1,800円以上の注文で送料無料

世界一幸福な国デンマークの暮らし方 の商品レビュー

3.4

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/10/17

 ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人は...

 ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人はいない」と宣言しているようなものとあり、ハッとした。日本では当たり前の光景となっており何の疑問も持っていなかった。全体的に利己主義の考え方を変えていかなければならないのだろう。

Posted byブクログ

2021/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デンマークの暮らしを垣間見れた デンマークが世界で一番幸福度が高いということは知っていたが、なぜなのかはよく知らなかった (知っているのは税率が高いけれども、それがちゃんと社会に還元されているということぐらい) 女性の社会進出、福祉制度、教育どれを取ってもすごいなと 特に教育のところでは、日本の右向け右的なみんな一緒がいいの教育とは全く違い、平等、自律、責任を小さい頃から学べる体制になってるんだなと思った テストすら最後の一回しかないのは驚いた (スコアをつけて人との優劣を明らかにすることは絶対にせず、自由、平等、共生を教え込むことを目的としているため。人より人よりではない) 日本では大学全入時代になっているが、大学で学びたいことがあるから、大学に入っているのではなく、単にラベルがほしいだけなんだなと 確かに大学で学んだことを社会人になった今活かしているかと言われるとはいとは言えない となると全入ではなく、なりたい職業に必要な知識を身につけられる道を選んだ方が無駄がない

Posted byブクログ

2021/03/24

アンデルセン童話に絡めて、デンマークの社会福祉について書いた本。 暮らし方というから生活習慣とか考え方を書いているのかと思っていたけれど、想像したよりも真面目な内容だった。

Posted byブクログ

2021/03/01

デンマークの社会福祉について書かれた本。 所得の再分配。 競争ではなく共生や連帯が浸透しているデンマークからは学ぶことが多いと思う。

Posted byブクログ

2018/10/28

デンマークの福祉政策について理解できた。日本に取り入れることができるかわからないし、デンマークはいいなぁと隣の芝生を羨んでいても仕方ないので、自分たちにできることから、我が子に対する教育の中で良い部分を生かしていければいいかなと思う。障害を持つ人もそうでない人も、一人ひとりが互い...

デンマークの福祉政策について理解できた。日本に取り入れることができるかわからないし、デンマークはいいなぁと隣の芝生を羨んでいても仕方ないので、自分たちにできることから、我が子に対する教育の中で良い部分を生かしていければいいかなと思う。障害を持つ人もそうでない人も、一人ひとりが互いに認め合い尊重し合う。なんの損得もなしにそれができることが理想。自分の勝手な期待、こうあるべきという過剰な想いがそれを邪魔しているんだろうな。全てに執着することなく、受け入れる。それが日本がデンマークとはまた異なる形で幸福の道を見つけるために必要なことだと思う。著者のいうとおり、自分が自分が、の競争原理がそれを難しくしているのだろうな。せめて、親の立場から、子供たちにそのままでもできることをやれば生きているだけで価値があるのだと伝えていきたい。自分自身にもそれを言い聞かせたい。

Posted byブクログ

2017/11/10

オランダに興味を持って本棚を眺めていたら、この本が目に入った。 デンマークもいいかな? 「デンマークの暮らし方」だから、旅行記とか軽めのエッセイを期待して読んだのだが、福祉一本に絞った内容だった。 タイトルどおり、著者はデンマークが世界一幸福な国だと信じて疑わないようだ。 その手...

オランダに興味を持って本棚を眺めていたら、この本が目に入った。 デンマークもいいかな? 「デンマークの暮らし方」だから、旅行記とか軽めのエッセイを期待して読んだのだが、福祉一本に絞った内容だった。 タイトルどおり、著者はデンマークが世界一幸福な国だと信じて疑わないようだ。 その手放しの礼賛ぶりには、正直ウンザリさせられる。 日本がデンマークのような福祉国家になれと説いているのだが、国の規模、文化の違いなど考えたら、同じになれるはずがないじゃないか。 まあ、困ったちゃんの部類だろう。 こと教育論になると、人はいっぱしの教育者になって、自説をぶってしまうもの。 まあ、善意の人をあまり悪く言っちゃいけませんけどね。 そんな中でも、気に入った文章はあるもので、「教育」という字は、「教える」と「育む」から成っているが、教えるばかりで育むのが抜けているという説は納得。 それと、どの国においても高等学校教育で理解しているのは生徒の30%くらいしかいないというデータにも納得。 自分を省みても、そのくらいしか理解できていなかったなぁ~~と反省。 徹頭徹尾デンマーク礼賛なので、「チッ、そんなに好きならデンマークで暮らせよ」・・・っと毒づいたら、ホンマに著者はデンマークに住んでいるのね。(^^ゞ

Posted byブクログ

2016/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デンマークでは職種間の給料に差がないらしい(例えば事務員ならどんな会社で何年働こうがずっとみんな同じ給料)。給料の上昇がないのに、その仕事を頑張ろうって思うのってどういうマインドなんだろ。

Posted byブクログ

2016/04/07

第3章の『教育を考える』に共感。大学全入は必要ないと思う。小中高大とレール上を歩むのではなくて、本当にその人に合った人生を歩むべき。

Posted byブクログ

2013/12/21

デンマークの予算の75%を福祉や教育、医療に充てているというのが衝撃的でした。日本は50%に満たない。特に教育に力を入れる点が幸福度に繋がるというイメージが湧きました。また、デンマーク人は政府を信用しており、税金を払うことを無駄と感じていない、世界一不正の少ない政府、合理的な政府...

デンマークの予算の75%を福祉や教育、医療に充てているというのが衝撃的でした。日本は50%に満たない。特に教育に力を入れる点が幸福度に繋がるというイメージが湧きました。また、デンマーク人は政府を信用しており、税金を払うことを無駄と感じていない、世界一不正の少ない政府、合理的な政府ということで羨まく感じた。一度デンマークには行ってみたい。

Posted byブクログ

2013/09/03

フィンランドに続き、同じく北欧の国のデンマークに興味を持ち、読んで見た。フィンランドとデンマーク、政策や教育などにおいて共通する部分が多々あり、非常に興味深かった。 ただ、内容として、日本との比較をしばしばしているが、比較の論理性が少し足りないと思ったので、星は四つにした。

Posted byブクログ