私たちが死刑評決しました。 の商品レビュー
過去、裁判員の経験から手に取ってみた。 あくまで陪審員について書いているため、裁判の時系列としては行ったり来たりがあり少しわかりづらかった。 ただ日本の裁判員では語ることが許されない判決までの過程や心情が詳細に描かれており、非常に興味深かった。やはり被害者だけでなく裁判員も守るこ...
過去、裁判員の経験から手に取ってみた。 あくまで陪審員について書いているため、裁判の時系列としては行ったり来たりがあり少しわかりづらかった。 ただ日本の裁判員では語ることが許されない判決までの過程や心情が詳細に描かれており、非常に興味深かった。やはり被害者だけでなく裁判員も守ることが必要。
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犯罪者とは言えども、ひとりの人間の生死に関わらないといけないのは苦痛以外の何者でもないだろう。日本でも裁判員制度がはじまってしまったので、いつ自分がその決断を迫られることになるかわからない。
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陪審員になるってどんなもんなのだろう? そう思っていたから読んでみました。この本に取り上げられている事件は、アメリカではかなり話題になったももののようですね。冷酷な殺人事件。限りなく疑わしいが、状況証拠しかない被告人を裁く。 その裁判は半年に及んだとか。アメリカの陪審員って、大変...
陪審員になるってどんなもんなのだろう? そう思っていたから読んでみました。この本に取り上げられている事件は、アメリカではかなり話題になったももののようですね。冷酷な殺人事件。限りなく疑わしいが、状況証拠しかない被告人を裁く。 その裁判は半年に及んだとか。アメリカの陪審員って、大変だ。 大変さはわかったけど、読後はけっこう「?」もいっぱいでした。この本では、「状況証拠はなかったが、陪審員たちは正しい裁きを行った」という前提で書かれているけど、そう判断しなかった人たちは、裁きについてどう考えていたんだろう? 「被告はシロだ」と考えていた陪審員もいたようですが、規則違反などで途中退任しているのです。そのあたり、まったく突っ込まれていないので、ノンフィクションとしては食い足りない。 タイトルどおり「私たちは.....」ってたら、そのとおりだけです。 疑問はいっぱいだけど、それだけ無駄を省いてまとめてあるので、読みやすい本ではありました。 しかし、こんな長期の裁判。裁判員に選ばれてしまったら、日本では誰が引き受けられるんだろう?
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