クラウドを実現する技術 の商品レビュー
クラウドに関する現在の状況および 構成される周辺技術に関してわかりやすく書かれています。 クラウドというものを漠然としか理解していない 人向けの入門書として最適な一冊です。
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2017年5月25日読了。IBMのクラウドエバンジェリストによる、2009年時点・まだ黎明期のクラウドに使われている技術について解説する本。まあ、技術者が技術者に向けて書いた本という感じで、読んで「で?」という感想が出てきてしまうのは致し方ないところか。ある程度のことはわかるが、...
2017年5月25日読了。IBMのクラウドエバンジェリストによる、2009年時点・まだ黎明期のクラウドに使われている技術について解説する本。まあ、技術者が技術者に向けて書いた本という感じで、読んで「で?」という感想が出てきてしまうのは致し方ないところか。ある程度のことはわかるが、もちろんそれ以上のことは自分で触ってみて、Webを調べまくらないとわからないものだろう。クラウドの意義や注意点などは分かってきたが、使われている技術や、AWS・Azure・Bluemixなどのクセの違いなどについては、もっと新しい本を読んで勉強もしよう。
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フォトリーディングNo.80 目的:クラウドをざっくり把握 トリガーワード:クラウド、パブリック、プライベート、IaaS、HaaS、DaaS、PaaS、SaaS、Amazon EC2、Google App Enghine、Jazz、グループウェア、仮想化、VM、仮想アプライアンス、プロビジョニング、暗号、認証、VPN、クラスタリング、分散、ストレージ、Key-Valueストア、グリッド、Web、RIA、ネットワーク 質問: ①初見トリガの意味は? ②おさえておくべき分野は? ~20120807ポストレビューここまで~ ~20120808アクティベーションここから~ 質問に対するまとめ: ①Jazz:IBMのフレームワーク。サーバーサイドのEclipse的な。 仮想アプライアンス:OS、ミドル、アプリなどをセットでVMにデプロイしたらすぐに使えるイメージ プロビジョニング:IaaSやHaaSで利用可能にするための準備、設定、環境構築など ②Webサービス色々、インフラ、グループウェア、仮想化、分散コンピューティング 雑感:広範囲の前提知識が必要。ハード、ミドル、アプリからNW、DB、開発まで、全体的に底上げする必要あり
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クラウドは、物理層から応用(アプリケーション)層まで、幅広い仮想化技術の集大成である。 本書は、アプリケーション層に近い、上の方の層での仮想化を中心にクラウドを説明している。 実際に、最終利用者が多く利用するのはアプリケーション層なので、利用者視点では分かりやすいかもしれない。
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amazonの書評どおり、中盤を読みこなすには結構技術的知識が必要。でも、それ以外は基礎知識としてさらっと読めるし、ためになったと思う。
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2009年発行の本であるが、数年たった今も通用する基本的な技術が記述されている。技術者向けの本であることは確かである。 時折プログラミングのサンプルで例が示されているが、基本のコーディングを知っていれば十分に参考になるレベルの内容である。 業界の人は、ぜひ一読することをお勧めする...
2009年発行の本であるが、数年たった今も通用する基本的な技術が記述されている。技術者向けの本であることは確かである。 時折プログラミングのサンプルで例が示されているが、基本のコーディングを知っていれば十分に参考になるレベルの内容である。 業界の人は、ぜひ一読することをお勧めする。
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結構難易度が高く、途中何度も挫折しそうになったが、不明な箇所はサラッと読んだ。その結果、ほとんどをサラッと読む事になる(笑)。 内容的には、我々が「ブクログ」を利用する様なレベルのクラウドではなく、企業の業務システム系の話しや、研究系のクラスタリングが中心。企業がクラウドに取り...
