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燃ゆる樹影 の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2023/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 久しぶりに読み応えのある恋愛小説(不倫小説ですが、敢えて恋愛小説とw)を楽しみました。藤田宜永「燃える樹影」、2009.8発行、全396頁。家庭を持つ樹木医沢村信治55歳と離婚し膵臓癌の娘陽子21歳と暮らす母親安住(旧姓塚越)美恵子46歳の物語。20代の頃の燃え上がる恋から抑制された静かな愛へと。物語はラストに急展開し、なるほどと思える終息を。

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2009/11/06

陽子が美枝子と主人公を引き合わせた動機がイマイチ弱い。 でも、それでも、昔の恋人と再会するのは、読んでいる方も、心が騒ぐ。 ゆったりと時が流れる静かな土地で、いろいろな人間模様が渦巻く。 いいなあ、藤田さんの小説は。

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2009/11/02

樹木医を主人公にした中高年の恋愛小説。 「いのししや鹿に農作物を荒らされて困っているとき、オオカミがいのししや鹿を襲い、農作物を守った。ところが、一匹のオオカミが村の娘を襲い食い殺してしまった・・・」 秩父のオオカミ信仰 山も神の祟りと救済のドラマ

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2009/10/07

諏訪が舞台で主人公が樹木医ということで手に取る。 話の大筋は妻帯者の不倫愛だが乾いた描写でそれほど苦にならなく割と楽しく読めた。

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2009/10/04

さすがは藤田宣永先生です。たっぷりとした充実感。若い頃の恋人同士が再開し、あらゆる壁がありながらも再び愛し合う話。自分のパートナーにはこうなってほしくない、と思いつつも、やはり若い頃に激しく愛し合った男女の間には独特の感情があることを再認識。その落ち着き具合と激しさが絶妙で、つい...

さすがは藤田宣永先生です。たっぷりとした充実感。若い頃の恋人同士が再開し、あらゆる壁がありながらも再び愛し合う話。自分のパートナーにはこうなってほしくない、と思いつつも、やはり若い頃に激しく愛し合った男女の間には独特の感情があることを再認識。その落ち着き具合と激しさが絶妙で、ついつい読み進めてしまいます。エンディングには思わず脱力でした。

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