倒幕の紋章 の商品レビュー
フリーメイソンに入る為の試練も描いている。幕末は興味はないが加治氏の本はのめり込みやすい小説で今回もあっという間に読み終えてしまう。
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幕末の江戸と開港直後の横浜を舞台として、開国派と攘夷派との間に繰り広げられる戦い。主人公は仙台藩の陪陪臣柳瀬角間(奥平長次郎)で、関東に上って開国派として暗躍する。まずは藩が騙し取られた3万両の武器調達資金を取り返す使命を受け、勝海舟などの手引きで調査を進めるが、様々な妨害にあい...
幕末の江戸と開港直後の横浜を舞台として、開国派と攘夷派との間に繰り広げられる戦い。主人公は仙台藩の陪陪臣柳瀬角間(奥平長次郎)で、関東に上って開国派として暗躍する。まずは藩が騙し取られた3万両の武器調達資金を取り返す使命を受け、勝海舟などの手引きで調査を進めるが、様々な妨害にあい難航する。この本はまだまだ続くようで、この一巻目はプロローグにすぎない。途中なかなか面白く読ませるのだが、この巻の終わりに表題の紋章とはフリーメイソンの紋章のことであり、主人公がそこに加入してしまう。そして勝海舟はじめ開国派の有力者がこの石工組合の秘密結社に加入していたことが明らかになる。という訳で少し陳腐な感じになってしまい、続きの巻は読まないと思います。
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- ネタバレ
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幕末を舞台にした時代小説。攘夷派と開明派の対立の中、開明派に組み込まれていく主人公の姿が描かれていくストーリーは読んでいて自然とページが進んでいった。 この作品ではすべての謎が解ける形ではなく、巻末に黒幕と言える「譜理冥尊」が登場してきて、さらなる話の膨らみが出てきそうな感じで「つづく」という形になった。続編を読まねば・・・。
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