結構難易度が高く、途中何度も挫折しそうになったが、不明な箇所はサラッと読んだ。その結果、ほとんどをサラッと読む事になる(笑)。 内容的には、我々が「ブクログ」を利用する様なレベルのクラウドではなく、企業の業務システム系の話しや、研究系のクラスタリングが中心。企業がクラウドに取り組む際、パブリックなクラウドを利用するのか、プライベートなクラウドを構築するのか。クラウドならば、これまで事業部毎にサーバーを買って、足りなかったり余ったりしたものを一括管理で簡単に一時的に増やしたり減らして他の部門へ割り当てたりなどの、柔軟な運用が可能となる。 クラウドの利用で、アクセスが集中して拡張が必要になった場合でも、自動でCPUを増やしたりサーバーが足りなくなれば勝手にOSのセットアップからはじめて自動的に増やして拡張して行く。 このような記述を読むと、将来コンピューターが反乱して地球をのっとりそうで怖い(笑)。 IBMのクラウドコンピューティングセンターなどは、普通の企業が一般用途向けにIT投資するのとは少し目的が違う。「普段使っている事務コンピューターシステムをもっと安く作りたい」といった意図ではなく、「これまではカネが掛かり過ぎて出来なかった事を、現実的な投資で実現したい」というものと考えられる(P31)。 P109ページからの、セキュリティのくだりは、公開鍵と暗号鍵の記述が丁寧でわかりやすかった。 ◯状態のアーカイブ保存と復帰 ユーティリティー型のコンピューティングモデルを運用する時、状態を一時保存出来る事が重要となる事がある。 「短期間しか使わないが、繰り返し使う」IaasやHaasを提供しているサイトは、これを「仮想アプライアンス」という形で解決する。VMイメージを使ってシステムを立ち上げ、閑散期はVMイメージとして保存しておき、繁忙期にまたVMイメージを起動する。 一時的に人員を増員した際、メアドもあり、アクセス権限もあり、ドキュメントを保存する場所もあるとして、作業が終了し契約が解除になったとして、一年後に同じ人が来た場合も、簡単に復活して参加できる。 古いアプリをIaaSで活用する。マルチテナントで動かす様に変更したり新規開発しづらい場合。IaaSのインスタンスに入れてしまう事が可能で、これが一番手っ取り早い方法。開発し直すコストも不要だし、以前から使っている物をそのまま使えるので安心。 実際、この方法でマルチテナントするサービスは増えている。企業内のサービスでもこれは現実的な選択肢。市販アプリもマルチテナントに対応していない場合が多いので、当面はIaaSに頼らざるを得ない。
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10/7:前に読んだクラウドに関する本で、クラウドってもっと単純なことだね、と思ったけど、実際技術としては、すごく複雑なことをやっているんだねと。しかしながら、目新しい技術ってないよね。今までの技術の組み合わせだ。昔の部署にいたらこのようなことは勉強、実践できたけど、今の部署じゃ...
10/7:前に読んだクラウドに関する本で、クラウドってもっと単純なことだね、と思ったけど、実際技術としては、すごく複雑なことをやっているんだねと。しかしながら、目新しい技術ってないよね。今までの技術の組み合わせだ。昔の部署にいたらこのようなことは勉強、実践できたけど、今の部署じゃ、5年くらい後にならないとデリバリにはいたらないのだろうね。デリバリマネージャーが稼働率重視という悪夢から覚めたらもっと早まるとと思うけど。 ------------------------------------------- 10/1:インタビューの付け焼刃第2弾として読んでみる。弊社の米持さんだ。
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最近「何をもってクラウドと定義できるのですか」と某ベンダーの人に質問を受けた。クラウドコンピューティングという言葉がIT業界では一般的なものになりつつある中、この潮流を逃すまいとエンタープライズ分野ではさまざまなベンダーが「クラウド」と称するサービスを提供し始めている。だがその実...
最近「何をもってクラウドと定義できるのですか」と某ベンダーの人に質問を受けた。クラウドコンピューティングという言葉がIT業界では一般的なものになりつつある中、この潮流を逃すまいとエンタープライズ分野ではさまざまなベンダーが「クラウド」と称するサービスを提供し始めている。だがその実態はこれまでベンダーが打ち出してきた「ホスティング」や「アウトソーシング」というサービスの置き換えである場合も少なくない。要するに、何をもってしてクラウドと称したクラウド型のサービスが「真なるクラウドコンピューティング」と定義されるかについて、その境界線が極めてあいまいであるということだ。 今頭をよぎったこの疑問に対する明確な答えを出すのは難解といわざるを得ない。だが上述したホスティングやアウトソーシング関連のサービスの根底に、本著で紹介されているような技術が複数盛り込まれていたら、それはクラウドサービスと言うことができるのではないか。 クラウドの肝となる技術は「仮想化」「各種の分散技術」「マルチテナント方式」にあると感じている。本著では、これらの技術の基礎事項を言及している。クラウドを追いかける身である自分にとって、少なくともここで紹介されている技術を深く理解しておくことは必要十分条件だ。クラウドコンピューティングの立役者となったSaaSとASPの違いについても、これまで読んだ本の中で一番分かりやすくまとめられていた。ソフトウェアを開発している企業がクラウド環境を貸し出すか否かで、両者の違いを定義する視点は初めて知った情報だった。 インターネットクラウドが企業の情報システムの在り方に変革をもたらす――。こうした論調をメディアは好む。だがこうした点についても、既存システムをクラウドが置き換える事態は起きないと慎重論で答えている。確かにメインフレームが今もなお多くの企業の心臓として動いているように、クラウドに取って代わられるとされる既存の情報システムもまた、企業活動に脈を送り続けるのかもしれない。クラウド万歳と諸手を挙げるのは現段階ではまだ早計のようだ。 自信を持ってクラウドを語れるようになる日まで、何度も読み返していきたい。MapReduceやHadoopなど、理解したい技術はまだまだ尽きない。
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