札幌方面中央警察署南支署 の商品レビュー
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警察vs警察。 道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に近隣の南支署が気づいた。 日頃から「枝」と呼ばれ蔑まれてきた支署の刑事たちの執念の捜査が、組織防衛という巨大な闇に迫る――。 (アマゾンより引用) うん。 なかなか面白かった。 ちょっと登場人物多くて「ん?」ってなるときもあったけど
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他の方のレビューにもあるように、登場人物多いです。 相関図が欲しいです。 仕草がクニャクニャとした松村、親切の押し売りをして 張り込みの邪魔をする守口老人など、脇役市民の キャラクターが個性的で面白くて、なかなかよい ポイントになっていたと思います。 札幌市内の公共交通で使える使い捨ての磁気カード 「共通ウィズユーカード」というのがあるそうで・・・。 本書では、南支署は捜査協力の謝礼として採用している という設定でした。最近、そのウィズユーカードが 販売終了になったという記事を見ました。 普段ならスルーしちゃうような、よその都市の記事だけど、今回はたまたまこの本の中に描かれていたし、 個人的には「あらまぁ何というタイミング…」でした。
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いやーおもしろかったー。 最初、意味のわからない単語がぽろぽろ出てきたんでちょっと戸惑ったんだが、すぐ馴れた。 にしても、中央署。 あんなに怒ってたのは、他にとても大きな事件を追っていて、 梅くんがそれを邪魔することになったから、とゆー理由なのかと思いきや、 まさか、まるまる署そのもんが腐ってた、とは。 びっくり~!! いやーなかなかオソロシイ設定だわ。 大丈夫か、警察!?ってことだもんね。 南支署の存在意義おもいよー。 恍惚の人に会いに行くとことか、ちょっといいカンジ。 俺たちだけの秘密だぜ、みたいな?いやー浪漫。 でもまあ、浪漫だけじゃあ片付かないわけで・・・・・。 生嶋さんがかっこよかったです。いやートップが切れるっていいですねー。 南署は他のひとたちもひとりひとり味があって素敵でした。 そのなかで頑張る梅くん。 奴らに捕まったときはほんっとどうしようかと思ったよー。 それにあーゆー一方的な暴力シーンが嫌いなんで読んでるのもつらかったし、まあ助かったよかったよかった。刑事にもなれたしね。 暗闇のなかの唯一の灯。 どうかどんな手をつかってでも輝きつづけてくれ~。 続きを読みたいような、これ以上腐った警察はみたくないような、 複雑な気持ちだ。
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あれ?これで終わっちゃうの?って感じがした。もう少し、いろんな絡みに触れて終わって欲しかった。ちょっと消化不良…
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東直己らしからぬタイトルだ。「誉れ」なんていうらしからぬ単語からも、警察小説なんていう保守的なジャンルからも、およそ対極にいる反骨の作家という印象が、ぼくの中であまりにも強すぎるせいかもしれない。 警察官であった父の言葉を素直に心に刻んで良き警察官であろうとする純朴な青年、そ...
東直己らしからぬタイトルだ。「誉れ」なんていうらしからぬ単語からも、警察小説なんていう保守的なジャンルからも、およそ対極にいる反骨の作家という印象が、ぼくの中であまりにも強すぎるせいかもしれない。 警察官であった父の言葉を素直に心に刻んで良き警察官であろうとする純朴な青年、そんな主人公で小説を書く、というその一点こそ、想定できなかった。ぼくのような思い込み読者には、本作はとにかく意外としか言いようがない。 内容は、ズブズブの警察小説である。佐々木譲や笹本稜平らに続いて、今、流行りの警察小説というジャンルに二匹目、三匹目のドジョウを狙ったのか? と疑いたくなるほどのコペルニクス的転換を見せた東直己をどう理解したらいいのだろうか。 警察官同士のメールでの略語やりとりなどは、読んでいてとても引っかかるので、愚痴りたくなってくる。すすきの便利屋が聞いたら、お前らは女子高生レベルか、とおちょくりたくなるような警察官同士のメール文体なのだが、作家はこだわらずに異世界を描き切って行く。本当に、ぼくらは東直己をどう理解したいいのだろう。 最初の掴みこそ、この作家らしい。いきなりバイオレンスの脅威に曝される若手警官のスリリングな拉致体験である。すすきのの路地一つ渡ったところに存在するのが犯罪社会だ。