ネタバレが入ります。未読の方はご注意を。 前巻ラストで「アリアを殺しましょう」と言った、カナことお兄さん。 遠山家の「義」に生きるか、アリア...
表紙がいきなりカナかと驚いたのは、あとがきまで読んでからの話。 普通はわからんと思いますよ? プロローグが前巻からの続きなので、以下に一部ネタバレが入ります。未読の方はご注意を。 前巻ラストで「アリアを殺しましょう」と言った、カナことお兄さん。 遠山家の「義」に生きるか、アリアのパートナーとして戦うか・・・その選択を迫られます。 しかし、それより重要な問題が発生。 意外な落とし穴、キンジ自身の探偵科「単位不足」。 1巻から大きな事件に巻き込まれ、その解決に尽力するものの、そこは認められない不条理さ。 焦るキンジは質(内容)より量(単位)で仕事を決めてしまいます。 それが、巧妙に張り巡らされた伏線とも知らずに・・・ タイトル「緋弾のアリア」にも関わる、アリアの力の一端が垣間見えるシーンと、次巻に続くイ・ウーの正体が判明するラストは必読 ちなみに今回のアリア・・・うさみみバニーさんに古代エジプトのお姫様、オマケは金魚の浴衣姿 ところで 白雪の対アリア武装が巻を追うごとに過激になってきましたが、どこまでレベルが上がるのかも密かな楽しみの一つ。 このペースだと、個人携行として巫女装束には入らないようなものを持ち出す可能性が(笑)
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