そんな闇のなかの怖い怖い拷問の世界、そこに生きる犬畜生の非道を描いて容赦無しといった書き振りこそが、東ススキノ・ワールドであり、それを活写することこそが作家としての十八番、のはずである。 しかし小説が主人公の視界を離れ、俄かに群像小説のせわしなさを見せ始めると、これは本当に東直己の作品なのだろうか、とやっぱり疑いたくなる。少なくともそのくらい普段とは異なる面を見せ始める。この作者としては、まさに新機軸といっていい小説展開だし、逸脱と見てもいいんじゃなかろうか。 佐々木譲の『うたう警官』のように、道警内部に巣くう謀略と正義の闘いが、何とこの作品の中で繰り広げられるのである。勝負の差は、紙一重。いわば運命の差、とでも思わせるようなスリリングな暗闘を、極めて淡々と描いてしまうシニカルな様子はこうなるとただ者ではない。 もしかして、これをとっかかりに87分署シリーズのような売れ筋シリーズを狙っているのだろうか。それほどに、一回使い切りでは、あまりにもったいない個性派刑事が沢山造形されているのだが、そう毎作のように道警の不正ばかりをネタにするわけにもゆくまい。作家がいかに本当の道警を憎んでいようとも。 しかし最後までタイトルがダサいとの印象は、やっぱりぬぐえない。もう少し作品の持つ緊張感を表現したタイトルがにしたほうがよいと思うのだが。 些細なことかもしれないが、何だかとても残念だ。
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#読了。東さん得意の北海道シリーズ。今作は、道警の若手刑事が主人公。本署VS支署、キャリアの対立を面白く描いている。しかし登場人物が多すぎるような。。。
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【図書館】 初見の作者さん。 思ったより話のスケールが大きく面白かった。 作品の紹介 警察vs警察。道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に近隣の南支署が気づいた。日頃から「枝」と呼ばれ蔑まれてきた支署の刑事たちの執念の捜査が、組織防衛という巨大な闇に迫る――。...
【図書館】 初見の作者さん。 思ったより話のスケールが大きく面白かった。 作品の紹介 警察vs警察。道警本部まで加担し、組織的犯罪に手を染める中央署の腐敗に近隣の南支署が気づいた。日頃から「枝」と呼ばれ蔑まれてきた支署の刑事たちの執念の捜査が、組織防衛という巨大な闇に迫る――。北の街ススキノを舞台にハードボイルドを書き続けてきた著者による初の本格警察小説。
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南支署シリーズ1作目。道警モノ。新人警官のキゼツのキャラや、善良なる警察集団の南支署の設定が面白い。道警不祥事を扱った小説は他にもあるが、また違った切り口で興味深かった。ただ、主人公のキゼツの視点だけと思いきや、色々視点が変わるし、登場人物も多いしで、分かりにくいところもあり。意...
南支署シリーズ1作目。道警モノ。新人警官のキゼツのキャラや、善良なる警察集団の南支署の設定が面白い。道警不祥事を扱った小説は他にもあるが、また違った切り口で興味深かった。ただ、主人公のキゼツの視点だけと思いきや、色々視点が変わるし、登場人物も多いしで、分かりにくいところもあり。意外と読み辛かった、、、。でも、設定等は面白そうなので、シリーズモノとして期待。
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腐敗した中央署VS善良な警察官の期待の星・南支署の警察物。 登場人物と役職の多さは、ちょっと手強いけれど、なかなかおもしろい。 キゼツや意外な正体のあの人の今後も気になるし、近々出る続編も楽しみ。
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主要な登場人物の殆どすべてが男 男 男 男…。 まったく色気ナッシン。 見事なほどのムサ苦しさでシタ。ツボ(笑。 警察という機関に対して批判的ともいえる作品が多い作者さんによる、警察官たちのお話。 批判的部分はおおいにあるものの、珍しく希望のもてる展開でシタ。 ラストのほうで...
主要な登場人物の殆どすべてが男 男 男 男…。 まったく色気ナッシン。 見事なほどのムサ苦しさでシタ。ツボ(笑。 警察という機関に対して批判的ともいえる作品が多い作者さんによる、警察官たちのお話。 批判的部分はおおいにあるものの、珍しく希望のもてる展開でシタ。 ラストのほうで明かされるある登場人物の正体は、なんの予想もしていなかっただけにびっくらでシタ。 主筋にはあんま関係ないんデスけどね(笑。 シリーズ化してほしいなぁ。
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